諸問題について討議するための中立なプラットフォーム

   

医療と暮らしをもっとつなぐ、新しい技術の挑戦

2025年2月10日、本学ヘルスデータアーキテクチャセンター(HDAC)による第7回カンファレンスが開催され、100名を超える医療・IT関係者らが集まりました。このイベントは、健康や医療に関する情報を安全に、そして効果的に活用するための最新の取り組みを紹介するものです。カンファレンスでは、HDACの村井純センター長や基盤開発を担う企業の役員ら計6名が登壇。本学が先駆的に取り組むわが国の電子カルテ情報共有サービスのモデル事業や、2月3日から藤田医科大学病院で 運用を開始した生成AIによる「退院時サマリー作成支援システム」等について報告しました。この仕組みによって、病院を変わっても自分の健康情報がしっかり引き継がれ、より適切な医療を受けることができるようになります。さらに、これまで時間がかかっていた書類作成を、ほんの数秒で下書きすることができるため、医療スタッフの負担軽減にもつながります。これらの取り組みは、誰もが安心して医療を受けられる社会を目指すための大きな一歩です。医療とデジタル技術が手を取り合うことで、地域や立場に関係なく、すべての人が健康で安心して暮らせる未来を実現していきます。