研究室スタッフ
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小児科の歩み
藤田保健衛生大学病院が開設されてまもなく矢崎雄彦先生(現名誉教授)が小児科教授に着任されました。当時は少人数だった医局員も徐々に増え、現在では第1病院の医局員が19人、第2病院が7人となり、同門会員数も約135人にまでなりました。平成12年に矢崎先生が退官され、浅野喜造が主任教授に就任し、平成22年からは、吉川哲史が主任教授を務めています。小児科医はgeneralistである一方、最近はsubspecialistとして個々の診療分野ではより高度なレベルが要求されています。我々は、アレルギー・免疫、循環器、腎・代謝、感染・血液腫瘍・神経、新生児分野での高度な診療、研究をめざし、皆で協力しながら医局運営をしています。若い人が多い医局ですので、彼らが素晴らしい小児科医に成長できるよう願っています。
研究と診療
4つの診療研究グループがある。
1グループ:アレルギー・免疫
アレルギー疾患、先天性免疫不全症の診療にあたっている。研究面では1)食物アレルギーの発症機序解明と診断ならびに治療法の開発、2)小児アトピー性皮膚炎の増悪因子解明ならびに治療法の開発、3)気管支喘息の病態生理、発症防止に関する研究、4)原発性免疫不全症の病態、診断、治療に関する研究などを行っている。
2グループ:循環器
こどもの心臓病(先天性心奇形・不整脈・川崎病)を周産期から乳幼児期、学童期、思春期に至るまで、診断、治療、管理を行っている。
研究面の基盤は心電図解析である。発達生理学的研究では1)心筋再分極特性値・変動比率から在胎週数を推定することが出来る。病態生理学的研究では2)心筋再分極変動特性から推定する先天性心疾患の重症度、3)急性期の心筋再分極特性値から川崎病の冠動脈合併を推測する研究等を行い、非侵襲的検査から新たな知見を生み出している。
3グループ:腎・代謝
ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、慢性腎不全などの慢性腎疾患を中心に診療している。研究面では1)小児期慢性腎疾患に対する免疫抑制治療についての臨床研究、2)免疫抑制剤を使用した腎疾患患児のβヘルペスウイルスやポリオーマウイルス感染動態の解析などを感染症グループと共同で行っている。
アミノ酸代謝異常症、有機酸血症、糖代謝異常症、尿素サイクル異常症、脂肪酸代謝異常症、銅代謝異常症など、多くの先天代謝異常症の診療にあたっている。研究面では1)ピリミジン代謝異常症の病態解明とピリミジン系抗がん剤の副作用予防に関する研究、2)新生児マススクリーニング対象疾患の診断・治療ガイドライン策定に関する研究、3)ポンぺ病・重症複合免疫不全症の新生児マススクリーニングに関する研究などを行っている。
4グループ:感染・血液腫瘍・神経
感染症の他、白血病や悪性リンパ腫、難治性神経疾患などの診療にあたっている。研究面では1)ヒトヘルペスウイルス6型、7型の感染発症病理、2)水痘帯状疱疹ウイルス感染症の基礎的・臨床ウイルス学的研究、3)LAMP法によるヒトヘルペスウイルス感染症の迅速診断法確立、4)難治性小児ランゲルハンス細胞組織球症に対する造血細胞移植の後方視的共同研究、5)小児再生不良性貧血・MDS治療研究、6)難治性神経疾患の新たな治療法の研究などを行っている。
5グループ:新生児
NICU病棟での超低出生体重児や呼吸窮迫症候群などの管理を始め、新生児遷延性高血圧症に対するNO吸入療法などの先端医療をおこなう一方で、新生児の未承認薬の問題解決にも取り組んでいる。研究面では1)各種新生児疾患におけるアポトーシスや酸化ストレスの関与について、2)新生児循環パラメーターと急性期合併症の関係性についてなどの研究を行っている。
1グループ:アレルギー・免疫
アレルギー疾患、先天性免疫不全症の診療にあたっている。研究面では1)食物アレルギーの発症機序解明と診断ならびに治療法の開発、2)小児アトピー性皮膚炎の増悪因子解明ならびに治療法の開発、3)気管支喘息の病態生理、発症防止に関する研究、4)原発性免疫不全症の病態、診断、治療に関する研究などを行っている。
2グループ:循環器
こどもの心臓病(先天性心奇形・不整脈・川崎病)を周産期から乳幼児期、学童期、思春期に至るまで、診断、治療、管理を行っている。
研究面の基盤は心電図解析である。発達生理学的研究では1)心筋再分極特性値・変動比率から在胎週数を推定することが出来る。病態生理学的研究では2)心筋再分極変動特性から推定する先天性心疾患の重症度、3)急性期の心筋再分極特性値から川崎病の冠動脈合併を推測する研究等を行い、非侵襲的検査から新たな知見を生み出している。
3グループ:腎・代謝
ネフローゼ症候群、慢性糸球体腎炎、慢性腎不全などの慢性腎疾患を中心に診療している。研究面では1)小児期慢性腎疾患に対する免疫抑制治療についての臨床研究、2)免疫抑制剤を使用した腎疾患患児のβヘルペスウイルスやポリオーマウイルス感染動態の解析などを感染症グループと共同で行っている。
アミノ酸代謝異常症、有機酸血症、糖代謝異常症、尿素サイクル異常症、脂肪酸代謝異常症、銅代謝異常症など、多くの先天代謝異常症の診療にあたっている。研究面では1)ピリミジン代謝異常症の病態解明とピリミジン系抗がん剤の副作用予防に関する研究、2)新生児マススクリーニング対象疾患の診断・治療ガイドライン策定に関する研究、3)ポンぺ病・重症複合免疫不全症の新生児マススクリーニングに関する研究などを行っている。
4グループ:感染・血液腫瘍・神経
感染症の他、白血病や悪性リンパ腫、難治性神経疾患などの診療にあたっている。研究面では1)ヒトヘルペスウイルス6型、7型の感染発症病理、2)水痘帯状疱疹ウイルス感染症の基礎的・臨床ウイルス学的研究、3)LAMP法によるヒトヘルペスウイルス感染症の迅速診断法確立、4)難治性小児ランゲルハンス細胞組織球症に対する造血細胞移植の後方視的共同研究、5)小児再生不良性貧血・MDS治療研究、6)難治性神経疾患の新たな治療法の研究などを行っている。
5グループ:新生児
NICU病棟での超低出生体重児や呼吸窮迫症候群などの管理を始め、新生児遷延性高血圧症に対するNO吸入療法などの先端医療をおこなう一方で、新生児の未承認薬の問題解決にも取り組んでいる。研究面では1)各種新生児疾患におけるアポトーシスや酸化ストレスの関与について、2)新生児循環パラメーターと急性期合併症の関係性についてなどの研究を行っている。
教育
在局医師数の増加とともに教員ならびに在局医師すべてが今以上に考える医師になるよう努力し卒前卒後教育にあたる、を基本方針にして日々、学生および研修医の教育に真摯に取り組んでいる。