研究室スタッフ
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研究活動
私たちは、美味しい食べ物やお気に入りの音楽など、特定の感覚刺激を好み、反対に、痛みなど不快な感覚刺激を嫌います。また、「蓼食う虫も好き好き」と言うように、人それぞれ好む感覚刺激が異なります。同じ人でも経験によって好みは変化します。生理学II教室では、動物の好き嫌いの確立や変化の脳内メカニズムと好き嫌いに基づく動物行動の基本原理を主に神経生理学的な方法論を用いて解明することを目標としています。薬物乱用や摂食障害など、人々の好き嫌いが本来の姿から変容し、社会に適応できなくなったり健康を害したりする場合には、治療が必要です。私たちは研究を通じて人々が健やかに暮らせる社会づくりに貢献したいと考えています。また、そのような研究や治療に資する新しい技術の開発も行っています。特に、最近では、無線・遠隔的な組織深部の細胞機能操作法について開発を推進しています。詳しくは講座ホームページ(英語のみ、http://www.yamashitalab.org/)をご覧ください。
教育活動
医学部2年生のための生理学講義・実習のうち、神経生理学(膜電位、興奮の発生と伝導、シナプス伝達、中枢神経系の機能)・運動生理学(筋収縮、運動野・基底核・小脳・脊髄の機能と伝導路、反射)・感覚生理学(皮膚感覚、固有受容感覚、視覚・聴覚・平衡感覚・味覚・嗅覚、内臓感覚)・循環生理学(心臓・血管の機能、心電図)について担当しています。その他、Small Group Learningやアセンブリ活動、大学院講義や学生の研究指導にも貢献しています。
教室の歴史
昭和49(1974)年: 永田豊が初代教授として着任し、生理学II講座が開設された。
平成9(1997)年: 永田豊教授退任。宮地栄一が第2代教授として着任。
令和2(2020)年: 宮地栄一教授退任。山下貴之が第3代教授として着任。