自己炎症性角化症:自己炎症を発症機序として持つ、炎症性角化症の新しい疾患概念を提唱する
藤田保健衛生大学医学部皮膚科の杉浦 一充(すぎうら かずみつ)教授、名古屋大学大学院医学系研究科(研究科長・門松 健治)皮膚科学の秋山 真志(あきやま まさし)教授、同大学附属病院(病院長・石黒 直樹)皮膚科の武市 拓也(たけいち たくや)助教、St John’s Institute of Dermatology, King’s College London,Guy’s Hospital のJohn A. McGrath 教授の研究グループは、皮膚疾患の新しい概念として自己炎症性角化症を提唱しました。
本研究成果は、「Journal of Allergy and Clinical Immunology」(米国東部時刻2017年6 月29 日電子版)に掲載されました.
研究成果のポイント
- これまで、病因、発症因子が不明であったいくつかの炎症性角化症において、自己炎症性の発症メカニズムが明らかになってきています。
- 自己炎症性発症メカニズムを有する種々の炎症性角化症を包括する新規疾患概念として、「自己炎症性角化症」を提唱しました。
- 「自己炎症性角化症」の病態を正しく理解することにより、有効な治療法の開発が期待されます。
自己炎症性角化症に関するプレスリリース
お問い合わせ先
【この研究の成果を詳しく解説できる専門家】
藤田保健衛生大学 医学部 皮膚科学講座
教授 杉浦 一充
連絡先
学校法人藤田学園 広報部
TEL:0562-93-2492