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医学部6年生選択制臨床海外実習報告


本学医学部と海外のMOU締結大学では、多様な医療施設から実習先を自主的に選択し、更に深く実習を行い臨床現場での研鑽を積むことを目的に、学生の交換留学を実施しています。
2023年4~5月に本学医学部6年生14名がアメリカ、韓国、台湾、イタリア、ザンビア、タイへ4~6週間の臨床実習のため渡航しましたので、体験記をぜひご一読ください。

University of Zambia School of Medicine,Zambia
1カ月のザンビア実習を終えて

医学部
医学科6年
北川 結惟さん

新型コロナウイルス感染症の影響で中止されていたCME海外実習が本年度復活し、南アフリカ中央に位置するザンビアにて1カ月間病院実習をさせていただきま し た 。首 都 ル サ カ に あ る 、国 で 一番大きなUniversity Teaching Hospitalで栄養失調科、NICU、感染症科の実習を行ったり、病院外ではJICA(国際協力機構)や大使館職員の方との交流、結核研究所訪問、僻地への訪問診療の同行などに取り組みました。言語も人種も文化も、なにもかもが日本と違う環境での実習は発見ばかりで、とても刺激的な日々でした。学生である間に異国の地に滞在し、学ぶことに貪欲に過ごした時間はかけがえのない経験であり、私の人生にとって間違いなく財産となった1カ月でした。このような経験をさせていただけたことに感謝 し 、チ ャ レ ン ジ す る 気 持 ち を 忘 れず今後に生かしていきたいです。

Thomas Jefferson University, United States of America
選択制臨床実習を終えて

医学部
医学科6年生 
赤座 万桜さん(左側)

私は3月下旬から5月にかけて、アメリカのThomas Jefferson大学で2週間、台湾の国立台湾大学で4週間臨床実習しました。それぞれの実習で経験したことをお伝えします。アメリカの実習は野口医学研究所が提供する野口プログラムに参加する形で、スケジュールに従いInternal Medicine、Emergency Medicine、Family Medicineなど数多くの診療科を見学することができました。
その中で最も驚いたことは現地の医学生のレベルの高さです。複数の患者さんを担当しカンファレンスで具体的な治療方針をプレゼンする姿を見て、より臨床に基づいた実習をしていると感じました。外来見学では、日本ではあまり馴染みのない家庭医の役割について学びました。また医学生主体のfree clinicで、無保険者の方の生活習慣病の管理などを無料で行う様子を見て医療ボランティアの大切さを実感しました。
国立台湾大学では小児科と血液内科を2週間ずつ実習し、6年生の授業にも参加しました。実習内容や医療体制は日本と似ていましたが、授業や症例発表は全て英語で行われており他国からの留学生も多かったです。
2カ国の医療現場や文化を経験し様々な人と交流することで、自分の考えが広がりとても充実した実習になりました。このような機会を与えてくださった皆様に感謝申し上げます。