岡野雄士、岡野栄之、加瀬義高らが、脊髄損傷再生治療に用いるデータサイエンスの方法論について論評を発表
岡野雄士、岡野栄之、加瀬義高らは、脊髄損傷再生治療の研究手法について総括し、今後の研究推進のための方法論について論評を発表しました。
これまで慶應義塾大学の岡野研究室と同大学整形外科学教室は、脊髄損傷の再生治療研究を推進してきました。研究では、ヒトiPS細胞から神経の源となる神経幹細胞を作成し、様々な手法を用いてその治療効率を向上させることや、安全性の確保を試みてきました。
今回の論評では、近年の研究成果をまとめるとともに、今後、より正確かつ迅速に研究を推進するための方法論についても述べられています。この内容は、脊髄損傷の再生治療のみならず、外傷や脳梗塞の再生治療にも通じるものであり、今後の研究のさらなる加速をしていく予定です。
本論文は神経再生の国際学術専門誌Neural Regeneration Researchに掲載されました。
論文タイトル:Spinal Cord Injury Regenerative Therapy Development : Integration of Design of Experiments
著者:岡野雄士、岡野栄之、加瀬義高
DOI: 10.4103/NRR.NRR-D-24-00553