脊椎・脊髄疾患
Spine / spinal cord disease

脊椎・脊髄疾患について

脊椎・脊髄疾患の症状には、手や足のしびれや痛み、運動障害、腰痛、歩行障害などがあります。

治療内容

様々な脊椎(頸椎、胸椎、腰椎)の病気に対して、顕微鏡手術、内視鏡手術、レーザー手術など、低侵襲で術後が楽な治療法を幅広く行っております。
また、未破裂脳動脈瘤の治療において、当院では、開頭手術のみならず、血管内治療も行っており、様々な治療法の中から最適な、そして、最善な治療の選択が可能です。

主な疾患

頚椎疾患

  1. 頚椎椎間板ヘルニア
  2. 頚椎後縦靭帯骨化症
  3. 頚部脊柱管狭窄症
  4. 頚椎・頚髄腫瘍

胸椎疾患

  1. 胸椎椎間板ヘルニア
  2. 胸椎後縦靱帯骨化症
  3. 胸椎黄色靱帯骨化症
  4. 胸椎・胸髄腫瘍

腰椎疾患

  1. 腰椎椎間板ヘルニア
  2. 腰部脊柱管狭窄症
  3. 腰椎すべり症
  4. 腰椎・仙骨部腫瘍

この他に キアリー奇形、脊髄空洞症、脊髄動静脈奇形、脊椎外傷(骨折)、神経機能再建手術、難治性疼痛治療を積極的に行っています。
頚椎・胸椎疾患は500例、腰椎手術は1000例以上の症例数です。
顕微鏡手術が基本で、この他に低侵襲で術後が楽な内視鏡手術、レーザー治療も行っていますのでご相談ください。病名がわからない場合もご相談ください。

最新脊椎内視鏡(DPEL)による最小侵襲脊椎内視鏡手術

当科では脊椎内視鏡技術認定医によるDPELを中心とした次世代の最小侵襲脊椎内視鏡手術を行っています。約1センチの切開で、腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、安定型の腰椎すべり症の手術が可能です。従来の内視鏡手術と異なり、皮膚切開が小さく、高解像度の内視鏡で、近接した術野の下が得られるために、安全で確実な治療となります。

頭蓋頸椎移行部内視鏡手術

頭蓋底陥入症、斜台、歯突起近傍腫瘍を対象とします。従来の侵襲的な後頭骨頸椎固定や下顎骨切開を要するアプローチを廃して、経口経鼻内視鏡アプローチによる病変の切除を行い、可能な限り固定範囲の縮小、可動域の温存を図ります (井上辰志 Journal of Neurosurgery: Spine, 2017)。