橋渡し研究支援人材統合教育・育成センター

橋渡し研究支援人材統合教育・育成センター

センター長 飯島 祥彦

 橋渡し研究支援人材統合教育・育成センターは、これまで医学部、医療科学部、及び大学院内で実績をあげてきた橋渡し研究支援を実施する専門人材の教育・育成機能を、教育推進本部に設置されている他組織と連携しながら、本機関はもとより、本機関外の同機関等にも人材を輩出することを目指す組織として、2022年8月に設立いたしました。
 ここでは2022年4月に開講した「臨床研究・開発教育学」が育成対象とする臨床研究(アカデミアのゴールになる医療の質の向上)と臨床開発(商品化のゴールになる製品開発と実用化)の両方のマインドを持つ医師の他、医師以外の橋渡し研究支援人材をトータルで教育・育成してまいります。
 特に、研究プロセスの支援として学部生や大学院生等にearly exposureを実施し臨床研究リテラシーの向上を図るとともに、開発プロセスの支援として橋渡し研究支援人材の登用を進める計画としています。

センター体制

 高い臨床研究リテラシーを持つ医師や医師以外の橋渡し研究人材の教育・育成を行うために、「橋渡し研究人材教育ユニット」と「橋渡し研究人材育成ユニット」を配置しています。

特色のある教育体制:「臨床研究担当者」を配置
 臨床研究担当者を各部門、各診療科に配置させ、臨床研究の適正な実施に努める体制を構築しています。そして、臨床研究担当者会議、及びセミナー等による研修を通じてより高度な知識を取得させることで、研究者教育を行っています。

~本学の学部・卒後教育から専門職育成まで~
シームレスな教育・育成体制を構築

関係法令・指針等を遵守させる体制

 研究に関わる関係法令・勧告等の遵守は、基本的には拠点自ら実施するものとしています。
  ①教育による研究倫理リテラシーの向上
  ②人的エラーの防止
  ③
コンサルティング

研究の倫理性・科学性・安全性・利益相反を審査・管理する体制

 本学では、研究に適用される法令・指針毎に委員会を設置しており、研究の倫理性・科学性・安全性・利益相反について審査及び管理を行っています。各委員会は関連法令・指針、委員会規程等に則り厳格に運営されています。
 各委員会は以下の通りです。

2024年度 プロジェクトマネジャー育成セミナー

アカデミア発のシーズを実用化させるためには、非臨床から臨床への橋渡しが効率的に行われることが重要です。しかし、アカデミアシーズが臨床へ到達することは多くなく、橋渡しができる知識・スキル・経験をもつ人材も多くありません。
 そこで、令和4年度 AMED研究開発推進ネットワーク事業の研究班(課題名:アカデミアシーズの実用化に向けた研究開発体制における研究マネジメント人材の育成システム開発に関する研究)が作成した育成プログラムを改変し、非臨床から臨床への橋渡しを担う予定のPM(プロジェクトマネジャー)・StM(スタディマネジャー)及び研究者の育成を目指して経験豊富な講師陣から必要となる知識を学べるセミナーを企画しました。
 さらに本セミナーは、今後、非臨床から臨床へのシーズの橋渡し業務に携わる可能性のあるCRC、モニター、DMや実用化研究に興味をもつ研究者にとっても役立つ内容です。
 
<日時>
2024.5月~2025.3月 16:30~18:00(質疑応答を含む)
 
<開催形式>
Web[Zoomウェビナー]:事前登録は、講演ごとに必要です
下記URLの「今後開催予定のセミナー」をご確認いただき事前登録をお願いします。
 
<対象>
PM・StMを目指す方、実用化を目指すシーズ開発を行っている研究者(アカデミアの方限定)
※ ARO協議会プロジェクトマネージャー(PM)及びスタディマネージャー(StM)の認定制度受講単位対象セミナーとして単位の取得が可能です。単位をご希望の方には修了証を発行いたします。