地域連携の取組み

本学では医療を通して社会のニーズを捉え、地域社会との連携を進めて教育・研究の成果を地域に還元しています。市民対象の公開講座や、子育て応援イベントのブース出展、学生による地域イベントへの参加などを実施しています。

中でも、豊明団地でのふじたまちかど保健室と教職員学生居住プロジェクトは、学生名と職員名が団地に住んで地域の健康を作るユニークな取り組みです。UR都市機構や豊明市、自治会の協力の下、進行しています。

教職員と学生は、特別改修済みの2DK〜に住みます(家賃最大2割引き、家賃3万2千円〜は周辺相場の約半額)。入居条件は自治会やまちかど保健室の行事に参加すること。行事には、健康体操、清掃、災害時炊き出し訓練、夏祭り、防災訓練、文化祭といった自治会イベントや、豊明高校生徒との合同イベント、学生企画の高齢者買い物支援、子ども寺小屋などがあります。

このプロジェクトでは、学生の高齢者理解が進む教育効果も出ています。これからの医療は、早期に退院する患者さんの自宅生活を考慮した助言も必要とされます。団地での交流でコミュニケーション能力を高めていくことも可能です。