● エマヌエル博士とザッカイ博士は以前に保因者の再発のリスクを研究しました。研究した家族では、女性の保因者が病気の新生児をもつリスクは4.3%、あるいは病気であったけれども核型を調べていない3例を含めると10%に達する可能性があると計算されました。男性保因者からはもう少し低いでしょう。女性保因者が、均衡型保因者の子供をもつ確率は68%であり、男性保因者の場合は77.8%でしょう。流産の率ですが、女性保因者のリスクは30.3%、男性保因者の配偶者では48.1%です。平均して自然流産は35.5%です。妊娠の結果が異常となるリスクは女性保因者では37.1%、男性保因者では51.9%、合わせると41.2%です。この数字は自然流産と不均衡型の子供の出生 を含めています。
REFERENCES:
Zackai EH, Emanuel BS: Site-specific reciprocal translocation, t(11;22)(q23;q11), in several unrelated families with 3:1 meiotic disjunction. Am J Med Genet 1980.
Iselius L, et al: The 11q;22q translocation: a collaborative study of 20 new cases and analysis of 110 families.