医療機関との現在の協働

     

こころと脳の未来を切り拓く!藤田医科大学が世界とつながる研究拠点に選出

私たちの暮らしに身近な「うつ病」や「認知症」などの精神・神経疾患の治療や予防のために、国際的な研究ネットワークが今、大きく動き出しています。
2025年1月25日、本学は、精神・神経疾患の原因解明と治療法の開発を進める研究計画が評価され、文部科学省と日本学術振興会による「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択されました。本事業は、地域の中核大学や特定分野の研究で強みを持つ研究大学に対し、研究活動の国際展開や社会実装化への取り組みを継続的に支援するものです。

世界中の知恵と技術を集結

本学は「精神・神経病態研究の世界トップレベル拠点」を目指し、国内外の大学や研究機関と連携。世界中のパートナーと共に、最先端の研究と新しい治療法の開発に挑戦しています。

本学の提案内容

世界トップレベルの精神・神経病態研究拠点を形成し、 唯一無二のアカデミア創薬エコシステムを確立する

提案大学

藤田医科大学

連携大学 ・機関

浜松医科大学、生理学研究所、岐阜薬科大学

参画機関

名古屋大学、国立精神・神経医療研究センター、 奈良先端科学技術大学院大学、 国立量子科学研究開発機構、豊橋技術科学大学、 ヘルシンキ大学、テュービンゲン大学、 カーディフ大学、マサチューセッツ工科大学、 カリフォルニア大学アーバイン校、デューク大学、 ノースカロライナ大学、南洋理工大学、香港科技大学

主な取り組み内容

1. 研究開発エコシステムの構築:先端機器やラボを整備し、基礎から臨床まで一貫した研究体制を確立します。
2. サステナブル研究の推進:精神・神経疾患の病態解明をもとに、AIや世界唯一の解析施設を活用して、新しい薬の開発と最適化を進めます。
3. 人材育成:次世代の研究者やデータサイエンティストを育成し、医師の研究参加を促進。大学院生や留学生、研究技術員の支援も充実させます。
4. 国際連携とブランディング:海外拠点の設置や留学支援を通じて頭脳循環を強化し、国際的な研究ネットワークを広げます。

社会と未来に向けたインパクト

本学のこうした取り組みは、誰もがより健康で安心して暮らせる社会をつくることを目指しています。精神・神経疾患は、誰もが関わる可能性がある身近なテーマ。だからこそ、世界とつながりながら、持続可能な医療の実現に貢献していきます。
今後も、「知の創出」を進め、次世代の医療に貢献していきます。