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大学院教育


2017年より藤田医科大学大学院保健学研究科レギュラトリーサイエンス分野(修士課程)を開設し、2020年より同大学院保健学研究科保健医療評価学分野(博士課程)を開設しました。
レギュラトリーサイエンスとは「科学技術の成果を人と社会に役立てることを目的に、根拠に基づく的確な予測、評価、判断を行い、科学技術の成果を人と社会との調和の上で最も望ましい姿に調整するための科学」として定義されています。医学においてもレギュラトリーサイエンスは1.医薬品(診断薬・治療薬)や医療機器の有効性・安全性の評価、2.信頼性の高い臨床試験の遂行、3.バイオマーカーの探索や病態モデルの開発などに応用される科学になります。

本領域では医療におけるレギュラトリーサイエンスとして、
1)質の高い臨床研究・治験の実施を支援できる臨床研究コーディネーターなどの専門性の高い人材、
2)創薬シーズの探索から薬事承認に至るまでに必要な創薬力・評価能力を養い、トランスレーショナルリサーチを実践できる研究開発者の養成が目的となります。
医療検査学科および臨床検査学科における学部教育では、臨床現場での疑問・経験を調査・研究により問題解決できる・新しい職能を開拓できる臨床検査技師・臨床工学士・診療放射線技師の養成が目的となります。
⼤学院教育(修⼠課程)の専⾨領域は臨床検査学領域になりますが、学部・ 学科問わず広く受け⼊れたいと思います。ぜひ、気軽にご相談ください。

レギュラトリーサイエンス分野による人材育成

臨床研究コーディネーター(CRC)とは

臨床研究コーディネーターはCRC(Clinical Research Coordinator)とも呼ばれ、医療機関において、治験などの臨床研究において、責任医師・分担医師の指示のもとに、医学的判断を伴わない業務や、臨床研究に係わる事務的業務、業務を行うチーム内の調整等、臨床研究業務全般をサポートします。
臨床研究コーディネーターになるためには、実務の中で専門性が問われるため、看護師、薬剤師、臨床検査技師といった医療系資格や病院での臨床経験を有し、医療系の知識や医療機関の仕組みを理解している業種がその役目を果たします。

担当教員

医療検査学科・研究支援推進本部・薬剤部に所属する教員が連携し、研究開発者・臨床研究コーディネーターを目指す大学院生を育成します。
藤田医科大学 医療検査学科・⼤学院保健学研究科
毛利彰宏、國澤和生、別府秀彦、千原 猛、川上 肇、守屋友加、有岡裕子、櫻井浩平、松尾雄志、斉藤邦明、鍋島俊隆
藤田医科大学 橋渡し研究統括本部 治験・臨床研究支援センター/橋渡し研究シーズ探索センター
上杉啓子、七ツ村 めぐみ、佐々木 靖之、寺町 真由美、脇之薗 真理、渡邉 修造
藤田医科大学病院 薬剤部・藤田医科大学 医学部 薬物治療情報学
山田成樹、古関竹直

レギュラトリーサイエンス分野(修士課程)の単位数

共通科目

先端医療開発論 2単位
臨床研究・治験概論 2単位

分野科目

臨床検査学特論Ⅰ/II 4単位
臨床検査学演習 6単位
臨床検査学特別研究 12単位

+先行していない分野の特論および共通科目:4単位(計34単位)

臨床研究コーディネーター志望者

+臨床研究コーディネート実習 2単位
レギュラトリーサイエンス分野を専攻し、臨床研究コーディネート実習を選択した場合は32単位