文部科学省は、『社会に貢献する脳科学』の実現を目指し、社会への応用を見据えた脳科学研究を戦略的に推進するプログラム(通称脳プロ)を開始しています。藤田保健衛生大学は脳プロにおいて、うつ病や躁うつ病など、気分障害の発症のメカニズムを明らかにし、早期診断、治療、予防法の開発に繋げることを目標としてとりくんでいきます。 このプログラムを取り組むにあたり主任教授の岩田仲生からのメッセージです。 気分障害は、生活の質(Quality of Life: QOL)を大きく損ない、WHOが報告する2009年の本邦での障害調整生命年(DALY)の第一位に挙げられています。 政府も、がん、脳卒中、心筋梗塞、糖尿病の四大疾病と呼ばれていた疾患に加え、気分障害をはじめとする精神疾患も重点的に対策を講じる方針を打ち出しました。しかし、現時点で気分障害を発症させるメカニズムはほとんどわかっていません。 従って、発症のリスクとなりうるメカニズムを同定し、それに基づく診断*治療、予防法を速やかに同定し、より有効性の高い方法を新規開発することが必要不可欠です。 我々は、「脳科学研究戦略推進プログラム」で気分障害(双極性障害(躁うつ病)、うつ病)の発症メカニズムの解明に全力を尽くします。 このプログラム(通称脳プロ)に関係するリンクをご紹介いたします。 2011/10/7この脳科学研究戦略推進プログラム/藤田保健衛生大学医学部精神神経科学を公開いたします。(2011/10/7) |
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