お知らせ

東京─愛知間 約300km 手術支援ロボットを用いた遠隔手術指導実証実験を実施

本学とシスメックス株式会社(兵庫県神戸市/代表取締役社長 浅野薫)、株式会社メディカロイド(兵庫県神戸市/代表取締役社長CEO 宗藤康治)は、東京─愛知間で手術支援ロボットhinotoriを用いて遠隔で指導する遠隔手術支援の実証実験を4月7日に実施しました。MIL名古屋で若手医師が執刀するモデル臓器を用いたhinotoriの模擬手術を、東京の遠隔ロボット実験施設(シスメックス社)にいる先端ロボット・内視鏡手術学 宇山一朗教授が遠隔で操作を代わりながら指導を行いました。遠隔操作の際に生じるタイムラグはわずか0.032秒で、手術に影響を与えない遅延速度であることを確認。
今後はさらに拠点間の距離を延伸させるとともに、全国規模でのネットワーク構築と遠隔手術プラットフォーム臨床導入の実現に向けて検証を重ね、外科医偏在や若手医師教育の地域格差の解消に役立てることをめざします。
本実証実験は、東京・羽田の「藤田医科大学東京 先端医療研究センター」内に開設する遠隔手術トレーニング施設での遠隔手術指導に向けた第1ステップとして位置付けています。
  • <東京・赤坂>報道陣に術野での動きを解説する総合消化器外科学 須田康一教授

  • <愛知・豊明>総合消化器外科学 柴崎晋准教授が手術助手を務め、藤田正博助教が若手医師として指導を受けました