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プログラム開催レポート


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第5回

日時:2024年2月5日(月)、14日(水)
会場:オンライン(14日はウェビナー)
プログラム:
 <1日目>参加自治体、オブザーバーのみ
  参加自治体成果報告(各自治体15分)自治体名「発表題名」(最終テーマ)
   ○深川市「地域の高齢者を孤立させない お互い様の暮らしを叶える地域づくりに挑戦!」
       (地域の支え合いの体制づくり)
   ○羽後町「「実は・・・」と言いやすい羽後町へ」
       (支援が必要の高齢者の発見、見守り)
   ○つくばみらい市「高齢者の自分らしい生活を支えるチームになるために」
           (望む活動や暮らしを可能にする支援のあり方(総合事業、自立支援))
     メンターコメント 亀井善太郎 氏 高橋拓朗 氏 都築晃 氏
   ○千葉市「在宅医療・介護連携支援センターの機能拡充〜若年の精神疾患への対応〜」
       (包括的相談支援(多機関協働))
   ○白井市「つまづきを経験しても、自分らしいもとの生活を取り戻せる支援を目指して」
       (望む活動や暮らしを可能にする支援のあり方(総合事業、自立支援))
   ○長久手市「市民よし、包括よし、行政よし、三方よしの生涯現役目指して」
        (望む活動や暮らしを可能にする支援のあり方(総合事業、自立支援))
     メンターコメント 服部真治 氏 三原岳 氏
    休憩
   ○上越市「自分の幸せのかたちは自分が決める!〜一人ひとりの価値観を大切にできる地域を目指して〜」
       (望む活動や暮らしを可能にする支援のあり方(総合事業、自立支援))
   ○出雲崎町「ここで生きていくー小さな町の大きな挑戦ー」
        (安心して住み続けられるための支援のあり方(Aging in Place))
   ○長生村「元気を広げる村にな〜れ 〜やりたいことを見つけて実現できるように〜」
        (高齢者の多様な活動、参加の場)
     メンターコメント 亀井善太郎 氏 高橋拓朗 氏 三原岳 氏
   ○寝屋川市「寝屋川市における高齢者の可能性を最大限に引き出せる仕組みづくり」
        (高齢者の多様な活動、参加の場)
   ○淡路市「人と関わる場所が身近にあることで、高齢者の幸福度が上がる」
        (高齢者の多様な活動、参加の場)
   ○鳥取市「誰も取り残さない鳥取市を目指して〜最初の一歩は、地域・行政・専門職がつながり合うこと〜」
        (包括的相談支援(多機関協働))
     メンターコメント 都築晃 氏 亀井善太郎 氏
   総括
  修了式

 <2日目>ウェビナーにて
  成果報告会「地域の力を最大化せよ! 学び成長し続けるチームづくりの核心」
   厚生労働省挨拶
    厚生労働省 老健局 総務課 課長補佐 菊池一 様
   事業紹介・報告
    医療経済研究機構 服部真治
   プログラム参加自治体 成果報告・インタビュー
    進行:藤田医科大学地域包括ケア中核センター 池田寛 氏
    解説:NTTデータ経営研究所 高橋拓朗 氏
    《成果報告》
     深川市、白井市、出雲崎町、上越市、鳥取市
    《インタビュー》
     羽後町、つくばみらい市、千葉市、長生村、長久手市、寝屋川市、淡路市
   総合討論
     厚生労働省 老健局 総務課 課長補佐 菊池一 様
     三菱UFJリサーチ&コンサルティング 岩名礼介 氏
     PHP総研 亀井善太郎 氏
     医療経済研究機構 服部真治 氏
     ニッセイ基礎研究所 三原岳 氏(モデレーター)
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1)参加自治体成果報告
各自治体15分で第1回から第4回までで考え、動き、自分達が変わったこと、そしてこれからどう動いていくのかをまとめ、発表を行った。それぞれが特徴を持った表題をつけ、明確なビジョンを持った活動につなげるための発表であった。
2)修了式
日程はもう1日あるが、公開セミナーとなるため、全参加自治体が各々の成果報告を行ったこの日に修了式を行った。
プログラムに参加し、日常の業務と並行して苦労をして考えてきたことを画面越しにそれぞれ讃えあい、全国に仲間がいると心強く感じられる瞬間となった。
3)事業紹介・報告
報告者:医療経済研究機構 服部真治
本プログラムについて紹介・報告を事業主体である医療経済研究機構より行った。
4)参加自治体による成果報告(5市町村)・参加自治体へのインタビュー
1日目に行った発表から、各テーマや各自治体の構成から特徴的な5市町村を選抜し発表を行った。また、それ以外の参加自治体からこの間に自分達が何に気付き、何を考え、どう動き、これからどうするのかなどについて聞いた。
5)総合討論
当プログラムメンター陣とゲストスピーカーとして菊池一氏(厚生労働省老健局総務課課長補佐)が参加して発表された5市町村の内容を例に出しながら、本プログラムの根幹となるメンタリングでメンター陣が何を考え、何をアドバイスしたか、などが語られた。政策形成の上で本プログラムでもツールとして使用したロジックモデルについても有用性や活用方法について話があった。また、地域ケア会議やその他各自治体で行われている事業や取り組みが何かチグハグしてしまうという点についてどう考えるとよいかなども議論された。メンタリングで繰り返された「何が起こっているのか(WHAT)」「どうしてそうなるのか(WHY)」「解決するためにどうするのか(HOW)」そして「そう考えてどうなるのか(SO WHAT)」を使ったロジカルシンキングでの討論が見られた。
2日目の報告会(ウェビナー)の動画はこちら
資料は以下からダウンロードしてください
参加者(参加自治体)の声(アンケート結果より一部抜粋)
第5回プログラムでどんな気づきがありましたか?自分たちの最終報告のとりまとめの過程で感じたことや、他自治体の報告を聞いて感じたことをできるだけ詳しく教えてください。
・いままでやってきたこと(事業や施策)を「ただやる」のではなく、「何のためにやる」のかを考えて実施するだけで意識が変わる。その際に、自分だけ「変わるだけ」でなく、チームで、地域として「変化」していけるように働きかけていくことが重要である。結果、うまくいったときに、喜び合える仲間ができる。そんな地域をつくっていきたい。
・報告資料を取りまとめる中で、チームメンバーとの共有を深められました。今までの過程をわかってもらえているつもりでいましたが、言葉や文章など過程をみえるかたちで共有する機会になりました。またチー ムメンバーの意欲が心強く、ひとりではここまでできず、得意なことを生かし合って、力合わせることができました。
・ほかの自治体の報告は、今までのプロセスがしっかりまとめられていて、とても参考になり、おもしろく感 じました。
・まとめ方や言葉の選び方など、各自治体の発表を聞いて相手に伝えるための工夫などを学べました。どの自治体もこれまでの経過が分かりやすく歩みを視える化してもらえて有意義な時間でした。
・それぞれの自治体で住民、関係者の意見を聴く視点、住民目線が根付いたと感じた。報告の紹介の際に、表現や内容がいい意味でおよそ自治体の計画らしくないという表現があったが、それがこの半年の成果だったと思う。オブザーバー参加の方々はそのように感じていたのか、プログラム参加前の自分でもそう感じていただろうと思う。それほど、大きな視点の変換になったプログラムだった。
・他自治体を含めて、当初考えていたことと、今回の発表との間で発想が 180°Cぐらいの勢いで変わっ た、また、プログラムを進めていく中でチーム、関係者への考え方、関わり方が大きく変わった、という印象でした。
・いよいよ始まり、どうなるのだろうという不安もありますが、学んだことが糧となっている少しの自信と先生方にも相談できる安心感から少しでも前向きに取り組んでいきたいと思いました。
・他自治体の発表から学ぶことが大きかったです。皆さんピカピカツヤツヤのお顔で晴れ晴れとしていて、 眩しかったです。
・改めて第1回の取組から振り返りましたが、自分達の思考(相手がダメだから研修会、何でここまでしているのに分からないの?)、言葉の使い方(ツルツル)、が大きく変化してきたことに気付きました。
・他自治体の発表をお聞きして、悩んでいたのは自分たちだけではないことに加え、助言の中で、繰り返ししていただいたメンターの先生方からのアドバイスで、チームで話し合い、量よりも大切なこと、事業にこだわらず、課題に真摯に向き合うこと、住民の暮らし、生き方を尊重することを再確認できました。
・最終報告を作成するにあたり、半年前のチームと今のチームの状態を振り返ることで、自分たちの思 考や考え方、課題の捉え方が変化していることを実感できた。
・変化のきっかけやどう変わったかがとてもよく伝わってきました。だからこそ、どう打って出るかをワクワクして聞きました。私も頑張ろうと思え、やりたいことが次々頭に浮かんでたくさんメモしました。
・どこも同じような課題や悩みやモヤモヤがあり、進め方に苦戦していることを感じました。この半年間共に学ぶことかできたことは大きな自信に繋がったと思います。事業の進め方を改めて考えていく機会になり、個人だけでなく、チームとなってやれたことは今後も続けていきたいと思いました。
・最終報告にあたりチーム以外へ伝えることを意識しながらも、チーム内でのこれまでの話し合いや経緯等を振り返ることができ、変化(成長?)を感じた。また他自治体の報告を聞いて、自分たちのチー ム同様に変化を感じたことや他自治体も自市と同じような課題に直面していて、報告を聞きながら共感や納得感があった。
参加者(成果報告会聴講者)の声(アンケート結果より一部抜粋)
来年度以降、このプログラムが開催されたら参加したいと思いますか?
<ぜひ参加したい>
・ぜひ行政に参加していただき、プログラムの中で協働させていただきたい。(病院職員)
・市町村職員ではないので参加できませんが、そのくらいの気持ちだということです。(病院職員)
・本音で話すフォーラムは貴重。
・行き詰まりの部分が多く、担当としては、思い悩んでいるため。
・大変勉強になったから。
・行政の方の中でも真剣に地域づくりに向き合う人がいると知ると踏ん張ることができるため。
・今回登壇された自治体の方と同様の悩みを持っているため。
<どちらとも言えない>
・庁内で検討が必要なため。
・自信がない。
・連携体制がとれるかどうか不明。
・大変そう。
・都道府県であるためオブザーバーにしかなれませんが、支援ノウハウを学びたいという思いはあります。
・やはり業務負担が気になる。
<どちらかというと参加したくない>
・職員人員の少なさゆえ、業務量の多さと業務の質の追求という点から、他に思考を向ける余裕がないことが正直なところです。
<全く参加したくない>
・数回あった講義内容に関して、自分の実践経験からすると、本来相手の状況やシチュエーションなどを考慮し、剛柔織り交ぜて対応すべきものも、ややもすると教条的に語られていた部分もあり、違和感が先に立ち最後まで聞く気になれなかった。

第4回

日時:2023年12月20日(水)、21日(木)
会場:オンライン
プログラム:学会方式(同時刻開催の内容は参加者が選択可能)
 日程詳細は以下表
 表中の自治体名は当該自治体のメンタリング
<1日目>
メインルーム ブレイクアウトルーム
9:30〜9:35 事務連絡
9:35〜10:35 赤穂市 深川市
10:35〜11:35 千葉市 長生村 宇和島市
11:35〜13:30 休憩
13:30〜14:30 上越市 安八町
14:30〜16:30 テーマ別座談会
「自立支援・リハビリテーションについて考える」
14:30〜15:30 鳥取市 須崎市
15:30〜16:30 淡路市
16:30〜 事務連絡 16:00〜17:00 大井町
<2日目>
メインルーム ブレイクアウトルーム
9:30〜9:35 事務連絡
9:35〜11:00 テーマ別座談会
「人や組織を動かす(庁内連携、多職種連携、人材育成)」
11:00〜12:00 長久手市 白井市
12:00〜13:00 休憩
13:00〜14:00 寝屋川市 出雲崎町
14:00〜15:00 つくばみらい市 羽後町
15:00〜15:10 休憩
15:10〜16:20 講義「アジャイル政策のための仕掛け」
16:20〜 事務連絡
市町村名:今年度参加自治体に対するメンタリング(課題ストーリーブラッシュアップ)
市町村名:昨年度参加自治体(希望者)に対するメンタリング(課題ストーリーブラッシュアップ)
参加者の声(アンケート結果より一部抜粋)
1)課題ストーリーブラッシュアップ(各自治体毎のメンターとのやりとり。他自治体への参加も含む) に参加してどんな気づきがありましたか?できるだけ詳しく教えてください。
・まずは、やってみること、今できる範囲のできることをチームメンバーで、共有するということ。それを、自分たちのためではなく、みんなのためにと伝える大切さに気づきました。
・今回のアジャイルに参加し、上司や理事者に伝える前段階であり、係内でも十分共有なされていな かったことに気づきました。
・仲間にしたい相手を動かす事はとても大変なこと。言ってダメなら一緒になってやってみる事も必要。
・(昨年度参加自治体のメンタリングは)課題が近かったので、先輩自治体のありがたいお話しを聞かせていただいている感じでした。
2ー1)テーマ別意見交換1(自立支援・リハビリテーションについて考える)【1日目午後】に参加してどんな気づきがありましたか?できるだけ詳しく教えてください。
・リハ職にしろケアマネにしろ、自立支援に対する意識の形成をしっかりしていかないと、誤った認識で誤解を生み、方向性がバラバラになってしまうと感じました。
・短期集中C型を実施している自治体の抱える課題を伺うことができ、これから実施に向けて検討していく立場として参考になりました。
・デイサービスに行っている日といない日の歩数カウントにとても驚きました。デイサービスに行かない日の過ごし方の重要性を経験や感覚ではなく科学的に伝えることの大切さを痛感しました。
2ー2)テーマ別意見交換2(人や組織を動かす:庁内連携、多職種連携、人材育成)【2日目午前】に参加してどんな気づきがありましたか?できるだけ詳しく教えてください。
・人を動かすときに、こちらの事情でなく相手の立場を理解するということは、よく言われたり、頭では理解しているつもりでも、実践を伺っていると、自然とそれが組み込まれていないと進みようがないんだと感じた。
・他の自治体も同じように他機関との関係で悩んでいることを知れて良かったです。
・意見交換の中で印象的だったのは、働きかける相手側が変わったと感じているのは、実は自分たち側に変化があり、相手側を変えていようとしていたことが対話を通じて自分たちと違う事を認識したという内容です。
3)講義【2日目午後】を聞いて、どんな気づきがありましたか?これまでのPG参加を振り返りながら感じたことをできるだけ詳しく教えてください。
・どれだけ考えても正解はないし、行動しなければ失敗もしないこと。このプログラムに参加すること自体 が挑戦でしたし、ちゃんと最初の一歩になったと思えるようになりたい。
・防御的コミュニケーションが中心になっているなと感じた。自由な意見を言ってもらうためには、心理的安全が必要だと感じた。
・防御的なコミュニケーションと創造的なコミュニケーションについて聞いた時、きっとこれまでは無意識に使い分けていたのだろうと思いましたが、政策を作っていく場面では意識的に切り替えていくことが必要 だと理解しました。
・行政の仕事は、一度やったことが「失敗」と認定されることはなくて、年度替わりを待たずして計画を直すこともなくて、アジャイルというのは私たちの仕事の性質とずいぶん違うもので、実行するのは難しいと感じていました。でも、このプログラムでは「とりあえず調べてみる」「とりあえずあって話す」みたいなことをしていて、意外とできるんだな、と率直に驚いています。
4)4回の内容について、なんとなくモヤモヤしている点(腑に落ちていない、ぼんやりしている、考えを整理したい等)があれば教えてください。
・メンタリングを聞き返して、ロジックモデルが2つではなく3つできるかもしれないと思いました。
・ロジックモデルのアクティビティの先があまり見えておらず、とにかく走り出すという形になっているので、具体的な見通しが立てられたらとは思っているのですが、そこまでの考えに今一つ至らずモヤっとしていま す。
・全て講義が終わったところで、再度内容を振り返りたいと感じた。
5)今後、本プログラム終了後、取り組みを進めていく上で不安なことや、メンターに支援して欲しいことなどあれば教えてください。
・これまで連携してきた関係機関と新たに働きかけようとしている相手ではアプローチ方法が変わると思うがどうなるか見えずに不安はある。かえってこれまでより理解が進んで連携がよくなるにはどうすればいいか考えたい。
・あとは実行あるのみ。迷ったら、「チーム」で課題を整理し、一つ一つ解決していく。
・ロジックモデルを実行に移した後の振り返りについてもモヤモヤが出て来たら相談したい。
6)運営面で良かったこと、改善して欲しいことなどあれば教えてください。
・毎回発言のし易さ・雰囲気を作って頂き、とても楽しい時間の中たくさんの気づきがあります。ロジックモデル作成は、こんなに考え続けたことが無いと思うくらいです。
・毎回、モヤモヤ感から思いを汲み取っていただき、まず何をする必要があるのかに導いてくださり、ありがとうございます。
・いつも多種多様なプログラムを用意していただき、本当に学びが深まっています。
・(事務局が)当初から「うんうん」と頷いて聞いてくれる姿を見ると、まだまだ緊張しますが、話しやすさを感じます。

第3回

日時:2023年11月20日(月)、22日(水)
会場:オンライン
プログラム:
<1日目>
   講義「包括的支援体制/重層的支援体制整備事業について知り、地域包括ケアシステムの明日を考える」
      岩名礼介氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング 主席研究員)
   ショートレクチャー
      亀井善太郎氏(PHP総研)
   グループワーク「わがまちの課題の見極め」
<2日目>
   「課題解決に向けた関係者との協働を考える」
     1)仲間を作り関係者を動かす
     2)おたがいさまを考える
      進行:松本小牧氏(愛知県豊明市市民生活部共生社会課)
      講師:成田町子氏(愛知県豊明市健康福祉部長寿課)
         坂上遼氏 (愛知県豊明市市民生活部共生社会課)
         河﨑惠子氏(豊明市おたがいさまセンターちゃっと)
   グループワーク「ネクストアクションを考える」
1)講義「暮らしの課題とは何かー地域ケア会議の体験」
講師:岩名礼介氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)
地域包括ケアを実践する上で、高齢者だけでなくその家族や周りを取り巻く状況をいかに支えるか、行政としてどのように関わるかを学んだ。
2)ショートレクチャー
講師:亀井善太郎氏(PHP総研)
メンタリングに入る前にロジックモデルのポイントについて確認を行った。
3)グループワーク「わがまちの課題の見極め」
担当メンター:
  A:三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)、都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)、服部真治 氏(医療経済研究機構) 
  B:高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)、岩名礼介氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)、池田寛 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  C:亀井善太郎 氏(PHP総研)、松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
4)「課題解決に向けた関係者との協働を考える」
     1)仲間を作り関係者を動かす
     2)おたがいさまを考える

地域の力や可能性に気付くこと、また、関係者それぞれの立場の考え方や事情を理解し、協働していくための姿勢や心構えを理解することを目的として愛知県豊明市の関係者によるトークセッションを行った。テーマ1で「仲間を作り関係者を動かす」として主に生活支援コーディネーター(SC)から実際の活動と活動理念、地域資源とは何か、地域資源をどうみているかなどを聞いた。テーマ2で「たがいさまを考える」としてSCの活動から生まれた「おたがいさまセンター『ちゃっと』」(豊明市の有償ボランティア)の職員より立ち上げから実際の活動について聞き、仕組みの作り方や活動の工夫の1例を学んだ。
5)グループワーク「ネクストアクションを考える」
担当メンター
  A:三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)、服部真治 氏(医療経済研究機構)
  B:高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)
  C:亀井善太郎 氏(PHP総研)、松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
参加者の声(事後レビューから一部抜粋)
1)岩名先生の講義(1日目午前)新たにどんな学びや気づきが得られましたか?印象に残ったキーワードを交えて記載してください。
・組織としての体制つくりをアウトリーチの伴走支援と合わせて、行っていく。地域づくりは一体的に事業を捉えること。
・重層的支援体制整備事業の本質を知ることができました。これまでは、重層と聞くと、何か壮大なことをやらなければならない、現状では手が出せないという印象を抱いていましたが、すでにやっていることもあり、自分で勝手にハードルをあげていたことに気づきました。
・重層的支援体制整備事業についていまいち理解が進まず、どんな新しいことをしなければならなくなるのか・・・と思っていましたが、講義の中で特別な新しい事業を立ち上げなければならない訳ではないという旨のお話しがあって少しほっとしました。
2)現場の実践者の声(2日目午前)を聞いて、SCの活動や可能性についてどんな学びや気づき、考え方の変化がありましたか?できる限り詳しく教えてください。
・とにかく現場に出て活動するということにとても大きな意味があることを教えてもらいました。忙しくてなかなか現場に出られないは言い訳だなぁと感じました。
・みなさんの視点が『住民』であること、目指す姿を共有して、そこに向けて、できることは何か。を常に考え行動しているからこそ、石ころでも資源との見方ができるのだと思いました。
・SCは、高齢者が生活していくための様々な支援策をコーディネートする役割があると改めて考えました。無いのもは作るとおっしゃっていたのが印象的でした。
3)現場の実践者の声(2日目午前)を聞いて、多様な関係者を動かしていくために求められるコミュニケーションや姿勢についてどのような気づきがありましたか?できる限り詳しく教えてください。
・何を考え誰にどう働きかけるのかをきちんと意図して動かないといけないと感じました。
・自分たちが、まずは率先して動き、動きながら考え軌道修正していく様子がよく分かった。
・上からではなく一緒に向き合う、行う、考える姿勢と、お互いにメリットがあり、無理を言わない姿勢だと感じました。
・自分は「楽しんで」仕事(というよりも活動)ができているのだろうかと振り返るきっかけになりました。
4)課題検討ワーク(1日目午後、2日目午後)を通じ、どんな気づきを得ましたか?あなたが感じたことを詳しく率直に教えてください。
・周囲との合意形成を図るためには、小さなステップの積み重ねが必要だと感じました。
・私の頭の中はまとまった感じがしましたが、書き記すとなぜかまたつるつるした感じになってしまいます。
・個別事例から絞れたような気がしていましたが、まだまだ課題、対象者が絞りきれてないと思いました。データと個別事例を行き来し、さらに課題を絞っていきたいと思います。
・目指すべき姿の解像度がかなり高まったように感じる。
5)第3回の内容について、なんとなくモヤモヤしている点(腑に落ちていない、ぼんやりしている、考えを整理したい等)があれば教えてください。
・同じ事例をもう一度振り返ってもいいのか、はたまた新しい事例を見た方がいいのか悩んでいます。
・支援者支援と定置網をどう仕掛けるかを考えてないといけないかな? と思っていますが、それをどう考えていくかがまだモヤモヤしています。
・回を重ねるに連れて情報量が多くなってきた。何か聞き逃しているのではないかという不安と、グループ内やメンタリングの中で発言することに、発言をしてよいのかという気持ちが出てきた。
6)第3回を踏まえて次回(第4回)までにどんなことに取り組みたいと思いますか?あなた個人の考えを聞かせてください。具体例があればそれも交えて詳しく教えてください。
・働きかけの重点をどこに置くか
・有りたい姿の再確認、真因の掘り下げ、真因が解決・問題を小さくできるかどうか、有りたい姿に向けて真因の中で何を課題とするのか。
・集めた事例から、2個ぐらいもう一度振り返ろうと思いました。
・包括も忙しいからな…と思ってしつこい電話を控えてメールにしていましたが、電話をかけます。
7)今後、本プログラムを進める上で期待すること、不安に思うことなどを教えてください
・自分自身が知識に乏しく、プログラム自体の専門性も高いことがあるため、理解が追い付くかが不安である。
・やりたいことが増えて困ります。笑
・話が具体的になってくると専門的なところがわからないので難しいと感じますが、なんとかついていきたいです。
・第3回目あたりでチーム内で少しずつ変化が見えました。私個人も地域包括も、何ができるかを考えて地域に住む高齢者に還元できる検討をしていきたいです。
8)運営面で良かったこと、改善して欲しいことなどあれば教えてください。
・打てば響くとまではなかなかいきませんが、参加して得るものがあったと胸を張れるように終わりまで駆け抜けたいです。
・メンターの先生、事務さんとも自然なのに的確に気づきを促してくれる発信の仕方、キレッキレの思考力に頭下がります。同じ人間だと思えません。いつもありがとうございます。
・毎回のことながら、音声データをすぐにアップしてもらえるので助かっています。おかげで、リアルタイムで先生とのやり取りに全集中できます。

第2回

日時:2023年10月18日(水)、19日(木)
会場:オンライン
プログラム:
<1日目>
   模擬カンファレンスの実施「暮らしの課題とは何かー地域ケア会議の体験」

      進行:稲垣圭亮氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
      事例提供協力(昨年度参加自治体):千葉県八街市、兵庫県赤穂市
   グループワーク「わがまちの課題を検討する」
<2日目>
   講義「 政策立案の技法 アジャイル型政策を実現するロジックモデルの作り方」
      亀井善太郎氏(PHP総研 主席研究員)
   グループワーク「ネクストアクションを考える」
1)模擬カンファレンスの実施「暮らしの課題とは何かー地域ケア会議の体験」
進行:稲垣圭亮氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
昨年度参加自治体(千葉県八街市、兵庫県赤穂市)から事例提供の協力をいただいて愛知県豊明市の方式で模擬カンファレンスを実施した。
「事例のプランの修正が目的」ではない、「この事例『を』考える」のではなく「この事例『で』考える」とは何かを体験した。

2)グループワーク「わがまちの課題を検討する」
担当メンター
  A:高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)、都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  B:三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)、服部真治 氏(医療経済研究機構) 
  C:亀井善太郎 氏(PHP総研)、松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)、池田寛 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
3)講義「政策立案の技法 アジャイル型政策を実現するロジックモデルの作り方」
講師:亀井善太郎氏(PHP総研 主席研究員)
4)グループワーク「わがまちの課題を検討する」
担当メンター
  A:高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)、都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  B:三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)、服部真治 氏(医療経済研究機構)
  C:亀井善太郎 氏(PHP総研)、岩名礼介 氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)、松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
参加者の声(事後レビューから一部抜粋)
1)地域ケア会議(1日目午前)でどんな学びや気づきが得られましたか。できる限り詳しく教えてください。
・専門家の方々の視点に多々気づかされた模擬ケア会議でした。同時に自分の視点は何か?を問う時間でもありました。ご本人の本心、ご家族の思いや願いに少しでも寄り添えることを目指したいと感じました。
・それぞれの専門職によって見えている景色が違うことに気づかされました。自分自身も気が付いていないところで自分の視点や考え方の癖があることが理解できました。
・模擬ケア会議では、「その視点があったのか!!」と感じたことが多々ありました。
・自分では思いつかなかったアイデアや意見がどんどんでてくる場面をみて、多職種連携はこうあるべきだと思いました。
・本人の想いや考えと家族の想いにはズレがあり、家族から聞き取りした言葉を本人の意向としていたかも知れないことに気づいた。
2)講義(2日目午前)で新たにどんな学びや気づきが得られましたか。印象に残ったキーワードを交えて詳しく教えてください。
・目標に向かって、まず一歩踏み出し、行動し働きかけるための整理としてロジックモデルが有効と感じました。ロジックモデルはチームのコミュニケーションツールというキーワードが印象に残りました。
・印象にあるキーワードは、ロジックモデルはコミュニケーションツールだという話です。ロジックモデルの書き方は、これまで何度か別の研修で教えていただきましたが、コミュニケーションツールとして活用してねというのは初めてでした。
・喘息薬の話にあったように、製作者が現場を気にしたからこそ軌道修正が出来たように、やりっぱなしではなく、現場を知ることが大切なのだと感じました。また、常にその意識を持つからこそ、初期アウトカムを見逃さずにいられるのだと思いました。
・行政が政策を検討する際、数値から分析して仮説をたてる傾向があるのですが、果たしてそれだけでいいのかということに気づかされました。
3)課題検討ワーク(1日目午後、2日目午後)を通じ、どんな気づきを得ましたか。あなたが感じたことを詳しく率直に教えてください。
・難しく捉えず現場の声を共有し、チームで支え合いながら進むことに徹したいと考えています。
・考え続け、困りごとの解像度をあげる、その具体的イメージがチームメンバーで共有できたと感じました。
・課題と思っていたのは本当に課題か?薪拾いをしたつもりになっていたが、そもそも一人ひとりに「なぜそうなった」を繰り返していなかったことに気付いた。
・「誰の、どんな状態を良くしていきたいのか」メンターの先生方が何度もおっしゃるこの言葉、簡単なようですごく難しいと感じています。
・私自身が、まだ自分の中でこの課題に取り組むんだということを落とし込めていないのか、自信がないのか、メンターの質問に対しあいまいな答えをしていると感じています。
4)第2回の内容について、なんとなくモヤモヤしている点(腑に落ちていない、ぼんやりしている、考えを整理したい等)があれば教えてください。
・正直、今自分が何を課題にして、何を目指して・・・頭の中がもやっとして、まったく先が見えない状態になっています。チーム内での話しあうことで少し頭を整理したいと思います。
・チームで考えていく大切さがとてもよく分かったからこそ浮かんだ疑問、不安があります。ごく身近な関係者に、例えば話し合う時間を求めた時「忙しくて出来ない」「そんなことやってる暇があるんだ」と捉える方、どう接して行くか…多分近い将来アプローチ法を考える対象なので、その時は今のチーム員で考えてみます。
・模擬ケア会議を見せて頂き、会議の中での視点やまとめ方は非常に参考になったのですが、その後地域課題をどのように吸い上げていくのか知りたいです。
5)第2回を踏まえて次回(第3回)までにどんなことを取り組みたいと思いますか。あなた個人の考えを聞かせてください。具体例があればそれも交えて詳しく教えてください。
・チームでの取組は、終了後に提供された事例で深めていく方向性が少しつかめたと感じていますが、やってみないと分からない部分と、もっと段階が細切れになるかどうか考えてみます。
・地域に出て、70代ぐらいの人に焦点を絞って、声を拾っていきたい。
・まずは通所の短期集中利用後に、通所の基準緩和型を利用している高齢者の事例を検討する。何に躓いているのか、何に躓いていないのか、何が足りないのかをメンバーで検討してみる。
・包括やサービスCの協力を得て、直接市民の話を聞いたり暮らしを見に行きたいと思います。
6)今後、プログラムを進める上で期待すること、不安に思うことなどを教えてください。
・SCとして余りにも経験値が低く、ほぼ感覚で物事を捉えていることを実感しています。これではマズイとは考えています。
・プログラムを通してどんな政策ができるか楽しみ。個人的には掘り下げて考える癖をつけたい。前回掘り下げ(潜り)すぎることが怖いと書いたが、そのうまいやり方を身に着けたい。
・自分の考えをまとめられるのか不安です。
7)運営面でよかったこと、改善して欲しいことなどあれば教えてください。
・毎回グループが違うので刺激になります。
・迷いや不安感を汲み取っていただきながら思考の深掘りを促してもらえることが大変ありがたいです。
・フォローアップメンタリングで不安を聞いてもらえて、軌道修正をしてもらえたのがとても心強かったです。
・運営側の問題ではないのですが、声が聞き取れない自治体があるので、何とか改善していただきたいです。

第1回

日時:2023年9月20日(水)、21日(木)
会場:オンライン
プログラム:
<1日目>
   講義「これからの社会と基礎自治体職員」

      亀井善太郎氏(PHP総研 主席研究員)
   グループワーク「わがまちの課題を検討する」
<2日目>
   講義「基礎自治体における「課題」とその解決」
      亀井善太郎氏(PHP総研 主席研究員)
   事例紹介
      松本小牧氏(愛知県豊明市共生社会課)
   グループワーク「ネクストアクションを考える」
1)講義「これからの社会と基礎自治体職員」
講師:亀井善太郎氏(PHP総研 主席研究員)
地域包括ケアを考える上で、つまずきを抱えた住民の暮らしとを支えていくために基礎自治体職員に求められる役割や、そのための専門性を育てていく必要性、多様な関係者を動かしていくためのコミュにケーションのあり方等について知見を得た。
資料の画面共有をせず、画面上の聴講者の反応を逐次確認し、時には呼びかけながら講義を進められた。

2)グループワーク「わがまちの課題を検討する」
担当メンター
  A:三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)、高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)、都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  B:岩名礼介 氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)、服部真治 氏(医療経済研究機構)、池田寛 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  C:亀井善太郎 氏(PHP総研)、 松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
3)講義「基礎自治体における「課題」とその解決」・事例紹介
 講師 :亀井善太郎氏(PHP総研)
事例紹介:松本小牧氏(愛知県豊明市共生社会課)
冒頭で昨日の講義の振り返りをした。それ以外は基本的には手元の資料を参照し、画面はギャラリービューで受講者の反応を見ながら実施された。
「課題解決」の基本的技法や習得していくためのコツなどについて知見を得た。また、松本小牧氏からの事例紹介があり、講義内容をより具体的に理解できるように進めた。

公平性と公平性

「街で道をよく聞かれるよという人」「はーい」

2)グループワーク「わがまちの課題を検討する」
担当メンター
  A:三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)、高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)、都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  B:服部真治 氏(医療経済研究機構)、池田寛 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
  C:亀井善太郎 氏(PHP総研)、 松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
参加者の声(事後レビューから一部抜粋)
1)講義(1日目午前、2日目午前)で新たにどんな学びや気づきが得られましたか?印象に残ったキーワードを交えて記載してください。
・つるつる、ざらざらという言葉はとても印象的でした。早速職場でもみんな使っています。
・公平性と公正性について亀井先生からお話あり、講義を聞くとそうだったと改めて立ち止まって思い出せますが、業務の中では公平さに慣れてしまっている部分が多くあると感じたました。
・なぜ、そうなっているのか?(Why?)、だから、なんなんだ?(So what?)のところです。行ったり来たり、Why?からSo What?から考えることをしてなかったなぁと感じました。
・業務に取り組む姿勢として、事業を中心に仕事をしている自分に気づかされました。
・「支える」ことの意味を問われた際、自分の経験の積み上げの中で、勝手にパターン化して相手を当てはめていたかもしれないと、ドキッとしました。
2)課題検討ワーク(1日目午後、2日目午後)を通じ、どのような気づきを得ましたか?あなたが感じたことを率直に教えてください。
・ワークシートで課題を考えていく際、無意識にツルツルの言葉でまとめていて、まだザラザラの話し合いができていなかったと感じています。
・他自治体のワークを聞き、アプローチは異なるが、目指す方向性としては似通っているような印象があった。どの自治体でも課題となっていると言うことは、解決するのはとても難しい課題であるように感じた。
・解決策をすぐに考えがち、そのことが薄っぺらい説明になってしまっていることに気づいた。
・書き言葉の世界~言葉にならない世界では、行き来できなければ書くことはできない。との亀井先生の話があったが、言葉にならない世界にいることが多い専門職の立場として、それらを伝えることが不足していることにも気づかされた。
・他県や大きな市とは全然課題が違うから他のところの話を聞いてどうなるんだろうと思っていましたが、違いながらも似た部分があり、他自治体へのメンターの助言が自分たちにも参考になることは驚きでした。
3)第1回の内容について、なんとなくモヤモヤしている点(腑に落ちていない、ぼんやりしている、考えを整理したい等)があれば教えてください。
・「思考が進まないのは薪が足りないから」。すごく刺さりました。が、どんな薪を探しに行けばいいのか、それさえもボヤ〜としています。
・向かうべき方向が決まっていないなか、各メンバーが具体的な行動をしてもよいのかな、役に立つのかなと不安になっています。
・本当に解決したいことは何なのか、わかっていないこと。
・今のところは言われること全てあぁ確かにと納得できています。
4)第1回を踏まえて次回(第2回)までにどんなことに取り組みたいと思いますか?あなた個人の考えを聞かせてください。
・自身の思いもありますがチームとしても理解して貰えるよう、更に対話が大切だと感じています。ご近所の支え合いが5年後10年後も続いていくために何ができるかを考え続けていきます。
・地域にどんな特技を持っている人がいるのか、何に困っている人がいるのかを整理し、チーム内で話し合い、地域のことをより深く知りたいと思います。
・自分の出せる必要な情報は何か考えたい。
・今できることとしては、第一回の講義を復習するところから始めたいと思う。
・市民が何に困って相談につながるのかを包括支援センターに聞いてみる。
5)本プログラムを進める上で期待すること、不安に思うことなど教えてください。
・参加については不安があるが、できるかぎり参加につなげたいと思います。
・モヤモヤが晴れて目指す姿が見えてくるかな…と不安です。
・専門職の方々が多く、時々何を言っているのか分からないときがある。また、内容についていけず発言する際困ってしまうことがあること。
・時間がとれるかどうか。仕事に追われています。
・課題に取り組んでいくことで、一つのチームとして連携強化でき、より信頼関係が深まることに期待します。
・チームが形作られること、チームが外に広がっていくことができるのではないかと期待しています。
6)運営面で良かったこと、改善して欲しいことなどあれば教えてください。
・とても話しやすい環境を整えていただき、丁寧にご助言くださり有難うございます。楽しく第1回を終えることができました。
・同じような課題を持っている市町村と同じグループでの話し合いだったので、とても参考になりました。
・参加者の交流という意味では、全体の交流会だけでなく、保健師の会、社会福祉士の会、ケアマネの会、事務職の会など、属性別での交流会があると交流が深まると感じています。
・脳みそがキャパオーバーになりながらも、とても刺激的な2日間でした。
・すぐに当日の音声記録を掲示いただけるので大変ありがたいです。
・トイレ休憩の時間が欲しい

オリエンテーション

日時:2023年8月21日(月)
会場:オンライン
プログラム:開講式
        主催者挨拶 都築晃氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
        行政説明  菊池一氏(厚生労働省老健局総務課 課長補佐)
      コミュニティビルディング1
        参加自治体の自己紹介
              池田寛氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
        メンタリング体験(昨年参加自治体のメンタリング見学)
              服部真治氏(医療経済研究機構)
      コミュニティビルディング2
        グループワーク「わがまちの課題を検討する」

 本プログラムは厚生労働省老人保健健康増進等事業「地域包括ケアシステムの深化・推進に向けた市町村の地域デザイン力を高める組織構築に関する調査研究」の一環として実施しているため、行政説明として菊池氏(厚生労働省老健局総務課 課長補佐)より、事業の位置付け、期待されることについて話があった。
 参加自治体の簡単な自己紹介をし、全体でどのような自治体が参加しているのか把握した。
 本プログラムの肝である「メンタリング」を実感していただくため、昨年度参加自治体の協力のもと、プログラムのその後について紹介いただきメンタリングを行った。
 午後はグループワークにて各参加自治体から問題意識、意気込み、参加のきっかけなどアピールを行った。
1)参加自治体の自己紹介
進行:池田寛氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
各自治体から1分程度でそれぞれの市町村概要をお伝えいただいた。
2)メンタリング体験
進行:服部真治氏(医療経済研究機構)
昨年度参加自治体(呼びかけて集まった自治体:千葉県八街市、神奈川県大井町、静岡県磐田市、兵庫県淡路市)に昨年度終了時から現在の進捗について報告いただき、メンタリングを行った。その様子を今年度参加自治体に見ていただき、メンタリングとはどのように進んでいくものかということを体験する時間とした。
3)グループワーク「わがまちの課題を検討する」
担当メンター
 A:三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)、服部真治 氏(医療経済研究機構 )、池田寛 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター) 
 B:岩名礼介 氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)、都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
 C:亀井善太郎 氏(PHP総研)、高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)、松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)

エントリーシートの内容をもとに、参加のきっかけや、今取り組んでいること、問題意識などを共有し、メンターからの問いかけにより潜在的な問題意識を言語化するように働きかけた。
参加者の声(事後レビューから一部抜粋)
1)昨年度参加自治体メンタリングでどんな印象を持ちましたか?感じたこと、気づいたこと、学びとなったこと等、印象に残ったキーワードを交えて記載してください。
・日々行っている市民の健康の保持・回復の手段であり、事業後に参加者の機能や意思・行動の変化をしっかりと確認する必要があると学びました。
・メンターの「主語は住民なのか、役所なのか」の助言。視点を変えるだけで捉え方や見え方が大きく変わりました。
・昨年度参加したから終わりと言うわけではなく、走り続けていく限り、常に新しい課題が出てくる、そして、それを解決するために考えていく、終わりがないという印象を受けました。
・特別なことではありませんが。表面上の客観的な表現ではなく、具体的にわかりやすく「誰が」、「何に」困っているのかが重要であると改めて感じました。
・皆さん、自信に満ちた発表でした。ありたい姿、目指す姿を考え取組を行なっている。
・気づきの苦しみを垣間見たように思います。その先の晴れやかな表情だったり、現在の取り組みを発表されている姿に感銘をうけました。
・皆さんモチベーションが高いと感じました。自分がそうなれるのか、不安です。
2)わがまちについてメンターと話をしてみて、どんな印象を持ちましたか? 感じたこと、気づいたこと、学びとなったこと等、印象に残ったキーワードを交えて記載してください。
・今の状況で、出来ることを一緒に考えてくださると言われ、とても心強く感じました。
・このプログラムを通じて、自分達のたちばでできることを具体的に検討することが必要なのだと感じた。
・今後の要介護高齢者数や推移が、私と感じているものと違っているかもしれないと、メンターの方とお話をして感じました。
・メンターと話をして、当たり前のことですが、メンターにわがまちを知ってもらうためには、自分自身がわがまちへの理解を深めておく必要があると強く感じました。
・チームメンバー間で捉えている課題感が『こんな感じかな』と揺らいでいるため、まずはメンバーでの対話をしてみようと感じました。
3)今後わがまちの課題について検討していく上で、なんとなくモヤモヤしている点があれば教えてください。
・今のメンバーで今後もこの先もずっと「わがまちの課題」を検討していきたい。人事異動がありますので、頭ではどうしようもないことで無理だとわかっていますが、先を考えますと「モヤモヤ」してしまいます。
・どうなって欲しいのかをうまく言葉に表現できるか。話し合いや情報収集の時間を確保していけるのか。
・ありたい姿(関係機関も含め、キーワードとなるような)を明確にできるといいなと思っています。
・課題が多すぎて、何を重点に取り組むべきか。
・まず本当の課題を見つけることと、解決に対して半年間で解決策やまとめていけるかが心配です。
4)次回(第1回)までにどんなことをまでにどんなことをやってみたいと思いますか?あなた個人の考えを聞かせてください。
・地域の方々の声をより多く聞き、現状を知りたいと考えています。
・チームメンバーの年齢や経験年数・業務が違うため、それぞれの視点での意見や考えが自由に出せる雰囲気づくりに取り組みたい。
・まずは自分のメンタルを少し鍛えたいと思います。
・まずは自分のセンター職員に、各職員が感じる地域包括ケアの課題をヒアリングしたいです。
・メンバーで改めて課題の共有を行いたい。
5)本プログラムの参加にあたり、楽しみにしていることや、不安なことを教えてください。
・事業が市民にとっても我々にとっても双方良しな形になることを期待しています
・メンターの助言をきちんと理解してついていけるか不安でありますが、楽しみでもあります。
・全国の自治体とご一緒できる機会は殆ど無いと思うので、色々と知らない地域のことを知れるのは楽しみです。
・メンターの皆さんとの意見交換が楽しみです。そのためには自分たちの取組と向き合う必要がありますが、多角的な意見をいただき、自分たちの取組に反映できたら良いです。
・ついていけるか不安でしかありません。
6)運営面で良かったこと、改善して欲しいことなどあれば教えてください。
・2日連続だと参加のハードルがあがります。
・時間通りに進んで助かりました。
・1日は長いと感じた。
・チャットの使い方がわからない。

オンラインサロン・公募説明会

日時:2023年7月11日(火)
会場:オンライン
プログラム:講演:「静岡県 函南町 移動支援の取り組み 」
          函南町福祉課 課長 長屋 容美氏
      メンタートークセッション
          岩名礼介氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)
          蒲原基道氏(日本社会事業大学専門職大学院)
          菊池 一氏(厚生労働省老健局総務課)
          長屋容美氏(函南町福祉課 課長)
          服部真治氏(医療経済研究機構:事務局)
          三原 岳氏(ニッセイ基礎研究所)​
      行政説明
          菊池 一氏(厚生労働省老健局総務課)
      主催者説明
        プログラム概要説明:野々山紗矢果氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター:事務局)
        昨年度参加自治体へのインタビュー
          インタビュアー:服部真治氏(医療経済研究機構:事務局)
                  松本小牧氏(愛知県豊明市共生社会課:事務局)
          昨年度参加自治体:千葉県八街市​、静岡県磐田市​、高知県須崎市
1)講演:「静岡県 函南町 移動支援の取り組み 」
2)メンタートークセッション

オンラインサロンとして「アジャイル的に」移動支援について静岡県函南町の取り組みを同町福祉課課長の長屋容美氏より講演を聴いた。
それを受けて当プログラムのアドバイザーおよびメンターと講師を交えてのトークセッションを行った。

上段:長屋容美氏 プログラムアドバイザー&メンター
下段:伊藤みどり氏(静岡市函南町)

3)行政説明
厚生労働省老健事業としての本プログラムの位置付け、地域包括ケアについて国が自治体に期待する役割について示された。

4)主催者説明 (プログラム概要説明、昨年度参加自治体へのインタビュー )
本プログラムの概要説明と昨年度参加自治体(千葉県八街市、静岡県磐田市、高知県須崎市)へのインタビューを行った。

上段:高知県須崎市、静岡県磐田市、服部真治氏
下段:千葉県八街市、松本小牧氏