ご利用の方は藤田医科大学ばんたね病院まで
TEL:052-321-8171 (診療受付は11:30まで)
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アトピー性皮膚炎は適切な治療により皮膚炎をよい状態に保つことができる疾患です。治療により赤みや痒みをなくし、保湿剤などを併用していくことが大切です。 4週間程度外用を行っても皮疹の改善がみられない場合や重症の患者さんは皮膚科専門医を受診するとよいでしょう。
上記、3基本項目を満たすものを、症状の軽重を問わずアトピー性皮膚炎と診断する。 疑診例では急性あるいは慢性の湿疹とし、年齢や経過を参考にして診断する。
日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドライン
日皮会誌:118(3),325—342,2008
アトピー性皮膚炎は、薬剤を用いた治療のみではうまく改善しません。 薬物療法、スキンケア、悪化因子への対策 を適切に継続して行っていくことが患者さんの予後に影響します。 医師のみでなく、専門的な看護師、薬剤師、小児アレルギーエデュケーター、臨床心理士などが連携する医療体制が必要です。
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日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 日皮会誌:118(3),325—342,2008(平20)
このような症状が続いている患者さんは、皮膚科専門医への受診が勧められます。
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からだも掻いているが、目もよく掻いているという方には、眼科への受診をお勧めします。
円錐角膜:慢性的な目のかゆみのため、目をこすっていると、角膜実質が薄くなり、円錐角膜を発症するとされています。疾患の約26~30%の患者さんでアトピー性皮膚炎を合併しています。
角結膜炎(春季カタル):70%以上の患者さんはアトピー性皮膚炎を合併しています。点状表層角膜症、角膜びらん、潰瘍、角膜の混濁、血管侵入などの重い角膜障害を合併して視力にも影響します。
白内障:アトピー性皮膚炎の白内障の合併率は10~37%であり、大多数は20代に発症します。
網膜剥離:アトピー性皮膚炎の約1~8%が合併し、顔面のアトピー性皮膚炎が重症であるほど合併しやすい傾向があります。好発年齢は10代後半~20代です。
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