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コンケン大学留学体験報告


検査学科 報告会

本学医療科学部とタイ・コンケン大学では、それぞれの国の医療体制の違いや異文化の理解、語学力の向上などを目的に学生の交換留学を実施しています。

2023年10月19日、フジタホール500にてタイ・コンケン大学へ短期留学した学生による留学体験報告が行われました。今年は医療科学部4年生に該当者がいなかったこと、またコロナ禍により3年間留学の機会を見送っていたため、大学院生からも応募者を募り、保健学研究科(修士課程)臨床検査学領域1年生2名(中江君、奥深山君)が派遣されました。

コンケン大学の検査学科授業・実習への参加や、各研究室訪問(バイオセンサー、感染症、遺伝子検査など)、大学病院などを見学し、現地の教員・学生との交流を通してタイの臨床検査の特徴や医療システムを学びました。サラセミア研究室では、日本では有病率が低いため実施されていないサラセミアの検査を実際に体験し、国による臨床検査体制の違いを理解する貴重な経験となりました。

留学体験報告では、コンケン大学の各研究室で行っている研究の目的、実験の原理や方法などについて紹介し、日本とタイで使用している器具や方法の違いを講演しました。また、言語、渡航費用(宿泊費含む)、体調管理など、留学にあたり懸念される点も自身の体験についてふれ、異文化交流による海外留学の魅力を後輩たちに熱く語りました。

<派遣日程>
2023年8 月27 日(日)~9 月11 日(月)

留学体験記を発表

派遣学生による発表スライドより

発表中の学生

リハビリテーション学科:学生からの報告

保健衛生学部 リハビリテーション学科 
理学療法専攻4年 市川

私は大学入学以来ずっとコロナ禍で、海外に全く行くことができない状況にもどかしい気持ちでいっぱいでした。しかし、この留学ことを聞いて、この機会を逃したくないと強く思い、応募しました。タイで過ごした2週間は毎日新たな学びや初めての体験があり、とても充実していました。病院見学だけでなく、訪問リハビリテーションや孤児院、ムエタイジムなど様々な分野での理学療法の関わりを知ることができました。

特に、訪問リハビリテーションでは道路も整備されていない地域に訪問し、竹やロープなどその場にある材料で、平行棒や装具を手作りして治療を行っていたことに衝撃を受けました。
また、タイの大学の先生や学生と一緒に本場のタイ料理を楽しんだり、マーケットで買い物をしたりする中で、タイの魅力を知ることができ、本当に貴重な経験をすることができました。
留学に少しでも興味のある学生はぜひ挑戦してみてください!

保健衛生学部 リハビリテーション学科作業療法専攻4年 石川

入学当初より海外事情に興味があり、このプログラムへの応募を決意しました。初めて訪れたタイで、リハビリテーションの実態や考え方、社会保障制度、病院の雰囲気が日本とは異なることに驚きを感じました。訪問リハでは一般家庭を訪れ、タイの生活風景を垣間見ることができ、特に印象的でした。

プログラム外でも、先生方、職員、そして現地の学生との食事や観光での交流があり、充実した時間を過ごすことができました。ナイトマーケットでの食事では、現地ならではの雰囲気の中、現地学生との距離が縮まり、様々な話をすることができました。

初めてのアジア圏の留学には期待と不安が入り混じっていましたが、現地の方々が温かく迎え入れてくださり、その不安は一掃されました。
この留学を通じて多様な人々と交流し、自身の人生観が変わる貴重な経験ができました。最後に留学の機会頂いた、すべての関係者の方々に深く感謝申し上げます。

看護学科:学生からの報告

深見 + 福岡

私達は海外の医療について講義や教科書だけではなく、実際に見て学びたいと思っていました。ここ数年、新型コロナウイルスの感染拡大により渡航が制限がされていましたが、今年は4年ぶりに交換留学が実施されるということでチャンスを逃したくないと思い参加しました。今年の5月にコンケン大学から本校に留学にきた学生2名と事前に連絡をとったことにより、不安もありましたが期待に胸を膨らませタイへ向かいました。現地では、その2名をはじめ多くの学生があたたかく迎え入れサポートをしてくれたため、最後まで楽しく過ごすことができました。また、私達はICU,精神科病院,小学校や地域の高齢者への健康教育を見学させていただきました。タイでは病院での治療だけでなく、地域での疾病予防や早期発見に重点をおき学生の頃から地域の方々と深く関わっていました。
ここには書ききれないほど日本とタイでの医療に対する捉え方や方法の違いを学びました。この貴重な経験を活かし幅広い視野の持つ看護師になれるよう精進してまいります。このようなチャンスをいただきありがとうございました。