追加の質問
**科専門医,卒後**年目のQ先生.リハビリの研修を希望して当講座に来て3ヶ月目.現在感じているリハビリテーション医学・医療について尋ねました. |
Q1: 「別の病院では,主治医が好き勝手に処方を出して,そのあとはPT,OTにお任せ状態でした.装具についても,全然わからないので,PTが「作った方がいいです」と言えば,「そうですか.そしたら,お願いします.」という感じでした.」とありますが,それでうまくいくなら良いのでは? <解説1> <Q先生の返事> Q2: 「患者さんが,病状が落ち着いて,本当に知りたいと思っているのは,これからの生活をどうやって過ごしていくか,どうしたら過ごしやすくなるか,どうしたら少しでも幸せに生きていけるか,ということなのに,自分の知識がないばかりに,その大事なことに立ち入ることがほとんどできずに過ごしてきました.」とありますが,医師以外で,例えば理学療法士や作業療法士がその役割ができないでしょうか? <Q先生の返事> Q3: 「今までは,患者さんを診たときに,そうであってはいけないと思いながらも,疾患だけを見ていたところがあります.疾患に対する治療だけで自分の医療は完結していたところがあります.もちろん,疾患に対する治療は大事ですが,」とありますが,医師は疾患を診て,理学療法士や作業療法士が障害を診るという役割分担ではだめですか? <Q先生の返事> Q4: 「患者さんを幸せにする手段をリハビリはたくさん持っている気がします.」とありますが,具体的には,どんな手段を指しますか? <Q先生の返事> |
的確な感想を述べてくれたQ先生は,現在,リハビリテーション専門医を取得する目標に向かって,臨床・研究に励んでいます.また,リハビリテーション専門学校で理学療法士・作業療法士を目指す学生に講義もしています.
2002.8.10 Layout by Shigeru S