職種紹介
リハビリテーション医療はチームアプローチ
リハビリテーション医療はリハビリ科医師, 理学療法士(PT), 作業療法士(OT), 言語聴覚士(ST)が中核となり,下図のように様々な職種と連携をとりながら多面的なアプローチを行っています。
職種間の情報共有の手段として,当院では電子カルテシステムを活用したり,多職種カンファレンスを定期的に行っています。医師や看護師と患者さんの全身状態や心理状態などについて情報共有を行いながら刻々と変化する状態に臨機応変に対応したリハビリテーションを実施しています。
リハビリテーション科医師
病気や外傷の結果生じる障害を医学的に診断・治療し、 機能回復と社会復帰を総合的に支援します。神経ブロックや 薬物治療の処方、機能評価としての各種検査(筋電図、嚥下検査) や装具作成・調整も行います。
松浦 広昂 医師
2011年大阪医科大学卒業.
手稲渓仁会病院での初期研修および3年間の総合診療の研修後,
2016年 藤田医科大学リハビリテーション科に入局.
藤田医科大学病院,刈谷豊田総合病院,豊田地域医療センターで研修し,
リハビリテーション科専門医資格を取得.その後,当講座から出向により
日本医科大学千葉北総病院リハビリテーション科の立ち上げに従事.
2022年度より現職.
牧野 稜 医師
略歴
2017年 富山大学医学部卒業.富山赤十字病院での初期研修後,
2019年 藤田医科大学リハビリテーション科に入局.
七栗記念病院,藤田医科大学病院,輝山会記念病院にて
リハビリテーション科医師として従事.
2022年度より現職.
非常勤医師
加賀谷 斉 医師 舟橋 怜佑 医師
理学療法士(PT)
理学療法では「立つ」「歩く」などの基本動作や階段昇降、屋外歩行などの応用動作の獲得を目標に訓練します。また、リハビリ科医師の指示に基づいて下肢装具の作成にも関与しています。
主な対象疾患
下肢外傷、整形外科疾患、脳卒中、神経変性疾患、慢性呼吸不全、心疾患、小児の運動発達遅滞 など
作業療法士(OT)
作業療法は日常生活動作(食事動作、更衣動作、トイレ動作など) の自立度向上を目標に訓練します。また、在宅復帰に向けた家屋環境の整備や自助具、福祉用具の導入に関するアドバイスもしています。
主な対象疾患
上肢外傷、脳卒中、神経筋疾患による上肢機能障害、高次脳機能 障害、小児の精神運動発達遅滞 など
言語聴覚士(ST)
食物の飲み込み(嚥下)に障害のある方には、嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査を行い、その結果をもとに訓練を行います。また、話すことに関して様々な障害を持つ方や小児分野など、幅広い分野の言語リハビリテーションも行っています。
主な対象疾患
脳卒中による失語症や構音障害、嚥下障害、小児の言語発達遅滞 など