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華中科技大学とのMOU締結について

本学は5月24日、華中科技大学とMOUを締結しました。
華中科技大学は、中国湖北省武漢市に位置する国立の総合大学で、医学系を筆頭に中国トップクラスの研究力を有することで知られます。同日、本学の湯澤由紀夫学長らが同大学を訪問し、許暁東副学長とMOU締結の署名を交わしました。

同大学との交流は2020年、技能実習生として来日後に心臓病を患い、生死の境にいた中国人女性の命を、藤田医科大学病院と同大学の付属病院が協力し、国境を越えた壮大な救命リレーでつないだことに始まります。日本から中国へ、体外式両心室補助人工心臓(ECMO)を装着しての困難な移送。両院の医療チームによる見事な連携は、コロナ禍の中の希望あるニュースとして多くのメディアで報道されました。本取り組みを契機に循環器・心臓外科分野を中心とした友好関係が続いており、さらなる関係強化および相互発展に向け今回のMOU締結となりました。

 協定締結式で華中科技大学の心のこもった歓迎に感謝の意を述べた湯澤由紀夫学長は、「循環器領域に加え、手術支援ロボットとリハビリテーションの分野においても、高度な医療人材の育成や、医療サービスの向上、医学研究の推進(革新)、地域医療への貢献に連携して取り組んでいきたい」と述べ、実践的な交流を通じて科学技術の発展を促進し、健康で安心して暮らすことのできる社会の構築に共同で貢献する考えを示しました。
  • 華中科技大学 許暁東副学長(写真右から5番目)らと記念撮影

  • 本学 湯澤由紀夫学長(左)と華中科技大学 許暁東副学長(右)の会談の様子