交流電場療法の有効性・安全性に関する後方視的研究および観察研究
研究の対象
研究に参加いただけるのは、以下の項目にあてはまる方です。
- 1) 疾患名 2018年以降に初発膠芽腫と組織学的に診断された方
- 2) 発症時年齢18歳以上
- 3) 性別は問いません
- 4) 維持療法開始時、日常生活で介助が不要な方
- 5) テモゾロミド+放射線治療による初期治療を受けた方
- 6) 摘出度は問いません
- 7) ギリアデル・光線力学的療法を受けた方も含みます
- 8) 研究参加について本人から(未成年者の場合は親権者も)文書で同意が得られる方
研究期間
2020年8月(倫理委員会承認後)~2025年7月
研究目的
本邦における初発膠芽腫に対する腫瘍電場療法の効果、安全性を明らかにすることを目的とします。本研究は多施設共同研究として、腫瘍電場療法施行可能施設の一部と共同して研究を進めます。腫瘍電場療法を受けた患者さん、受けなかった患者さんの両者を対象とし、診療情報を収集、腫瘍電場療法の効果・安全性を検討します。
研究方法・研究に用いる試料・情報の種類
以下の治療開始時、治療中、治療後の情報を収集します。
- ① 患者背景:年齢・性別・腫瘍の発生部位・発症前の就業状況・介護者の有無
- ② 神経症状:KPS、意識状態、麻痺・失語などの巣症状の有無(維持療法開始前)
- ③ 治療内容:摘出時期(年月)、摘出率(残存病変の最大径)、カルムスチン脳内留置用剤の使用の有無、組織診断、放射線併用および維持テモゾロミド投与内容(休薬・中止など)・ギリアデル・光線力学的療法(PDT)使用の有無、テモゾロミド維持療法開始時期(年月)
- ④ 交流電場療法使用の有無・使用の場合使用期間・装着率、交流電場療法不使用・使用中止の理由
- ⑤ 交流電場療法使用に伴う合併症(頭皮・創部、けいれん、白質脳症)
- ⑥ 病理診断・MGMTプロモーター領域メチル化または免疫染色の結果
- ⑦ 再発の有無、再発様式
- ⑧ 生存・死亡日
- ⑨ 再発時の病理所見
外部への試料・情報の提供
東北大学病院へ既存試料・情報の提供のみを行います。
研究組織
東北大学病院以外の医療機関は「研究機関以外において既存試料・情報の提供のみを行う機関」として参加し、参加施設は右のリンクよりご確認ください。参加施設
お問い合わせ先
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先
藤田医科大学病院 脳神経外科
担当者:廣瀬雄一
〒470-1192 愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98
電話 0562-93-9253
実施施設研究責任者
藤田医科大学病院 脳神経外科
担当者:廣瀬雄一
〒470-1192 愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1-98
電話 0562-93-9253