消化器外科学(第2病院)Gastroenterological(Bantane Hospital)

昭和47年に当院が藤田医科大学第二教育病院となって以来、教室では食道、胃、腸、胆道、乳腺、末梢血管、鼡径ヘルニアなど、幅広い疾患の外科治療を行ってきました。平成17年12月に小澤壯治教授が赴任し、これまでの教室の流れを踏襲して小さな傷で手術をおこなう「低侵襲手術」をより積極的に推進することを目標として、教室員一同臨床に励んでいます。特に、小澤教授の専門とする食道外科分野では、食道癌、逆流性食道炎、アカラシアなどに対する内視鏡下手術目的の患者様を全国から受け入れています。その他、胃癌、大腸癌、胆石症、鼠径ヘルニアの腹腔鏡下手術や下肢静脈瘤に対する内視鏡下手術も盛んに行われています。内視鏡下手術に関する最先端の研究開発として、手術支援ロボットプロジェクトを他大学や企業と共同で複数件推進しています。
手術に加えて、高度進行癌や再発癌に対する最新の化学療法も、患者様の状態に合わせて入院や外来で行っています。悪性腫瘍の分子生物学的解析などの研究も平行しておこない、新しい癌治療の基盤整備にも努めています。
また、尾頭橋、金山を中心とした医療圏からの外科的救急患者様を受け入れ、24時間体制で診療を行っています。胃・十二指腸潰瘍穿孔や急性虫垂炎などの緊急手術も教室員が迅速に行っています。
最後に、「患者様にやさしく質の高い医療の提供」を目標として、教室運営をしております。少しでも私たちの教室の活動に関心がございましたら、どうぞ藤田医科大学 ばんたね病院外科にいらして下さい。