2020年度 活動報告
第4回藤田あんしんネットワーク総会の開催
左から藤田医科大学病院医療の質・安全対策部医療の質管理室の
安田あゆ子室長
総合病院南生協病院の長江浩幸院長
藤田医科大学医学部総合消化器外科学の杉岡篤教授
10月15日(木)に第4回藤田あんしんネットワーク総会をオンラインで開催しました。
藤田医科大学医学部総合消化器外科学の杉岡篤教授による開会あいさつに始まり、幹事である相生山クリニックの牧靖典名誉院長、辻村外科病院の辻村享理事長からご挨拶がありました。その後、事務局より会員数の現状報告、2019年度会計報告、2019~2020年度活動実績報告があり、さらに「STOPitアプリ型報告プログラム」の追加募集について説明しました。
そして、あんしんセミナー「コロナ禍での組織の危機管理」では、総合病院南生協病院の長江浩幸院長から「入院患者がコロナ陽性!?~南生協病院の経験~」と題して、入院患者のCOVID19感染判明から一連の対応・対策、振り返りまで事例をもとにご講演いただきました。講演後は、藤田医科大学病院医療の質・安全対策部医療の質管理室の安田あゆ子室長より、「組織の危機に求められること」について、長江院長にインタビューが行われました。引き続き、安田室長がまとめとして「医療機関の危機管理」についてクライシスマネジメント、特にリスクコミュニケーションとしてステークホルダーを意識し、原則「すべて情報開示」が重要であること、また、平時のリスクマネジメントを高める必要があると提言されました。
最後に藤田医科大学統括副学長・藤田医科大学病院の湯澤由紀夫病院長より、医療安全・感染症に強いネットワークを作り上げたいとの閉会あいさつがありました。
藤田医科大学医学部総合消化器外科学の杉岡篤教授による開会あいさつに始まり、幹事である相生山クリニックの牧靖典名誉院長、辻村外科病院の辻村享理事長からご挨拶がありました。その後、事務局より会員数の現状報告、2019年度会計報告、2019~2020年度活動実績報告があり、さらに「STOPitアプリ型報告プログラム」の追加募集について説明しました。
そして、あんしんセミナー「コロナ禍での組織の危機管理」では、総合病院南生協病院の長江浩幸院長から「入院患者がコロナ陽性!?~南生協病院の経験~」と題して、入院患者のCOVID19感染判明から一連の対応・対策、振り返りまで事例をもとにご講演いただきました。講演後は、藤田医科大学病院医療の質・安全対策部医療の質管理室の安田あゆ子室長より、「組織の危機に求められること」について、長江院長にインタビューが行われました。引き続き、安田室長がまとめとして「医療機関の危機管理」についてクライシスマネジメント、特にリスクコミュニケーションとしてステークホルダーを意識し、原則「すべて情報開示」が重要であること、また、平時のリスクマネジメントを高める必要があると提言されました。
最後に藤田医科大学統括副学長・藤田医科大学病院の湯澤由紀夫病院長より、医療安全・感染症に強いネットワークを作り上げたいとの閉会あいさつがありました。
医療機関向けにCOVID-19感染対策
新型コロナウイルス感染症の影響で病院への受診控えが問題となるなか、本大学病院と藤田あんしんネットワークが藤田あんしんネットワーク会員施設と協力病院会に向けて、7月3日に「COVID-19対策セミナー」をライブ配信しました。未だ2次感染者を出すことなく、新型コロナウイルス感染者の受け入れを行っている本大学病院の経験をもとに、地域全体で安心・安全な医療を提供することを目的としています。東海圏の施設を中心に、福島県・神奈川県・長野県・大阪府など約100施設・訳200名が参加しました。
セミナーは「感染対策を皆さんと一緒に学び、地域の方が安心して医療を受けられるエリアにしていきたい」という湯澤由紀夫病院長のあいさつにはじまり、感染症科の土井洋平教授が新型コロナウイルス感染症の臨床的特徴や施設、資源、人員が限られる診療所・クリニックでも実現可能な対策を実例を交えながら説明しました。
セミナー終了後に届いた質問は、「病棟サーベイランスの具体的方法やデーター管理はどの部署が行っているのか?」「冬期に向けて、COVID-19の可能性を考えると完全防護服の状態が必要になるインフルエンザテストは施行しにくい。大勢の発熱患者が来る一般の診療所での対処方法はあるのか」といった躯体的なものが多く、診療所、クリニックでの状況を伺うことができました。土井教授は「地域の流行や各病院の状況に応じ、警戒や対策のレベルは常に見直しを」と、臨機応変な対応を呼びかけています。
セミナーは「感染対策を皆さんと一緒に学び、地域の方が安心して医療を受けられるエリアにしていきたい」という湯澤由紀夫病院長のあいさつにはじまり、感染症科の土井洋平教授が新型コロナウイルス感染症の臨床的特徴や施設、資源、人員が限られる診療所・クリニックでも実現可能な対策を実例を交えながら説明しました。
セミナー終了後に届いた質問は、「病棟サーベイランスの具体的方法やデーター管理はどの部署が行っているのか?」「冬期に向けて、COVID-19の可能性を考えると完全防護服の状態が必要になるインフルエンザテストは施行しにくい。大勢の発熱患者が来る一般の診療所での対処方法はあるのか」といった躯体的なものが多く、診療所、クリニックでの状況を伺うことができました。土井教授は「地域の流行や各病院の状況に応じ、警戒や対策のレベルは常に見直しを」と、臨機応変な対応を呼びかけています。