国内における技術開発、研究及びイノベーションを支援

   

文部科学省「橋渡し研究支援機関」に認定

藤田学園は、2024年11月19日付けで文部科学省より「橋渡し研究(※)支援機関」に認定されました。この認定は、中部圏で2機関目、私立大学としても2機関目、さらに医療系大学としては初めての快挙となります。これにより、藤田学園は基礎研究から実用化を目指す「橋渡し研究」の中核的な役割を担い、日本の医療イノベーションを加速することとなります。橋渡し研究により、新しい医薬品や医療機器の開発を支え、人々の健康を守るとともに、研究と産業の連携を強化し、イノベーションを推進します。

※橋渡し研究とは:アカデミア発の基礎研究が生み出した成果を、新しい医薬品や医療機器として実用化するための非臨床研究・臨床研究を指します。

これまで多くの優れた研究成果が論文発表に留まり、実用化に結びつかない課題がありました。その理由として、「シーズ(研究成果)を発掘・育成するプロジェクトマネージャー」、「企業とのパートナリングを担うコーディネーター」、「特許、法務、倫理などの専門知識を持つ人材」のような専門性の高い支援が必要であることが挙げられます。藤田学園は、これらの課題を解決するために、2022年に『橋渡し研究統括本部』を設置し、約130名の専門人材を配置。また、薬学・工学・情報学・歯学・獣医学といった幅広い分野で強みを持つ8つの大学と連携し、先端医療開発コンソーシアムを結成。シーズの発掘・育成・支援を行い、実績を積み重ねてきました。
本認定により、全国の大学や企業との連携を強化し、新しい医療技術や製品の開発をサポートするとともに、次世代の橋渡し研究を担う人材育成を通して、日本の研究力向上を目指します。この取り組みを通じて、SDGsの理念である「誰一人取り残さない社会」の実現に貢献するとともに、未来の医療を切り開く先導役としての役割を果たしてまいります。