ICRPの2005年勧告対応タスクフォースについて(ご案内)
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放射線防護に係わりをもつ者にとって、ICRPのMain Commissionが2005年に予定している基本勧告の改訂は、大きな関心事です。これまで、ICRPの勧告は、比較的閉鎖的な環境で議論され形作られてきましたが、こうした過程に透明性を持たせようとするRoger
Clarke ICRP委員長の意向と努力により、今回の基本勧告の改定案は、ドラフト以前の段階から情報が公開され、広く意見を求める形をとっています。わが国の放射線防護は、完成したICRP勧告を受け、それを"尊重する"ことに終始してきた感がありますが、今回はじめて、総ての関係者が、等しく、その構築段階から積極的に関与する機会を手にしたことになります。
放射線防護研究会は、放射線防護にさまざまな係わり合いを持つ有志の情報交換と研鑚の場として、もう17年間も隔月の定例会を続けてきました(会長:加藤和明・茨城県立医療大学教授)。4月12日に開催された第99回定例会で、さまざまな経験に基づいた意見を集約し、よりよい基本勧告を作り上げることに貢献するため、表記タスクフォースを設置することになりました。
IT時代の恩恵を活用して、タスクフォースの議論は、総てメール交信によって進めることになりました。タスクフォースに参加登録された方には、自動的にメールが配信されます。"メール会議"の意見がある程度の集約を見た段階で、当タスクフォースからの意見としてこれをICRPに送付します。その際、集約できない少数意見がある場合には、必ずこれを付記することとします。放射線防護に関して一家言お持ちの方は、下記要領でタスクフォースにご参加下さい。よりよい放射線防護の体系の実現を願う人である限り、参加者は、年齢、性別、学歴、職業、人種、国籍、宗教(ICRP勧告をGospelとするか否か)、思想(pragmatismか否か)、信条(例えばLNT仮説を支持するか否か)を問いません。
このホームページのコーナーは、途中からメール会議に参加した方で、登録する以前に交わされた議論を参照されたい方のために、医療放射線防護連絡協議会のご好意で開設されたものです。メール会議の内容は、逐次このコーナーに転載されます。また、タスクフォースの参加者が共通に参照するための資料も、必要に応じて掲載する予定です。
タスクフォースへの参加をご希望の方は、三菱総合研究所・佐藤理(sato@mri.co.jp)宛に、下記の4行のみをメールでお送り下さい。
ICRPの2005年勧告対応タスクフォース参加希望
氏名 :凸山凹吉
所属 :××研究所△△部
メイル:xxxx@yyyy.zzzz.ac.jp
・ ご意見はss-taskforce@mri.co.jp宛にE-mailでお送り下さい。送られたご意見は、自動的にメイリングリストの参加者全員に配信されます。
・ 他の方の意見に対して、そのまま「返信」(reply)されると、メイリングリストの参加者全員に返信されます。
・ メイリングリスト参加者には、発足時の参加者名簿をメールにて送付いたします。その後、参加者が増える度に、逐次メイリングリストにて通知します。
タスクフォース事務局( 多田順一郎)