ニュース&トピックス
- 2022年4月13~15日, 25日
- 2022年4月6日
- 2022年4月1日
- 2021年12月3日
- 2021年9月22日
- 2021年4月26日
- 2021年4月1日
分野紹介
本分野は、医療検査学科、放射線学科の垣根を超えた医療科学部における今後の発展的な教育体制と教育システムの構築を目指します。教育企画分野の専任教員のほか、他のユニット・分野からの兼任教員も含め「教育企画ユニット」を構成して活動します。
主な活動は、チーム基盤型学習(TBL)、課題解決型学習(PBL)、客観的臨床能力試験(OSCE)、コンピュータを利用した試験(CBT)など医療科学教育に関する企画・運営です。医療科学部運営の中心となる教務委員会および学生指導委員会の活動を展開し、その他の委員会活動も担当します。また、入学試験を含む広報活動に関しても積極的に取り組みます。
メンバー
分野教員
ユニット長
教育企画ユニット・兼任教員
臨床教育連携ユニット
日比谷信(臨床医工学分野・分野教授)、市野直浩(生体機能解析学分野・分野教授)、
井平勝(診断支援機器科学分野・分野教授)、大橋鉱二(病態情報解析学分野・分野教授)、
浅田恭生(医学物理学分野・分野教授)、小林正尚(診療画像技術学分野・准教授)、
今村誠司(細胞機能解析学分野・講師)、坂口英林(臨床病態解析学分野・講師)、
平野陽豊(診断機器工学分野・講師)、仲本賢太郎(細胞機能解析学分野・助教)、
髙野一輝(分子イメージング学分野・助教)、羽場友信(診療画像技術学分野・助教)、
平山将也(形態・病理診断学分野・助手)
基礎教育
村田幸則(助教)
活動内容
教育企画分野の主な活動は下記の通りです。
課題解決型学習(Project Based Learning: PBL)
PBLは文部科学省が推奨しているアクティブラーニングです。PBLは、シナリオから課題を発見し、課題に対して少人数チームで議論することで解決策を考える学生主体の学修方法です。このPBLでは、解決策にたどり着くまでのプロセスが最も大切です。本分野では、医療検査学科と放射線学科の両学科で取り組む学科横断型PBLについても検討しています。
チーム基盤型学習(Team-Based Learning: TBL)
TBLは、事前学習による基礎知識をもちよることで応用課題を少人数チームで解決する学修方法です。PBLがチームごとにチューター 1 人を必要とするのに対し、TBLでは基本的に 1 人の教員が授業のすべてを担当します。
客観的臨床能力試験(Objective Structured Clinical Examination: OSCE)
・コンピュータを利用した試験(Computer Based Testing: CBT)
臨地・臨床実習の開始前に行う試験です。OSCEは実技試験であり、CBTは知識を確認する試験です。この両方に合格しないと臨地・臨床実習を行うことができません。
学修成果可視化システム(アセスメンター)
本学は、学生の到達目標や学修達成度を定期的に自己評価して学修成果を可視化するシステム(アセスメンター)を導入しています。また、アセスメンターを効果的に利用するために大学院生によるチューター制を実施し、本分野の専任教員、クラス担任およびチューターで学生の学修をサポートしています。
国家試験対策
医療検査学科・放射線学科にとって有効な国家試験対策を検討しています。また、e-learningを用いた対策システムについても検討しています。
その他
上記以外にも、コロナ禍で始まったWeb配信講義の教員サポートや、カリキュラムの作成支援なども行っています。
年間行事
4月:入学前ガイダンス、アカデミックスキルに参画。
9月:医療検査学科3年生のOSCEを実施。
12月:放射線学科3年生のOSCEを実施。
2023年度より、本格的なPBL授業を開始する。
学術業績
原著論文
2022
- Hattori, Y., Yamada, H., Munetsuna, E., Ando, Y., Mizuno, G., Fujii, R., Tsuboi, Y., Ichino, N., Osakabe, K., Sugimoto, K., Ishikawa, H., Ohashi, K., Suzuki, K. (2022). Increased brain-derived neurotrophic factor in the serum of persons with nonalcoholic fatty liver disease. Endocrine Journal. (Online ahead of print.)
- Muraki, R., Teramoto, A., Sugimoto, K., Sugimoto, K., Yamada, A., Watanabe, E. (2022). Automated detection scheme for acute myocardial infarction using convolutional neural network and long short-term memory. PLoS One. 17(2):e0264002.
2021
- Umezawa E, Ishihara D, Kato R. A Bayesian approach to diffusional kurtosis imaging. Magnetic Resonance in medicine. 86(2):1110-24, DOI: 10.1002/mrm.28741, 2021.
2020
- Kobayashi M, Haba T, Suzuki S, Nishihara Y, Asada Y, Minami K. Evaluation of exposure dose in fetal computed tomography using organ-effective modulation. Physical and Engineering Sciences in Medicine. 43(4):1195-1206, 2020.
- Matsunaga Y, Kondo Y, Kobayashi K, Kobayashi M, Minami K, Suzuki S, Chida K, Asada Y. Volume CT Dose Index and Dose-length Product Values According to Facility Size in Japan. Radiation Protection Dosimetry. 188(2):261–269, 2020.
2019
- Minami K, Ishida T, Asada Y, Shirakawa S, Kobayashi M, Suzuki S, Konishi T, Mimura H. Development of a small X-ray source using an ultraviolet laser and pyroelectric crystal. X-Ray Spectrometry. 48(6):691-695, 2019.
- Kobayashi M, Asada Y, Haba T, Matsunaga Y, Matsubara K, Minami K. Optimization of Swallowing CT Examination: Dose Reduction and Image Quality. Radiation Protection Dosimetry. 185(4):421-431, 2019.
- Yoshitaka Ando, Mirai Yamazaki, Hiroya Yamada, Eiji Munetsuna, Ryosuke Fujii, Genki Mizuno, Naohiro Ichino, Keisuke Osakabe, Keiko Sugimoto, Hiroaki Ishikawa, Koji Ohashi, Ryoji Tera-daira, Yoshiji Ohta, Nobuyuki Hamajima, Shuji Hashimoto, Koji Suzuki. Association of circulating miR-20a, miR-27a, and miR-126 with non-alcoholic fatty liver disease in general population. Scientific reports. 9(1):18856-18856, 2019.
- Hiroya Yamada, Eiji Munetsuna, Mirai Yamazaki, Genki Mizuno, Nao Sadamoto, Yoshitaka Ando, Ryosuke Fujii, Kazuya Shiogama, Hiroaki Ishikawa, Koji Suzuki, Yohei Shimono, Koji Ohashi, Shuji Hashimoto. Maternal fructose-induced oxidative stress occurs viaTfam and Ucp5 epigenetic regulation in offspring hippocampi. FASEB journal - official publication of the Federation of American Societies for Experimental Biology. 33(10):11431-11442, 2019.
- Eiji Munetsuna, Hiroya Yamada, Mirai Yamazaki, Yoshitaka Ando, Genki Mizuno, Yuji Hattori, Nao Sadamoto, Hiroaki Ishikawa, Yoshiji Ohta, Ryosuke Fujii, Koji Suzuki, Shuji Hashimoto, Koji Ohashi. Maternal high-fructose intake increases circulating corticosterone levels via decreased adrenal corticosterone clearance in adult offspring. The Journal of nutritional biochemistry. 67:44-50, 2019.
- Mari Kondo, Hiroya Yamada, Eiji Munetsuna, Mirai Yamazaki, Takeshi Hatta, Akihiko Iwahara, Koji Ohashi, Hiroaki Ishikawa, Yoshiki Tsuboi, Takashi Inoue, Ryosuke Fujii, Koji Suzuki. Associations of serum microRNA-20a, -27a, and -103a with cognitive function in a Japanese population: The Yakumo study. Archives of Gerontology and Geriatrics. 82:155-160, 2019.
- Fujii R, Yamada H, Munetsuna E, Yamazaki M, Ando Y, Mizuno G, Tsuboi Y, Ohashi K, Ishikawa H, Hagiwara C, Maeda K, Hashimoto S, Suzuki K. Associations between dietary vitamin intake, ABCA1 gene promoter DNA methylation, and lipid profiles in a Japanese population. Am J Clin Nutr. 110:1213-1219, 2019.
- Fuji R, Yamada H, Munetsuna E, Yamazaki M, Mizuno G, Tsuboi Y, Ohashi K, Ishikawa H, Ando Y, Hagiwara C, Maeda K, Hashimoto S, Hamajima N, Suzuki K. Dietary vegetable intake is inversely associated with ATP-binding cassette protein A1 (ABCA1) DNA methylation levels among Japanese women. Nutrition. 65:15, 2019.
- Hiroaki Ishikawa, Hiroya Yamada, Kanako Kondo, Takeru Ota, Mirai Yamazaki, Yoshitaka Ando, Genki Mizuno, Eiji Munetsuna, Koji Suzuki, Ryoji Teradaira, Koji Ohashi. Establishment of a simpler method for measuring HDL-microRNAs. Annals of clinical biochemistry. 56(1):49-55, 2019.
学会報告
2022
- 前田圭介,刑部恵介,杉本恵子,市野直浩,鈴木康司,他
住民健診受診者における白血球中TXNIP遺伝子のDNAメチル化率と頸部動脈硬化指標との関連
第32回日本疫学会学術総会(口頭)
2021
- 水谷 優里,杉本 邦彦,伊藤さつき,杉山 博子,久保 仁美,東本 文香,細井光沙,及川 楓,川嶋 真歩,藤村 京香,刑部 恵介,杉本 恵子,山田 晶
各種心機能評価指標とGlobal Longitudinal Strainの関係
第46回日本超音波検査学会学術集会 - 及川 楓,杉本 邦彦,伊藤さつき,杉山 博子,久保 仁美,東本 文香,細井光沙,水谷 優里,川嶋 真歩,藤村 京香,刑部 恵介,杉本 恵子,山田 晶
GLSを用いた左室肥大における病態把握
第46回日本超音波検査学会学術集会 - 藤田優,刑部恵介,前田圭介,市野直浩,他
動脈硬化の発症初期診断に関する検討 -プラーク形成に関連する因子について-
第15回日本臨床検査学教育学会学術大会(口頭) - 平野岳,寺本篤司,杉本恵子,他
U-Netを用いた超音波画像における頸動脈プラークの抽出
第191回医用画像情報学会
2020
- 村木亮介, 木村竜誠, 寺本篤司, 山崎歌音, 杉本恵子, 杉本邦彦, 山田晶, 渡邉英一, 齋藤邦明, 藤田広志
機械学習を用いた心臓超音波動画像における異常壁運動の自動検出に関する初期的検討
第93回日本超音波医学会学術集会 - 山崎歌音, 杉本恵子, 山田晶, 中村和広, 神野真司, 杉本邦彦, 刑部恵介, 市野直浩, 畑忠善, 畑忠善, 鈴木康司
駆出率が低下した心尖部型たこつぼ心筋症の心筋のねじれ運動と心機能の関係
第93回日本超音波医学会学術集会 - 山崎歌音, 杉本恵子, 山田晶, 中村和広, 神野真司, 佐野友亮, 杉本邦彦, 刑部恵介, 刑部恵介, 市野直浩, 畑忠善, 畑忠善, 鈴木康司
たこつぼ心筋症における心筋のねじれ運動と各種因子との関係
第45回日本超音波検査学会学術集会
2019
- 雪竹 潤,今村誠司,石川浩章,杉本恵子,星 雅人,塩竈和也,市野直浩,秋山秀彦
藤田医科大学おけるOSCEの実施と今後の展望
第14回日本臨床検査学教育学会学術大会 - 伊豫田祥一朗,南 一幸,宇野正樹,芦木ひとみ,外山 宏
FDG-PET検査における医療スタッフの不均等被ばく評価
第39回日本核医学技術学会総会学術大会 - Umezawa E, Fukuba T, Murayama K, Yamada K, Takano K, Shirakawa S, Yamaguchi K
コヒーレントな流れを拡散強調画像強度から検出する方法の検討
第47回日本磁気共鳴医学会大会
著書
- 武藤 晃一(分担執筆):医療情報 第7版 医学・医療編 篠原出版新社(2022年5月)
- 武藤 晃一(分担執筆):医療情報技師能力検定試験過去問題・解説集2022 南江堂(2022年4月)
- 南 一幸(分担執筆):第6章 限度,詳解テキスト 医療放射線法令 [第四版](西澤邦秀 編),pp.143-157,名古屋大学出版会(2022年3月)
- 浅田恭生、南 一幸、森 祐太郎(分担執筆):放射線技術学シリーズ 放射線安全管理学[改訂3版](磯辺智範、清水秀雄、南 一幸、鈴木昇一、西谷源展 編),pp.186-212,オーム社(2022年3月)
- 武藤 晃一(分担執筆):医療情報技師能力検定試験過去問題・解説集2020 南江堂(2020年4月)
- 武藤 晃一(分担執筆):医療情報の基礎知識 改訂第2版 南江堂(2019年10月)
- 武藤 晃一(分担執筆):医療情報技師能力検定試験過去問題・解説集2019 南江堂(2019年4月)
- 市野 直浩、杉本 恵子、石川 浩章、厚味 高広、今村 誠司、他(共同執筆):医学領域における臨床検査学入門第4版 KTC中央出版(2018年6月)
- 武藤 晃一(分担執筆):医療情報技師能力検定試験過去問題・解説集2018 南江堂(2018年3月)
受賞歴
- 杉本恵子『2020年度 Teacher of the year 賞』受賞(2021年11月16日)
- 杉本恵子『2019年度 Teacher of the year 賞』受賞(2020年10月29日)
- 杉本恵子『2018年度 Teacher of the year 賞』受賞(2020年3月23日)
アクセス
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- 教育企画分野へのアクセス ⇒ 大学6号館5階501-506, 大学3号館2階202