氏名・就任期間 |
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初代教授:神野哲夫(1979.1.1 – 2004.5.20) |
1979年(昭和54年) 1月に、脳神経外科が独立し、慶應義塾大学出身の神野哲夫教授が初代教授となり、同年4月に、救命救急センターを開設いたしました。 神野教授は、脳腫瘍、微小血管減圧、頭蓋底腫瘍手術から脳卒中まで、幅広く研究と臨床の業績を有し、黎明期における我が国の脳神経外科診療を支えました。1985年(昭和60年) には、脊髄後索電気刺激療法(Dorsal Column Stimulation, DCS)を開発されました。 2007年(平成19年) 11月に第13回世界脳神経外科学会中間会議を主催する際、約2000名の参加者のうち、247名もの発展途上国の脳神経外科医に財政支援を行い招待したことをはじめ、多くの発展途上国において講演を積極的に行い、教科書を作成、学術誌は無償で作成交付し、留学生を受け入れて教育するなど、世界の医療発展に大きく貢献しました。
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主な学会事業 |
1992年 日本意識障害学会創立
1992年 第21回日本脳腫瘍の外科研究会会長
1993年 第2回意識障害の治療研究会会長
1993年 アジア脳神経外科学会創立
1994年 第6回日本頭蓋底外科研究会会長
1996年 日本脳腫瘍の外科学会創立(嘉山孝正先生、神野哲夫教授)
1999年 第4回日本脳腫瘍の外科学会会長
2003年 Asia Australian Congress of Neurological Surgery 会長(〜2007年)
2004年 第29回日本脳卒中学会会長
2004年 第10回 日本脳神経外科救急学会会長
2005年 世界脳神経外科学会(World Federation of Neurosurgical Societies, WFNS)副会長
2007年 第13回WFNS中間会議会長
2007年 第12回Asia Australian Congress of Neurological Surgery会長
2009年 WFNS終身名誉会長
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氏名・就任期間 |
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第二代教授:佐野公俊(2004.5.21 – 2010.3.31) |
2003年(平成15年)に、神野教授が病院長となり、1976年(昭和51年)に着任した慶應義塾大学出身の佐野教授が主任教授となりました。佐野教授は、脳動脈瘤や脳動静脈奇形の多くの手術を手がけ、特に動脈瘤手術においては多くの新しい手術手技を提唱しました。
また、脳動脈瘤clipなど機器開発も行っており、jet irrigation bipolar system を初めて実用化したのは佐野教授です。 2018年には、インドにSano & Sengupta Academy on Aneurysm Surgeryを設立いたしました。
脳動脈瘤のクリッピング手術を約4000例以上行い、2000年、そして2001年のギネスブックに認定されました。
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主な学会事業 |
1991年 東海頭蓋底外科研究会会長
2000年 第9回脳神経外科手術と機器学会会長
2004年 第10回日本脳神経外科救急学会会長
2006年 第9回国際脳卒中外科学会会長
2008年 第10回国際脳血管外科学会 ICCVS名誉会長(〜2010年)
(International Conference on Cerebrovascular Surgery)
2009年 第76回日本脳神経外科学会中部支部学術集会会長
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氏名・就任期間 |
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第三代教授:廣瀬雄一(2010.4.1 –現在) |
2006年に准教授として着任した慶應義塾大学出身の廣瀬雄一先生が、2010年に主任教授となりました。廣瀬教授は、主に神経膠腫の化学療法と遺伝学的解析の研究業績を有し、2013年には日本脳神経外科コングレス会長を務めました。廣瀬教授は2014 年より副院長、2019年より副学長を兼任しております。
2010年の主任教授就任以来、将来の脳神経外科を担う医師を育成するための教育機関として、新しい医療技術の研究や開発を行う研究機関として、そして、患者さんの心に寄り添いながら、高度で質の高い医療を常に提供する医療機関としての大学病院の使命を果たすべく、尽力しております。
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主な学会事業 |
2013年 第33回脳神経外科コングレス総会会長
2017年 第14回アジア脳腫瘍学会議会長
2019年 第37回日本脳腫瘍病理学会会長
2020年 第25回脳腫瘍の外科学会会長
2021年 第100回日本中部支部学術集会会長
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