新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって、感染症が医療や社会に及ぼす影響の大きさがあらためて認識されました。本学は新型コロナウイルス感染症の流行当初から積極的にその診療、研究、地域での啓発活動などに取り組んで成果を挙げてきました。
この活動を更に発展させていくために2021年10月に設置された感染症研究センターには、医学部微生物学講座、ウイルス学講座、小児科学講座、臨床検査科が参画しています。
世界的に大きな課題となっている薬剤耐性菌やウイルスによる急性・慢性感染症などを念頭に、分子疫学、病態解明や創薬を目指す基礎研究から治療開発のための臨床研究まで、フェーズ横断的な感染症研究に取り組んでいます。