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プログラム開催レポート


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第5回

日時:2025年2月4日(火)、10日(水)
会場:オンライン(10日はウェビナー)
プログラム:「最終報告 実践報告とこれから」
IN THE WORKS

第4回

日時:2024年12月23日(月)、25日(水)
会場:オンライン
プログラム:「実践と成功の手ごたえをつかむ」
IN THE WORKS

第3回

日時:2024年11月20日(水)、22日(金)
会場:オンライン
プログラム:「仲間をつくり、関係者を動かす」
<1日目>
   トークセッション「課題に向けた関係者との協働を考える」

     進 行 :松本小牧氏(愛知県豊明市市民生活部共生社会課)
   プレゼンター:成田町子氏(愛知県豊明市健康福祉部長寿課 SC)
          河﨑惠子氏(おたがいさまセンター「ちゃっと」)
   グループワーク「わがまちの課題を検討する」
<2日目>
   トークセッション「政策立案の技法 アジャイル型政策を実現するロジックモデルの作り方」
     進 行 :松本小牧氏(愛知県豊明市市民生活部共生社会課)
   プレゼンター:坂上遼氏 (愛知県豊明市市民生活部共生社会課)
          鎌塚聡子氏(北海道深川市市民福祉部高齢者支援課)
   グループワーク「ネクストアクションを考える」
1)トークセッション「課題に向けた関係者との協働を考える」
トークセッション「課題に向けた関係者との協働を考える」
  進 行 :松本小牧氏(愛知県豊明市市民生活部共生社会課)
プレゼンター:成田町子氏(愛知県豊明市健康福祉部長寿課 SC)
       河﨑惠子氏(おたがいさまセンター「ちゃっと」)

愛知県豊明市の第1層SCと第2層SCの活動について聴講した。
「地域資源」とは何なのか。
「サロン」や「運動教室」をただ作れば良いのか。
住民主体の活動について今あるものをどう活用するか、ニーズに合わない場合はどうするか、SC(生活支援コーディネーター)として地域の生活を支援するとはどういうことか、を考えながら活動を行っている様子を1例として学んだ。
おたがいさまセンター「ちゃっと」は有償ボランティアの活動をシステム化して支援をしており、通常公的保険のヘルパーなどで賄えない「ちょっとした困りごと」を解決することを目指している。歳を取っても、忙しくても、「自分のできること」をお互いに補完しあって「おたがいさま」と支え合える仕組みの1例として知見を得た。
2)グループワーク「わがまちの課題を検討する」
担当メンター
  A:服部真治 氏(医療経済研究機構)、岩名礼介 氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)
    都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  B:高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)、三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)
    池田寛 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  C:亀井善太郎 氏(PHP総研)、松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
同席パートナー
  A:稲垣圭亮 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  B:竹田哲規 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
  C:坂上遼 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
参加自治体振り分け
  A:箕輪町、阿賀野市、安来市
  B:福山市、東海市、喜多方市
  C:平内町、須賀川市、邑南町、田上町
3)トークセッション「課題に向けた関係者との協働を考える」
トークセッション「課題に向けた関係者との協働を考える」
  進 行 :松本小牧 氏(愛知県豊明市市民生活部共生社会課)
プレゼンター:坂上遼 氏 (愛知県豊明市市民生活部共生社会課)
       鎌塚聡子 氏(北海道深川市市民福祉部高齢者支援課)

愛知県豊明市の重層支援担当部署の職員と昨年度の本事業参加自治体の北海道深川市の職員の活動について聴講した。
「コーディネートすること」について1日目に引き続き、2日目は「自治体職員として」の活動例を聴講した。
「この方が良いだろう」と準備していた支援が実際に支援を受けたい人のニーズに合っているか、ということを指摘され、活動を見直したエピソードや、実際に住民の困りごとを聞き、お互いに何が支援しあえるかを住民と一緒に確認し合って活動につなげたエピソードなどを聞いた。

4)グループワーク「わがまちの課題を検討する」
担当メンター
  A:服部真治 氏(医療経済研究機構)、都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  B:高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)、三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)
    池田寛 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  C:亀井善太郎 氏(PHP総研)、松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
同席パートナー
  A:稲垣圭亮 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  B:竹田哲規 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
  C:坂上遼 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
参加自治体振り分け
  A:阿賀野市、安来市、箕輪町
  B:喜多方市、東海市、福山市
  C:平内町、須賀川市、邑南町、田上町
参加者の声(事後レビューから一部抜粋)
1)豊明市のSCの動き(1日目午前)を聞いて、SCの活動や可能性についてどんな学びや気づきが得られましたか?印象に残ったキーワードを交えて記載してください。
 ○「高齢者が普通に暮らすために必要なものは、全て資源として考える」という言葉があったと思うのですが、それがとても印象に残っている。何か特別な活動、場所、環境を地域の資源と捉えがちだが、セッションを改めて聞き直し、考えてみると、確かに、何か特別なものが資源なのではなく、地域にもともとあるものが地域の資源なのだなと気付かされた。
 ○あらゆるものを地域資源ととらえるという考え方は大切であると感じた。また、協力者や仲間を増やすことで、地域資源というものが見えてくるのではないかと感じた。
 ○自分が楽しんで活動するということ、それが住民に伝わるということがよく理解できた。
 ○世の中にあるものすべてが資源だ、という言葉はとても印象に残りました。
2)自治体職員の活動(2日目午前)を聞いて、自身の活動や可能性についてどんな学びや気づき、考え方の変化がありましたか?できる限り詳しく教えてください。
 ○地域との顔の見える関係をつくり、地域の声、困っている人の声を聞いて、ニーズをきちんと把握した上で、地域の資源と結びつける、すごい仕事だと思いました。
 ○まず相手が利益を実感できるように働き掛け、その先にある自治体としての成果に結びつける、相互に助け合える関係性を様々な場面で構築できるよう、多くの方々と業種や立場を越えて信頼関係を構築することの大切さを改めて理解した。
 ○仕事ありきではなく、人ありきだということ。
3)課題検討ワーク(1日目午後、2日目午後)を通じ、どんな気づきを得ましたか?あなたが感じたことを詳しく率直に教えてください。
 ○繋ぐ先や社会資源を見つけるために、SCは地域を知ることが重要だと思いました。
 ○長らく迷走した当市の介護予防の取り組みですが、ようやくまとまりました。ほっとしてます。
 ○今更ですが担当内の共通認識は大切だと思いました。
 ○どこの市町村も総合事業に、介護予防に悩んでいると毎回ながら感じさせられます。
4)第3回の内容について、なんとなくモヤモヤしている点(腑に落ちていない、ぼんやりしている、考えを整理したい等)があれば教えてください。
 ○当市として同じところをぐるぐる回って本当に前進しているのか、手ごたえがつかめない。
 ○まわりと共有したり、いろんな場面で示せる価値観をしっかり持つというところがまだぼんやりとしている。
 ○当市でできるだろうかというところがモヤモヤしている。
 ○まだモヤモヤに行き着いていません。
 ○モヤモヤというより、皆さんが同じ方向向き出したことに安心した。
5)第3回を踏まえて次回(第4回)までにどんなことに取り組みたいと思いますか?あなた個人の考えを聞かせてください。具体例があればそれも交えて詳しく教えてください。
 ○もう一度第1回からの資料を読み返して、思考を整理してみたい。
 ○まずは自分自身でロジックモデルを考えてみて、課内・チーム内で共有していきたいと思います。
 ○まずは、他課の業務を教えてもらうことからはじめたいと思います。その前に何を聞くか、整理するつもりです。
 ○地域に出る機会を自粛していましたが、少しずつ出ていくようにしたいと思います。
6)今後、本プログラムを進める上で期待すること、不安に思うことなどを教えてください。
 ○すでに感じていますが、このプログラムの場だけに留まらず、プログラムで学んだ考え方を日ごろに活かすことができることです。
 ○このままで良いのだろうか。色々な事がモヤモヤします。
 ○それぞれの市町の悩みや課題に思っていることを聞くと、すごく共感する部分が多く、ロジックモデルが膨らんでしまいそうになりますが、わが町の課題を再確認し、それを解決するための方策を考えたいと思います。
 ○最終的な着地点がどこになるのか、私自身が見えていないことが不安です・・・
7)運営面で良かったこと、改善して欲しいことなどあれば教えてください。
 ○動画の配信は、再度見直すことも出来てとても嬉しい
 ○自分がモヤモヤしていることもあまり気づいていない時も、メンターの先生方には時間をかけて聞いていただくことで、自分の気持ちも整理できました。聞き出す力を勉強させていただいています。
 ○ZOOMではなく、直接会える機会ができるといいなと思います。
 ○メンタリングのタイムスケジュールをもう少し早くいただけると、他業務との調整ができ出席者が増えます。
 ○提出した資料だけでなく、その背景のプロセスについてもしっかりと認めてフィードバックしてくださることが嬉しいです。

第2回

日時:2024年10月15日(火)、16日(水)
会場:オンライン
プログラム:「高齢者の暮らしと地域課題」
<1日目>
   模擬地域ケア会議「くらしの課題とは何かー地域ケア会議の体験」

      進行:稲垣圭亮氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
   グループワーク「わがまちの課題を検討する」
<2日目>
   講義「政策立案の技法 アジャイル型政策を実現するロジックモデルの作り方」
      亀井善太郎氏(PHP総研 主席研究員)
   グループワーク「ネクストアクションを考える」
1)模擬地域ケア会議「くらしの課題とは何かー地域ケア会議の体験」
進行:稲垣圭亮氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)

愛知県豊明市で行われている「多職種ケアカンファレンス」で実際にあった2事例を基に「この事例『で』考える」ことに触れた。
それぞれの事例について事前に配布された事例情報をもとに「本人や家族の気持ち、置かれている状況について」を各々で想像し、「この事例が我がまちにいたら」という想定で「このケースは何が問題か、どんな支援が必要か、このケースを我が町で支援するとしたら何が課題か、我がまちに足りないもの(取組、資源)は何か」を考えた。
その後に実際に豊明市で行われた質疑・検討の様子を動画で供覧し、「この事例『で』考える」「この事例から(地域資源や他職種の知識を)学ぶ」ことを学んだ。
2)グループワーク「わがまちの課題を検討する」
担当メンター
  A:服部真治 氏(医療経済研究機構)、三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)
    池田寛 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  B:高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)、都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  C:亀井善太郎 氏(PHP総研)、松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
同席パートナー
  A:稲垣圭亮 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  B:竹田哲規 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
  C:坂上遼 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
参加自治体振り分け
  A:箕輪町、阿賀野市、安来市
  B:平内町、須賀川市、東海市
  C:田上町、邑南町、福山市、喜多方市
3)講義「政策立案の技法 アジャイル型政策を実現するロジックモデルの作り方」
講師:亀井善太郎氏(PHP総研 主席研究員)

ロジックモデルの作り方について講義を得た。
 ロジックモデルは完成させることが目的ではない。
 これまでに「個人で書き出して考える」としていたことを、より他人に伝えやすく、よりまとめやすくするための「手段」である。
 都度書き換えられていくことは問題ない。
などの話があった。
4)グループワーク「これからの社会と基礎自治体職員」
講師:亀井善太郎氏(PHP総研 主席研究員)
担当メンター
  A:服部真治 氏(医療経済研究機構)、三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)
    池田寛 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  B:高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)、都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  C:亀井善太郎 氏(PHP総研)、松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
同席パートナー
  A:稲垣圭亮 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  B:竹田哲規 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
  C:坂上遼 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
参加自治体振り分け
  A:阿賀野市、箕輪町、安来市
  B:須賀川市、平内町、東海市
  C:邑南町、福山市、喜多方市、田上町
参加者の声(事後レビューから一部抜粋)
1)模擬ケア会議(1日目午前)で新たにどんな学びや気づきが得られましたか?できる限り詳しく教えてください。
 ○個別事例から地域課題をかんがえるときに、我がまちで支援するなら何が課題かと、発想を展開する作業が自分は不得意だと感じました。社会資源も支援するマンパワーも少ない我が町で、つい個々の対応に追われて、なんとかなったから良かったーと、ほっとして終了してしまいがちですが、これだと変わらないですね…
 ○模擬ケア会議では、実際にその方のケースに携わってはいませんが、今までのあらゆる知識などをグループで出し合うことで、色んな新しい物事の見方などが見えてくるような気がしました。
 ○事例で考えることで、地域の課題を考える
 ○初めてのことで、何から考えたらいいか分からなかったけど、限られた情報からいろんなことを想像することが大切で、実際には声にならない声を聞いていくことが大切なんだろうなと思いました。
2)講義(2日目午前)で新たにどんな学びや気づきが得られましたか?印象に残ったキーワードを交えて詳しく記載してください。
 ○これまで関わった業務では内容的に必要性と効率が重要で「効果」は二の次とすることが多かった。「有効性」が重要というところがわかってはいるけれどなかなかできていない。
 ○行ったり来たりの志向が重要であるという学びを得ました。また、PDCAサイクルの回し方について1事業という大きな単位で考えるのではなく、1事業内の小さな単位で細かく、頻度を上げて繰り返すことが今まで自分の中に無かった視点で大変勉強になりました。
 ○ロジックモデルに落とすことで自分の中での自問自答ができると感じる。
3)課題検討ワーク(1日目午後、2日目午後)を通じ、どんな気づきを得ましたか?あなたが感じたことを詳しく率直に教えてください。
 ○毎回、頭パンクです。まさかの視点が来るので正直理解するのに時間を要します。
 ○日頃保健事業では把握しているのに今回のワークで忘れていた視点として、対象としている人たちが、町のどれくらいの規模なのかということだった。この視点がないと打ち手が定まらず実現するための財政確保も、関係者や地域の理解も得にくいということを改めて感じた。
 ○やむを得なく転出する高齢者の数について深く考えたことがなかったので、新たな視点を得られました。
4)第2回の内容について、なんとなくモヤモヤしている点(腑に落ちていない、ぼんやりしている、考えを整理したい等)があれば教えてください。
 ○少しずつ、チーム内のそれぞれのスタンスなどの共有もできてきていると思うので良い方向に向かっていると思います。
 ○もやもやしているというか、どのくらいのペースでやればいいのかがわからなくて焦りを感じます。
 ○たくさんのことを言われて、平常業務もある中で何がわからないのかがわからなくなっている。
 ○もやもやは存在しますが言語化がまだできません。
5)第2回を踏まえて次回(第3回)までにどんなことに取り組みたいと思いますか?あなた個人の考えを聞かせてください。具体例があればそれも交えて詳しく教えてください。(
 ○1人でも2人でも話を聞きにいくこと。
 ○そもそもの制度理解をチーム内で進める必要性がある。
 ○まずは、包括さんや専門職の方への聞き取りについて、役割分担したいと思います。
6)今後、本プログラムを進める上で期待すること、不安に思うことなどを教えてください。
 ○チームで取り組むことで、課として成長できるとよいと思う。
 ○新たな取り組み方法、考え方の知識を得ながら、具体的な取り組みを進めていける手応えを感じ始めていますので、今後ともプログラム内容に期待しています。
 ○プログラムが終わった後でも自分たちでやっていけるのかが不安です。
7)運営面で良かったこと、改善して欲しいことなどあれば教えてください。
 ○スムーズな運営でとても助かります。
 ○画面越しでも意見をしっかりと聞いてくれていることやその雰囲気がよく伝わってきて安心して発言ができます。
 ○フォローアップも含め、毎回親身で有難いです。
 ○最初は、このレポートが負担でしたが、最近は慣れてきて自分の振り返りに必要な作業だと思っています。

第1回

日時:2024年9月17日(火)、19日(木)
会場:オンライン
プログラム:「基礎自治体の役割価値と可能性」
<1日目>
   講義「これからの社会と基礎自治体職員」

      亀井善太郎氏(PHP総研 主席研究員)
   グループワーク「ダイアローグ(対話)」
   グループワーク「わがまちの課題を検討する」
<2日目>
   講義「基礎自治体における「課題」とその解決」
      亀井善太郎氏(PHP総研 主席研究員)
   グループワーク「ネクストアクションを考える」
1)講義「これからの社会と基礎自治体職員」
講師:亀井善太郎氏(PHP総研 主席研究員)
基礎自治体職員の役割とは。
「この地域におけるそれぞれの日々の暮らしを、制度の運用や事業、市民社会の相互支援の機能を通じて、支えることができる」と言うことではないか。自治体職員として市民を支えていることは何か、一市民として支えられていることは何か。実際はどうだろうかと参加者それぞれが我が事として考えたり、実感を持って理解が進められるような内容で、そのための専門性を育てていく必要性、多様な関係者を動かしていくためのコミュにケーションのあり方等について知見を得た。
資料の画面共有をせず、画面上の聴講者の反応を逐次確認し、時には呼びかけながら講義を進められた。
2)グループワーク「ダイアローグ(対話)」
3)グループワーク「わがまちの課題を検討する」
担当メンター
  A:服部真治 氏(医療経済研究機構)、都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
    池田寛 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  B:岩名礼介 氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)、三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)
    松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
  C:亀井善太郎 氏(PHP総研)、高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)
同席パートナー
  A:竹田哲規 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
  B:稲垣圭亮 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  C:坂上遼 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
参加自治体振り分け
  A:箕輪町、安来市、阿賀野市
  B:福山市、田上町、東海市
  C:喜多方市、平内町、邑南町、須賀川市

午前中の講義を受けて、個々人がどう感じたか、チームメンバー及びメンターに共有した。
それぞれが言葉にすることで、「あの人はそう感じたんだ」「この人と同じように思った」など気づき、発見、共感などを得て、言葉にしてコミュニケーションをとることの重要性を学んだ。
4)講義「基礎自治体における「課題」とその解決」
 講師 :亀井善太郎氏(PHP総研)
5)グループワーク「ネクストアクションを考える」
担当メンター
  A:服部真治 氏(医療経済研究機構)、都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  B:岩名礼介 氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)、三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)
    松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
  C:亀井善太郎 氏(PHP総研)、 高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)
同席パートナー
  A:竹田哲規 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
  B:稲垣圭亮 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  C:坂上遼 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
参加自治体振り分け
  A:安来市、箕輪町、阿賀野市
  B:田上町、福山市、東海市
  C:平内町、邑南町、喜多方市、須賀川市
参加者の声(事後レビューから一部抜粋)
1)講義(1日目午前、2日目午前)で新たにどんな学びや気づきが得られましたか?印象に残ったキーワードを交えて記載してください。
 ○今まで町民のために、という行政意識は持ってはいたものの、社会福祉士としての専門性ばかりを重視していたことに気付かされました。
 ○市民の事を考えてるようで、本当につまずいている人たちを見ることができていなかった。課題を設定するのは、つまずいている人たちを見ることから始まることに気づけた。
 ○今まで、課題を考える時に、事業の課題ばかり考えていたことに気づかされました。制度や事業はツールとして使うもの。誰がどんなことにつまづき、困っているのかに視点を置いて考えることが大切。
2)課題検討ワーク(1日目午後、2日目午後)を通じ、どんな気づきを得ましたか?あなたが感じたことを率直に教えてください。
 ○総合事業の基本がわかっていない。何となく慣習に流されている。
 ○それぞれに感じている課題がバラバラだった事に気づけました。
 ○『事業ありき』という言葉をどこか他人事に思っていた。どんな人がどんなことに困っているのか、本当の課題は何か掘り下げることが必要ということ。
3)第1回の内容について、なんとなくモヤモヤしている点(腑に落ちていない、ぼんやりしている、考えを整理したい等)があれば教えてください。
 ○どこに課題があるのか、本質をどうとらえると捉えたことになるのか想像がつかない。
 ○随所にチーム力とコミュニケーションの必要性のお話しがありましたが、組織の異なる方とのチームワークの難しさを日々感じており、どのようにうごけばその溝が埋まるのかと思っています。
 ○チーム内でとりあえずそれぞれの違いがわかったことが有意義でした。さあ、やっとアジャイルに取り掛かろうかいうスタンスに立つことができたと思います。
4)第1回を踏まえて次回(第2回)までにどんなことに取り組みたいと思いますか?あなた個人の考えを聞かせてください。
 ○個人で考えてみる。できるだけデータを集めて、チームと共有。指示された作業に集中したいと思います。
 ○まずは、課題を見える化するために自分が担当している事業の参加者や地域参加率などを表にしてから、どこが課題なのかを考えていきたい。
 ○うまくいったケースとうまくいかなかったケースの仕分け。チームメンバーの専門性を探す。
5)今後、本プログラムを進める上で期待すること、不安に思うことなどを教えてください。
 ○チームでコミュニケーションをし、先生方とのメンタリングで考え方の視点に気づきをもらえ、次にやることがしっかりと見えてくるので、今後どう進めていけるのか自分の気付きが増えると思うので、楽しみです。
 ○せっかくアドバイスをいただいているのに、自分がその助言についていけてるか不安です。
 ○今後の進め方や、社協との付き合い方など、今までとは違う視点が持てていると感じています。
6)運営面で良かったこと、改善して欲しいことなどあれば教えてください。
 ○連続2日間はなかなか厳しい
 ○早い段階での懇親会などを通じて、やり取りのハードルを下げることができたのは良かったです。
 ○事務局の方々の影の支援に感謝します。
 ○とてもよい雰囲気のなかで、プログラムに参加できています。

オリエンテーション

日時:2024年8月21日(水)
会場:オンライン
プログラム:開講式
        主催者挨拶 都築晃氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
        行政説明  小西雄樹氏(厚生労働省老健局総務課 課長補佐)
      コミュニティビルディング1
        参加自治体の自己紹介
              進行:池田寛氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
        メンタリング体験(昨年参加自治体のメンタリング見学)
              進行:都築晃氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
      コミュニティビルディング2
        グループワーク「わがまちの課題を検討する」

 本プログラムは厚生労働省老人保健健康増進等事業「地域包括ケアシステムの深化・推進に向けた市町村の地域デザイン力を高める共創コミュニティによる支援に関する調査研究」の一環として実施しているため、行政説明として小西氏(厚生労働省老健局総務課 課長補佐)より、事業の位置付け、期待されることについて話があった。
 参加自治体の簡単な自己紹介をし、全体でどのような自治体が参加しているのか把握した。
 本プログラムの肝である「メンタリング」を実感していただくため、一昨年度・昨年度参加自治体の協力のもと、プログラムのその後について紹介いただきメンタリングを行った。
 午後はグループワークにて各参加自治体から問題意識、意気込み、参加のきっかけなどアピールを行った。
1)参加自治体の自己紹介
進行:池田寛氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
各自治体から1分程度でそれぞれの市町村概要をお伝えいただいた。
2)メンタリング体験
進行:都築晃氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
一昨年度・昨年度参加自治体(呼びかけて集まった自治体:兵庫県淡路市、新潟県出雲崎町、北海道深川市)に終了時から現在の進捗について報告いただき、メンタリングを行った。その様子を今年度参加自治体に見ていただき、メンタリングとはどのように進んでいくものか、メンターとの関係性を体験する時間とした。
3)グループワーク「わがまちの課題を検討する」
担当メンター
 A:高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)、都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
 B:岩名礼介 氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)、三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)
 C:亀井善太郎 氏(PHP総研)、松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
担当パートナー
 A:稲垣圭亮 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
 B:竹田哲規 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
 C:坂上遼 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
参加市町村振り分け
 A:須賀川市、阿賀野市、田上町、安来市
 B:平内町、箕輪町、豊中市
 C:喜多方市、東海市、邑南町、福山市

エントリーシートの内容をもとに、参加のきっかけや、今取り組んでいること、問題意識などを共有し、メンターからの問いかけにより潜在的な問題意識を言語化するように働きかけた。
参加者の声(事後レビューから一部抜粋)
1)昨年度参加自治体メンタリングでどんな印象を持ちましたか?感じたこと、気づいたこと、学びとなったこと等、印象に残ったキーワードを交えて記載してください。
 ○参加された皆さんが生き生きと発表されていて、一皮むけた感というか充実感が伝わって実り多いものだったんだろうと感じました。休憩時間のメンターさんとのやりとりも和気あいあいとしていて信頼関係ができているんだろうなと感じました。
 ○紆余曲折もたくさん経たと思いますが、表情がすっきり明るく、目の前の課題もクリアになっている印象でした。
 ○メンターの方とフレンドリーな雰囲気がとても印象的でした。
2)わがまちについてメンターと話をしてみて、どんな印象を持ちましたか?感じたこと、気づいたこと、学びとなったこと等、印象に残ったキーワードを交えて記載してください。
 ○自分のまちについて強みや足りないところについて理解して自信を持ってアウトプットできていないと感じました。
 ○こんなに集中して話していただけると思っておらず、チームでも話しているつもりでしたがまだまだ足りないと思いました。
 ○若干緊張もありましたがとても話しやすく、気が楽になりました。
 ○わがまち、については、みんなの思いが聞け、それぞれがどう感じているのかがわかりました。
3)今後検討しようとするテーマやわがまちの課題について、迷っていることやモヤモヤしている点を教えてください。
 ○事業の見直しが必要だか、どこに焦点をあて、どこに向かっていけばいいのか、定まらない。
 ○行政の立場で進めて実施してきた事業が、本当に住民の健康のためになっているのか、意味のあることを行っているかわからずモヤモヤする。まちの課題がずれているのではないかという思いがある。
 ○住民さんの安心ってなんだろう?町に期待してることって何だろう?どうなれば自分たちは、うまくいったと思えるのだろう。私達は、何に疲れているのだろう?
4)次回(第1回)までにどんなことをまでにどんなことをやってみたいと思いますか?あなた個人の考えを聞かせてください。
 ○高齢者の不安は何か、いつから不安になるのかを探る
 ○どんな事をやってみたいか?正直何もわからず、何も思いつきません。
 ○頭の中を整理したいです。
5)本プログラムの参加にあたり、楽しみにしていることや、不安なことを教えてください。
 ○課題解決に向けたプロセスが学べること
 ○色々な方からの考え方の視点を知ることが楽しみです。
 ○このプログラムを通じて職員の政策形成能力が今以上に向上してほしい。逆に悩んだり、手詰まり感で気持ちが苦しくならないかとも思う。
6)運営面で良かったこと、改善して欲しいことなどあれば教えてください。
 ○オリエンテーションが長いと感じた。
 ○teamsでやることは、デジタルツールが苦手な職員が多いので、DXのOJTみたいで良いです。
 ○皆さんがとても気さくでわかりやすい説明をしていただけるので参加者は緊張せずに参加することができる為とても良いと感じました。
 ○自分たちの中で整理しきれてない考えなどを要約、言語化していただけることが有難いです。

オープンセミナー

日時:2024年7月9日(火)
会場:オンライン
プログラム:講演:「包括的支援体制/重層的支援体制整備について知り、地域包括ケアシステムの明日を考える 」
          岩名礼介氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)
      メンタートークセッション
          <モデレーター>
           三原岳氏(ニッセイ基礎研究所)
          <登壇者>
           岩名礼介氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)
           松本小牧氏(豊明市市民生活部共生社会課)​
      事務連絡 アジャイル型地域包括ケア政策共創プログラム2024について(参加自治体募集について)
1)講演:「包括的支援体制/重層的支援体制整備について知り、地域包括ケアシステムの明日を考える 」
 講師 :岩名礼介 氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)

「地域包括ケア」と「包括的支援体制」「重層的支援体制整備」がどう関係するのか。
この2つの体制を理解することで、地域包括ケアをどうしていくかを考えるというテーマで話が進められた。
役所の窓口に相談があった時、「制度に当てはまらないのでできません」というだけの対応になっていないか。
役所にまで来るという状況はその人がどのような状態にあるのか、助けを求めてきたのでないか、などの想像力を働かせた時に、現行制度は当てはまらないが、何か手を差し伸べられるものはないのかと「ケースワーク」することが大切である。
それに対して対応するために、それぞれの支援体制を利用して様々なことを検討するという方法が考えられる。
また、支援がしやすい「地域づくり」も重要であり、下支えしてくれる地域、地域と協働して活動する行政、それぞれがうまく噛み合って制度以外の支援も含めて「包括的な支援体制」が実施することができるのではないか。
「包括的な支援体制」の実施は努力義務となっている。一方で「重層的支援体制整備」は任意事業である。
「重層的支援体制」は整備されなくとも「包括的な支援体制」は実施することができる。
それぞれの狭間になる事項をそれぞれが支え合って調整しあうことで「包括的に」支援できることを目指してはどうか。
2)トークセッション
<モデレーター> 三原岳氏(ニッセイ基礎研究所)
   <登壇者> 岩名礼介氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)
         松本小牧氏(豊明市市民生活部共生社会課)​
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