2024年5月11日 アセンブリⅢのFD研修会を開催しました。
2024年度 アセンブリⅢFD研修会(5月11日)
アセンブリⅢは、チーム基盤型学習(Team-Based Learning)の手法を用いて小グループで学習します。2024年度は、「被災住民に対する支援~医療・福祉系の私たちに何ができるか?~」をテーマにして久しぶりに対面で実施します。 TBLのエッセンスの再確認や演習課題の体験を通じて、アセンブリIIIの運営方法や、多職種連携教育としての位置付けを改めて検討するために、「TBLの基本をもう一度、ご一緒に」というテーマで九州大学基幹教育院の三木洋一郎先生をお招きし、研修会を開催しました。 |
研修会の冒頭でアセンブリ教育センター長の大槻眞嗣先生にご挨拶をいただき、下記の内容で行いました。
日 時: | 2024年5月11日(土曜日) 10:00~13:30 |
場 所: | 大学3号館4階412アクティブラーニング室 |
対 象: | アセンブリⅢ運営委員 アセンブリ教育センターおよび学生支援課事務職員 愛知学院大学教員 名城大学教員 |
テーマ: | TBLの基本をもう一度、ご一緒に |
講 師: | 九州大学 基幹教育院の三木洋一郎先生 |
<レクチャー> 三木洋一郎先生にTBLの解説をしていただきました。TBLには3つのフェーズ(事前学習、準備確認プロセス、応用課題演習)があることを具体的にご説明していただいた後にピア評価の意義について解説をしていただきました。 |
<個人テスト(iRAT;individual Readiness Assurance Test)とチームテスト(tRAT;team Readiness Assurance Test)の体験> TBLの2つのフェーズの事前学習、準備確認のプロセスでは、iRATとtRATを行います。iRATは教員が予め提示した学習範囲の予習度合いや予備知識を確認するために行う多肢選択型の個人テストであり、講義の初めに行います。その後、チームでiRATと同じ問題をチームの合議により解答を導き出すtRATを行います。 今回のFDでは、iRATとtRATを教職員が体験しました。 |
<応用課題演習の体験> TBLでは、事前学習、iRAT、tRATで修得した知識を適用して解決すべき応用課題に対する選択式の問題にチームで取り組みます。A~Dのどの選択肢が自分たちのチームの回答として相応しいかについてのチーム内討論を行った後、チーム間討論の時間でA、B、C、Dと表示された大きなカードを用いて、各チームが一斉に選択したカードをクラス全体に開示し、選択理由やその根拠を説明します。その結果、多様な考え方を知ることが出来ます。 今回のFDでは、応用課題の体験を教職員が行いました。TBLの全フェーズの体験により、アセンブリⅢの運営再構築に役立つヒントを得ることができました。 |