プレスリリース

地域医療産学連携共同研究講座による藤田医科大学及びスギ薬局物流センターへの災害物資備蓄開始について

学校法人藤田学園(愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪 1 番地 98、理事長 星長清隆)と株式会社スギ薬局(愛知県大府市横根町新江 62 番地の1、代表取締役社長 杉浦克典)は、地域医療連携における共同研究講座の活動の一環として、2023年2月24日より藤田医科大学向けの災害物資の備蓄を同大学内及び、スギ薬局物流センターで開始しましたことを、お知らせいたします。

背景と目的

両者は地域医療の災害対策について、物資などの支援、相互協力と意見交換などの情報共有、防災・減災活動における人材の育成などの災害対策における連携を強めること及び、藤田学園の持続可能な開発目標(SDGs)の取り組みの一環である地域社会の中での『スマートヘルスケアタウンモデル』構築を目的として、地域医療連携に関する基本協定および共同研究講座の設置に関する契約を2022年2月3日に締結しました。今回は、共同研究を行う『地域医療産学連携共同研究講座』による大規模災害発生時の災害物資備蓄計画をさらにもう一歩進め、藤田医科大学・藤田医科大学病院で被災した地域住民、教職員に向けた、支援物資の一部を備蓄する運びとなりました。

実施内容

本講座では、南海トラフ巨大地震等、大規模災害が発生した場合は、協定を基に連携し、地域住民の皆様を、医療・物資を中心に支えられるよう、検討を重ねています。
今回は、災害時に藤田医科大学・藤田医科大学病院で被災した地域住民の方、また、藤田医科大学病院で治療にあたる教職員への支援を目的に発災時1日目に必要な災害物資をリスト化し、衛生材料、日用品を中心に藤田医科大学内に備蓄を開始、2日目以降はスギ薬局物流センター、地方自治体施設より供給、支援を行うモデルを構築しました。
また、藤田医科大学・藤田医科大学病院で被災した方で、医師による診療までは必要が無い軽症者、軽疾患の方に対し、薬剤師が相談に応じ、OTC薬等で対処できる方法も検討しております。