4年ぶりのホームカミングデー
会長 松山 裕宇
卒業生の皆様におかれましては、ご多忙な日々をお過ごしのことと拝察いたします。
さて、新型コロナ感染症の5類引き下げ以降も、臨床の現場は今尚、新型コロナ感染にインフルエンザ流行、ワクチン接種と混乱の波が過ぎ去ったとはとても言えない状況です。一方、藤田学園は2020年2月19日のダイヤモンドプリンセス号乗員乗客受入れ以降も歩みを止めることなく、2023年10月2日に東京先端医療研究センターのグランドオープンを始め、豊明校地、ばんたね病院、七栗記念病院、岡崎医療センターのそれぞれが輝かしい発展を続けております。
そうした発展を皆様にもご紹介させて頂こうと、今年は、フジタEXPO2023に合わせて、10月28日に「卒業生への学園見学」の機会を設け、そして4年ぶりにホテルグランコート名古屋7階ザ・グランコートにおきまして、2023藤田学園ホームカミングデー懇親会を開催いたしました。
学園からは、湯澤由紀夫学長、小野雄一郎学園長、齋藤邦明医療科学部長、堀江裕保健衛生学部長、堀口明彦ばんたね病院長、園田茂七栗記念病院長、鈴木克侍岡崎医療センター病院長方のご出席を頂きました。そして、卒業生には、251名(看専7名、専学13名、短大49名、藤衛会132名、藤医会50名)のご参加を頂きました。
今回はひさしぶりの開催であったため、まさに「どうするホームカミングデー!」と議論を重ねる中、結局は、できるだけご参加いただく皆様に懇親を深めるお時間をたっぷりとれるように、各所のご挨拶や卒後周年記念者表彰、私ども同窓会の挨拶を極力簡易化いたしました。会の進行に際しては、久しぶりの開催ということもあり不手際があったと存じますが、何卒お許しください。
卒後50年表彰代表:専学6回生 前田一郎様、衛技2回生 落合潤一様、卒後40周年表彰代表:短技15回生 安倍淳様、卒後30年表彰代表:衛技22回生 小山久恵様、おめでとうございました。
今回、大変嬉しいことに、私と同期の医学部6回生が卒後40周年記念にあたり、10名以上が集合しました。誠にありがとうございました。来年は、今年よりももっと多数の皆様の参加ができるように、アナウンスをさらに積極的におこない、より熟成したホームカミングデーにして参ります。引き続きお力添えよろしくお願いいたします。
集え! ホームカミングデー
卒業生で大学をもり立てましょう!!
令和5年11月吉日
藤田学園同窓会会長 就任のご挨拶
会長 松山 裕宇
このたび、平成27年10月17日に開催されました藤田学園同窓会総会におきまして、藤田学園同窓会会長を拝命いたしました。昭和58年卒の医学部生としまして、身の引き締まる思いでおります。7期15年という長きに渡り、学園同窓会会長を務められました前会長:近松均先生に心より敬意を表し、御礼申し上げます。私のような若輩が、前会長:近松均先生、前々会長:沖田洋治先生方の成し遂げられた会長任務を同じように全うできるか否か不安で一杯というのが正直なところでございますが、医学部同窓会会長を平成17年から10年間務めさせて頂きました経験を少しでも生かすことができるよう努力致しますので何卒よろしくお願い申し上げます。
私は武道が好きで、学生時代、柔道部に所属しましたが、柔道は大学に入ってからの経験でありましたことから、特に医療科学部(旧衛生学部)の有段者の先輩方から手取り足取り、根気よくご指導頂きました。黒帯で活躍する医療科学部の先輩方の姿は自分の憧れでした。大学からの入部にもかかわらず黒帯を取得できたのも、先輩方が可愛がって柔道をご教授頂けたからこそと、今でも感謝しております。
また平成12年まで大学病院循環器内科に勤務しておりましたが、臨床や研究の場で時間を共にしました臨床検査技師の皆様はもとより、放射線科・看護科各部署の卒業生の皆様にも多大なお力添えを頂きました。自分が学園同窓会の一員として、会長として責務を果たすことが、今までのお力添えへの恩返しの一つになればと、貴重な機会を頂いたことに感謝しております。
この10年間、藤田学園では、生涯教育研修センター1号館竣工に伴う獨創一理記念館・同窓会間の完成、開学40周年、50周年に向けてのグランドデザイン計画、藤田学園同窓会の法人化など様々な節目の行事がございました。平成26年度に学校法人藤田学園が創立50周年の節目を迎えるに際し、獨創一理ワークショップの開催、記念誌Our Voicesの発刊、藤田学園同窓会の歩みの発刊など多くの行事企画も実現されました。
今、藤田学園は、新棟開棟、新新棟建設、第四教育病院建設など、新しい変革が急ピッチで進んでおります。その中で、藤田学園キャンパスなど再生に係る史跡保存が大切な検討事項の一つになってきております。一方、高いビジョンに邁進する学園と、現場で医療に立ち向かうスタッフの間には、少しずつ心の隙間が生まれてきている気がいたします。
我々同窓会は、今こそこの隙間を埋められるよう、応援団として強い絆を作っていかなければなりません。学園内の卒業生個々、愛知県内、そして全国の卒業生の個々、点と点を結び線にして連携網を構築していかなければなりません。
学園同窓会執行部のメンバーとともに、卒業生の皆様のご指導を頂きながら、学園同窓会の支部を立ち上げ、点から線へ、線からネットワークへと藤田学園応援網を全国に広げることを目標の一つとして、会長職務を全うする決意をして、会長就任のご挨拶とさせて頂きます。