設立の趣旨
本学は2022年度初頭に、教育・研究・医療・福祉・社会貢献をコンセプトとした「Fujita VISION 2030」を策定し、「その時、いちばん動ける藤田学園へ」をスローガンに掲げ、「All Fujita」の精神で課題解決に向かって邁進しています。その実現に向けた取り組みの1つとして、「医工学」の視点を取り入れ「その人らしい健康エイジングを獲得する未来目線」の医療を創り出し、新しい医療の価値を創造出来る人材を輩出するための、研究科・学科を新設します。
未来医療が生み出す社会的価値
『Co-Well-Aging 』を叶えるための研究・教育
現在、人々が社会参画寿命を全うするために必要な「生活の基盤となる未来の医療」を、産業界や経済界と共創しながらつくり上げることが求められています。医療科学を基盤にヒトを理解し、様々な分野の技術を普遍的に見渡しながら、工学・情報科学を用いた新たな診療の設計融合を指揮することができる人材の育成は急務です。医療の新しい価値創造に向けて、人々の幸せな活動を担うプロフェッショナル人材をとりまとめ、未来の『Co‐Well-Aging』社会構築に向けて活動する研究者と教育者を育成します。
学科・研究科
医療の枠を超え新研究分野を創成する新たな学科・研究科を設けます。未来の医療基盤技術の有り様をイメージでき、産業界・経済界と一体となって、人々の社会参画を支える医療技術創造をリードできる人材を育成します。
研究・人材育成プログラム
「その人らしい健康エイジングが獲得できる医療技術」を支える学問について産業界と共に考え、社会実装を目指すことが出来る人材を育成します。課題解決型学習 PBL(Project-Based Learning)や企業持ち込み型実務型教員事例研究講義によって、社会とともに未来医療を共創する人材を育成します。
研究・人材育成環境
世界視野で医療展開できる人材を育成するため、MOUを締結している大学間での研究連携、企業における海外インターンシップ制度、産学連携に基づく実務型教員による実践的な社会実装教育を充実させます。ものづくり産業の集積地である中部圏から、社会共創医工学の実践研究の場である藤田医科大学研究センター群とともに、社会の要請に応える「世界最先端の工学技術を医療分野に展開できる人材」を育成します。