保健衛生学部看護学科 4年間の学び

1年次

どんな授業をしている?

基本看護技術Ⅰ

本授業は看護場面に共通する技術、日常生活援助技術を中心として、個人およびグループでの主体的学習により看護技術の修得を目指します。演習では、患者・看護師のロールプレイングを通して、人間の尊厳の尊重、援助的対人関係のあり方を理解するとともに、患者、看護師双方の安全・安楽を考慮した援助方法とその根拠を学びます。

2年次

どんな授業をしている?

手話

「手話」は人気のある選択科目です。実力のある手話通訳士の先生から実技を学べます。さらに「手話はろう者の言語である」をテーマにした、ろう者やろう文化、人工内耳について学びは、自分とは異なる価値観を知る機会になります。

3年次

どんな授業をしている?

小児実践看護Ⅱ

小児看護は0歳の乳児期から15歳前後の思春期までの幅広い年齢の子どもを対象とし、子どもが健やかに成長していくためには、様々な状況や健康レベルに応じた支援が必要です。 小児実践看護Ⅱでは、子どもとの信頼関係を築くための遊びを通した関わり方を学習します。また、病気で入院生活を送る子どもは生理機能が未熟であり、病気に対する理解度が低ければ低いほど事故率が高くなるため、事故予防や観察、救命救急の看護技術などについても理解を深め、小児看護を実践するための基礎的な能力を身につけます。

4年次

どんな授業をしている?

卒業研究

1〜3年生で培った看護学に関する知識、技術を基盤にして、看護に対する姿勢をさらに創造的に発展させるために卒業研究に取り組います。これは4年間の集大成ともいえます。 3年次におこなわれる「看護研究」の講義科目で学習した研究的思考を基に、倫理的配慮をもって研究に取り組み、結果を論文にまとめて発表します。この卒業論文作成は教員の研究業績のためのものではなく、自分が4年間の集大成として何をしたいのか、明確な意思を打ち出していただきたいです。 看護研究は、基礎・統合看護学、成人看護学、老年看護学、精神・公衆衛生看護学、母性・小児看護学、在宅看護学、教育学・統合生命科学の各研究分野を各自の研究テーマに応じて選択し、担当教員の指導のもとにおこなわれます。

大学病院における看護学実習

どんな授業をしている?

小児看護学実習(3年次)

小児とその家族が生活および療養する施設において臨地実習をおこなうことにより、小児看護の役割と機能の理解を深め、小児看護を実践するための基礎的能力を身につけます。 具体的には、2週間の実習において、保育所、外来、病棟をローテーションしながら実習をおこないます。