藤田医科大学医学部生化学講座
大学11号館5階


 
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ニューロエストロゲンが食欲に及ぼす影響

視床下部や海馬の神経ではエストロゲン(ニューロエストロゲン)が独自に合成調節されており,様々な生理現象に関係しています(図)。 私たちは,中でも食欲に対するニューロエストロゲン作用に注目し,卵巣結紮マウスやエストロゲン合成酵素ノックアウトマウス,神経特異的エストロゲン過剰発現マウスなどの様々なモデルマウスを使ってニューロエストロゲンの合成調節機構と,その作用について研究を行っています。(PMID: 24430094, 25158681)



エストロゲン枯渇療法耐性乳がん

エストロゲン受容体陽性乳がんの多くはエストロゲンによって成長が促されため,体からエストロゲンを枯渇させる治療法がとても効果的です。 しかし,ごく一部の患者さんではこの治療に効果がありません。乳がん患者さんがより良い治療を受ける事が出来るようにするため,治療耐性のメカニズムや2次的な治療の効果を上げるための研究を行っています。(PMID: 29805747, 29344249)

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