東海地方初!手術支援ロボット「Hugo」を藤田医科大学病院に導入
藤田医科大学病院は、メドトロニック社(アイルランド・米国)の「Hugo™ 手術支援ロボット システム(以下、Hugo)」を東海地方で初めて導入し8月16日、同機による第1例目の手術(ロボット支援下幽門側胃切除術[胃がん])を無事終了しました。
執刀した先端ロボット・内視鏡手術学講座 宇山一朗教授は「Hugoを使った胃がんの切除は国内初であり、海外でもまだ数例しか行われていない。今回に向け何度もシミュレーションを重ねたこともあり、手術は非常に順調で、患者さんの状態も安定している。機器の使い勝手も良かった」と操作性の良さを評価。その上で、「私たちはロボット支援手術のオピニオンリーダーとして、今後も同機の長所をより生かすための研究を進めていく」と意気込みを述べました。
Hugoの特長
Hugoは、4本のアームがそれぞれ独立しており、症例や術式に応じて、配置をフレキシブルに変えられる設計となっています。どの方向からでもアクセスできるので、手術の幅が広がることが期待されます。
また、望遠鏡をのぞき込むようなスタイルで執刀する他機種に対して、Hugoは複数人で術野画面を確認できるオープンコンソールを採用。執刀医は周囲の医療スタッフとアイコンタクトで容易にコミュニケーションがとれるのも特長のひとつです。
また、望遠鏡をのぞき込むようなスタイルで執刀する他機種に対して、Hugoは複数人で術野画面を確認できるオープンコンソールを採用。執刀医は周囲の医療スタッフとアイコンタクトで容易にコミュニケーションがとれるのも特長のひとつです。