教育について
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 平成19年4月藤田保健衛生大学動物実験規程施行に伴い、動物実験における学長の責務、学長の諮問機関である動物実験委員会の任務、実験動物の管理を担う動物実験研究施設の役割が明記されたと共に、「動物実験の教育」の重要性が再認識されている。そこで、本学では長尾センター長が中心となって、大学院医学研究科、大学院保健学研究科および医療科学部臨床検査学科の学生にセミナーあるいは講義(演習も含む)方式によって学生に「動物実験の教育」をおこなっている。また、医療科学部リハビリテーション学科、放射線学科、臨床工学科、医療経営情報学科には、講習会形式によって教育している。また、新規利用教職員には、講習会形式によって基本事項、最近のトピックスを学習していただいているとともに、初心者には細部にわたりアドバイスしている。

 大 学 院
  ■ 大学院医学研究科 疾患モデル科学 担当:長尾(枝澄香)静子
:昨今のめざましい医療技術の進歩には、医療関係者や研究者の絶え間ない努力と共に、多くの動物実験が直接・間接的に寄与していることは言うまでもない。国際的情勢を鑑み、この動物実験に関る「動物の愛護及び管理に関する法律」が平成17年に改正されたことを受けて、文部科学省は「研究機関等における動物実験等の実施に関する基本指針」を、厚生労働省は「厚生労働省における動物実験等の実施に関する基本指針」を取りまとめ、平成18年6月に通知した。さらに両省庁は、日本学術会議に共通のガイドラインの作成を依頼し、同年同月に通知した。そのガイドラインを基に、学長の裁定のもと、本学の動物実験が適切に行われるように藤田保健衛生大学動物実験規程が施行されている。そこで、本講座は、日本学術会議ガイドラインに明記されている5項目について動物実験を実施する大学院医学研究科の大学院生として必要なことを学ぶことを目標とする。
日程はシラバスで確認する 
医学研究科講義資料 
   ■ 大学院保健学研究科 疾患モデル科学 担当:長尾(枝澄香)静子
:医学及び医学関連領域の研究には、ヒトと類似する疾患を有するモデル動物が不可欠である。これらのモデル動物を用いた研究(動物実験)は、関連法規を遵守の上、適正な飼育と管理の下に、倫理的に行われなければならない。また、一概に「ヒトと類似する」と言っても、遺伝子型レベル、表現型レベル、処置に対する反応性レベル等、その類似点はさまざまである。そこで、研究の基礎としての疾患モデル動物の管理学を学びながら、ヒトと疾患モデル動物の病態のどこが類似するかを理解する。
詳しくは 
保健学研究科講義資料 

 医療科学部
   ■ 医療科学部 臨床検査学科 
        
疾患モデル管理学演習  担当:長尾(枝澄香)静子、釘田雅則、吉原大輔
:医療人は、医療技術の進歩を理解する上で臨床応用に結びつく基礎分野を理解し、将来基礎分野の進歩に貢献できる知識を習得することは重要である。疾患モデル動物(実験動物)を用いた動物実験は、試験管内実験(in vitro)結果を臨床応用に結び付ける重要な基礎分野の実験系(in vivo)であり、現在の医療技術の進歩の確立に大いに貢献してきた。そこで、本科目では実験動物と動物実験について正しい基礎知識を得るために、動物の遺伝学、微生物学、管理学、関連法規および福祉・倫理を学ぶ。また、実験動物の初歩的なハンドリング方法を学び、愛くるしい動物たちと触れ合ってほしい。
詳しくは 
臨床検査学科講義資料 
    ◆卒論前実習を終えて(卒論生の声)  ◆卒論前実習を終えて(卒論生の声)

   ■ 
医療科学部 リハビリテーション学科、放射線学科、臨床工学科、医療経営情報学科 
        
疾患モデル管理学演習 担当:長尾(枝澄香)静子、釘田雅則、吉原大輔
      医療科学部 臨床検査学科 疾患モデル管理学演習に準じます。詳しくは 


 

   ■ ヒト疾患モデル学研究班
ヒトの病気の発生原因・診断・治療を確立する上で、疾患モデル動物が有効であることは周知されています。また、医療分野において実際に疾患モデル動物を取り扱うことができる医療人が貴重であることも事実であります。そこで、疾患モデル動物の有効な利用方法の概念、最近の話題を理解し、実際にモデル動物を取り扱えることを目標とします。
詳しくは 


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