助産師チームによる院内助産を開設
藤田医科大学病院総合周産期母子医療センターは、2023年10月より院内助産「SAんBAシステム」を立ち上げました。院内助産とは、妊婦さん自身の「産む力」と、赤ちゃんの「生まれる力」を最大限に引き出し、自然なお産ができるように助産師が中心となって支援する分娩システムで、正常産が可能な妊婦さんを対象としています。
助産師はバースプランの作成から、妊娠中の管理、分娩、出産後の授乳指導や育児のアドバイス、1カ月健診まで、妊婦さんに寄り添いながらきめ細やかなケアを行います。大学病院の多職種によるバックアップと、助産院のきめ細やかなケアを融合した同システムの運用により、多様化する妊婦さんの分娩の選択肢を広げ、ニーズに対応していきます。
助産師の専門性の向上および、医師の業務のタスクシフト実現を目指し、大学病院における出産のモデルケースとなれるよう取り組んで参ります。