2019年7月20(土)にばんたね病院で「第2回総合アレルギーセンターこどもワクワクお仕事体験‼」を開催いたしました。
当日は年長~小学6年生までの子ども達22名が参加しました。
【1】13時30分頃から参加者が続々と来院し、受付スタート。 これからどんなことを体験するのか、みんなワクワクした表情です。
【2】4~5名の5つのグループに分かれ、まずはグループ内で自己紹介。
【3】ばんたね病院 井澤病院長の開会のあいさつ。みんな真剣に院長先生のお話を聞いています。
【4】お仕事体験ツアー出発前に、担当の先生から説明を受けます。説明後、いよいよお仕事体験の現場に出発!!
【5】耳鼻咽喉科では、実際に検査で使用するファイバースコープを使用し、模型の耳の中を見ました。
模型を使用した操作体験の後には、耳鼻科の先生がお父さん・お母さんの耳の中にスコープを入れ、本物の耳の中も観察しました。
【6】眼科では、眼の中を見ました。黒目の中心にある瞳が、明るい場所では小さく、暗い場所では大きくなる変化を見ることができました。
アレルギーなどで眼をこすってしまう子も、この機械で先生に見てもうらうとすぐにわかってしまいます。
眼を強く擦りすぎると失明することもあるそうです...。気をつけましょう!
【7】眼球の模型で眼の構造についても説明してもらいました。
【8】検査室では、血液や尿の検査の機械を見学しました。検査の機械は家が買えてしまうほど高額とのことでビックリ!
【9】顕微鏡でカビの観察も行いました。実際に家にいるカビと説明を受け、思わず「えー!!」と叫び声が。
カビは気管支などに入り込むとアレルギーの原因にもなるので、家の掃除もきちんとしましょう。
【10・11】呼吸器内科では、肺の模型や風船を使用して、肺や気管支の仕組みを学びました。
カビやハウスダストなどにより喘息になると息を吸いにくい、吐き出しにくいという症状が起こります。
今回は、風船を使って喘息呼吸のしにくさを体験しました。
【12】先生達の人形劇で、重篤なアレルギーによるアナフィラキシーショックを起こした場合の対応方法を学びました。
まずは大人を呼ぶこと。その次にエピペンの接種、救急車を呼ぶといった対応を習得しました。
【13】人形劇でエピペンの接種方法を学んだ後は、実際に針の付いていない練習用のエピペンを使用して、
自分の足や人形にエピペンを接種する練習を行いました。みんな、上手に打つことができましたね。
【14】薬剤部では、アレルギーのある患者さんの薬の調剤がどのように行われているか教えてもらいました。
アレルギーがある患者さんのお薬は、他のものが一切入らないよう、一つひとつ、薬剤師さんがすりこぎを使って調剤しているそうです。
【15】説明を聞いた後は、薬に見立てたお菓子(ラムネ)を使用し、調剤体験を行いました。
丁寧に砕き、梱包した後、実際に病院で使用している薬の袋に入れて持ち帰りました。
【16・17】最後は手洗いチェックを実施。よく泡立てた石鹸で手を丁寧に洗います。
手を洗った後は、ブラックライトでチェックします。洗い残しがあると、その部分が光ってみえます。
おうちでも今日学んだ手洗い方法で、丁寧に洗ってくださいね。
【18】待ち時間の間は、アレルギーかるたを制作しました。
【19】今日学んだ内容を上手に表現できていますね。
【20】すべてのプログラムを終了した参加者に、チーム引率者から修了書が手渡されました。
修了書を受け取る際、今日一番楽しかった体験や将来の夢などを一言ずつお話してもらいました。
また、参加者にはアレルギーセンターオリジナル「ふじた学習帳」などの記念品をお土産として持ち帰っていただきました。
今日学んだ体験を今後の生活にも生かしてもらえると嬉しいです。
今回のお仕事体験には、普段アレルギーで定期的に病院に受診している子もおり、アレルギーの仕組みや対応に興味があるという子も多く参加してくれました。
参加してくれた子ども達からは、「エピペンの打ち方を初めて知ることができた」「いつも見ることができない病院の裏側が見れて楽しかった」
といった感想が多く聞かれました。
病院ではいろんな職種の人が働いており、アレルギーの患者さんに対しても、たくさんの人がそれぞれの特性を生かして治療をしているということを
知ってもらう機会にもなったと思います。
ばんたね病院アレルギーセンターでは、今後も定期的に「こどもワクワクお仕事体験!」を開催し、多くの子ども達にアレルギーに関する知識を
学んでもらうことのできる場を提供していきます。