医療機関との現在の協働

   

地域の医療を守る「BCP」──災害時を想定した訓練を実施

2025年2月8日、岡崎医療センターでは、大規模災害を想定した訓練を行いました。これにより、BCP(事業継続計画)に基づき、地域災害拠点病院としての役割を果たすために必要な対策を確認しました。今回の訓練は、愛知県内で震度7の地震が発生したと想定。病院の建物に被害がないという前提のもと、入院患者さんの安全確保や、救急搬送される被災者の受け入れ準備、院内のトリアージ(重症度に応じた治療の優先順位付け)を実施しました。当日は、岡崎市の保健所、市民病院、消防署など地域の関係機関と連携し、教職員や学生約160名が参加。リアリティのあるシナリオで、学生たちが被災者役となり、実践的な訓練が行われました。訓練の評価では、指示系統が円滑であった点が高く評価されましたが、情報の整理と共有に課題が残りました。また、夜間など人員が限られる時間帯を想定した訓練の必要性も確認されました。
岡崎医療センターは今後もBCPに基づき、災害時にも医療を継続できる体制づくりを進めていきます。