治療と妊娠の両立へ 東海地方初の
「母性内科外来」開設
藤田医科大学病院に、リウマチ・膠原病患者さんの妊娠・出産をサポートする「母性内科外来」を2023年4月4日に開設しました。東海地方では初、全国では29施設目の専門外来となります。
関節リウマチや膠原病は、18歳から45歳までの妊娠可能年齢の女性患者さんも少なくありません。2022年の本大学病院のデータでは、関節リウマチ患者さんの場合約16%、全身エリテマトーデス患者さんでは約23%に該当します。疾患や使用する薬剤の影響で妊娠や出産に消極的である患者さんも多く、これまでリウマチ・膠原病内科では通常の外来でも挙児希望のある患者さんへのプレコンセプション・ケアを実践していました。
一人でも多くの慢性疾患を持つ患者さんが妊娠・出産に前向きになり、妊娠前の適切なケアを行うことを目的に母性内科外来を開設。本大学病院の産婦人科と連携し、本大学病院のみならず幅広い地域の患者さんの妊娠前から妊娠中、出産後の管理・サポートを行います。