プレスリリース

介護・リハビリ支援ロボットの相談窓口を学内に開設

藤田医科大学(愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1番地98 学長:才藤栄一)リハビリテーション部門は、愛知県からの委託を受け、2021年6月17日より県内企業および介護・医療施設に向けた介護・リハビリ支援ロボットの相談窓口を開設します。
相談窓口では、開発から実証評価、マッチング、社会実装までロボット活用につながる継続的な支援を行います。

本学とトヨタ自動車が共同開発した下肢麻痺リハビリ支援ロボット「ウェルウォーク」

【相談内容の例】
・関連機器の市場動向、既存品や競合製品についての情報提供
・介護医療現場のニーズについての情報提供
・開発機器の試験や実用化に関するアドバイス
・開発中または製品化されている機器および企業シーズについての情報提供
・機器の導入および現場の活用に関するアドバイス 等

【支援内容の例】
・開発企業と機器導入を検討する介護・医療施設とのマッチング支援
・実際の現場での機器試用ならびに運用支援  等

■ 窓口受付時間 平日の午後9時30分~午後5時30分    
■ 藤田医科大学ロボティクススマートホーム・活動支援機器研究実証センター                                       
■ 無料
■ 相談対応者(コーディネーター)     
  藤田医科大学リハビリテーション部門
 ・教 授 大高 洋平(藤田医科大学RSH・AATセンター長)
 ・准教授 田辺 茂雄(コンセプト評価・技術アドバイス)
 ・准教授 平野  哲(臨床アドバイス)
 ・講 師 小山総市朗(現場試用支援)
 ・講 師 清野  溪(マッチング市場性評価)
 ・その他 本学リハビリテーション部門の理学療法士・作業療法士など
■ 相談・問い合わせ方法
メール(cent-rsh@fujita-hu.ac.jp)にてお問い合わせいただいた後、コーディネーターとの面談ヒアリングを設定します                                              
 

【設置の背景】
高齢化社会に伴う要介護者の増加に加え、新型コロナウイルス感染防止対策による業務増などで、介護業界の人材不足はますます深刻になっています。介護職員や自宅介護者の負担を軽減するため、政府はロボットやICTの導入を積極的に推進しており、介護においてテクノロジーが大きな役割を担うことが期待されています。
本学は、かねてよりトヨタ自動車をはじめ、NTTやブラザー工業などさまざまな企業や自治体と連携し、介護・リハビリ支援ロボットの開発・社会実装に先駆的に取り組んでまいりました。これらの知見を生かし、本事業を通じて介護現場のニーズをふまえた機器開発や導入を進めることにより、介護者の負担軽減や高齢者の自立支援、健康寿命の延伸、さらには愛知が誇るものづくり産業の発展に寄与していきたいと考えます。

【藤田医科大学ロボティックスマートホーム・活動支援機器研究実証センターについて】
ロボティックスマートホーム・活動支援機器研究実証センターは、高齢者がロボットの支援を受けて生活することを想定した実証研究施設です。ここでは生活支援ロボットや車いす型の移乗ロボット、歩行支援ロボットなどさまざまなロボットや機器を配備。日本の住宅事情に合わせた住空間デザインを含め、高齢者の安心安全な在宅生活を可能にするロボット研究を産官学連携で行っています。

  • 横移乗ができる移乗支援ロボット

  • 歩行支援ロボット