胸腔鏡手術について
最近の医療技術の進歩はめざましくとくにカメラを使用した胸部の内視鏡手術、胸腔鏡(きょうくうきょう)手術はここ30年の間に大きな進歩を遂げました。現在は肺癌などより複雑な手術を含めてほとんどすべての病気に対してこの胸腔鏡手術を適応できるようになっています。しかしながら新しい手術であるがゆえに開胸手術のような大きな傷でカメラを補助的に使用する方法も胸腔鏡手術と言う施設もあり定義がはっきりしていないところがあります。胸腔鏡手術を受ける場合は、その方法を詳しく主治医に聞いてみてください。
一般的な胸腔鏡手術
当院の傷一つで行う
肺癌内視鏡手術
当科ではもっとも身体の負担の少ない単孔式手術(4cm以下の傷一つで行う胸腔鏡手術)を肺癌や胸腺腫などの縦隔腫瘍の標準手術法としています。病気が進んでしまった場合などでも積極的にロボット手術を行って開胸せずに手術を行うことも出来る場合があります。当科は海外施設を含めて200以上の施設にこの胸腔鏡手術指導を行っている内視鏡手術のエキスパートチームです。他院で開胸手術と言われても当院でならより小さな傷で身体の負担を少ない方法で手術が可能かもしれません。セカンドオピニオンも受け付けています。どうぞ遠慮なく当院にご連絡ください。