研究室スタッフ
教授 |
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助教 |
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研究補助技術員 |
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沿革
生化学教室は、1974年に初代教授 石黒伊三雄先生によって第一生化学教室として開講されました。石黒先生は、トリプトファン代謝酵素群の研究や、ストレス障害性の胃粘膜障害などの研究を推進されました。1998年に第二代教授 原田信広先生が就任されました。原田先生は、エストロゲン生合成の鍵となるアロマターゼを主要な研究分野とされ、(1)生体におけるエストロゲンの役割に関する研究や(2)乳がんに対するホルモン療法の研究などを進められました。2018年に下野洋平が第三代教授として就任しました。下野は、がんの進展に中心的役割を果たすとされる「がん幹細胞」研究の経験を活かして、がんの転移を克服する方法を見出すことを目指しています。
教育
医学部2年生を対象にした生化学の講義及び実習を担当しています。生化学教育では講義・実習を通して、人体の構成成分となる生体分子の構造と機能、および生体分子の動的な変化である代謝経路とその調節機構を理解することを目標としています。また、少人数学習方式の「Human Biology」、「読書ゼミナール」、「PBL(Problem-based learning)Ⅰ・Ⅱ」、などにも積極的に参画しています。
研究
生化学や分子生物学的な研究手法を用いて生命の仕組みを理解することは、その異常によりおこる「がん」の理解にもつながります。本教室では、乳がん幹細胞を特徴づける分子機構を世界で初めて明らかにした経験を活かし、新たな観点を取り入れながらがんを克服する方法を研究しています。
1. がん幹細胞の代謝機構を標的としたがん治療法
2. がん転移をその芽の段階で摘む方法の研究
3. がん幹細胞の周囲環境としての脂肪細胞の解析
4. エストロゲンによるがん促進機構
さらに、がんに限らず下記のような研究にも取り組んでいます。
1. クロマチンの構造に着目した遺伝子発現制御機構
2. 神経伝達物質としてのエストロゲンの働き
3. 妊娠期の栄養環境が子供の生活習慣病発症に結びつく機構
1. がん幹細胞の代謝機構を標的としたがん治療法
2. がん転移をその芽の段階で摘む方法の研究
3. がん幹細胞の周囲環境としての脂肪細胞の解析
4. エストロゲンによるがん促進機構
さらに、がんに限らず下記のような研究にも取り組んでいます。
1. クロマチンの構造に着目した遺伝子発現制御機構
2. 神経伝達物質としてのエストロゲンの働き
3. 妊娠期の栄養環境が子供の生活習慣病発症に結びつく機構