2024年度 第1回アセンブリ教育ワークショップ(7月6日)
7月6日土曜日に、アセンブリ教育ワークショップ1を開催しました。今年のテーマは「professional identityとinterprofessional identityの理解とその活用」です。アセンブリ教育の本筋である多職種連携教育を行う意義を、今後のアセンブリ教育を前進させるために、1日だけ立ち止まって考えました。慶應義塾大学の春田淳志教授から、professional identityとinterprofessional identity形成の理論をご講演頂きまして、三重県立心の医療センター 精神科医長の佐野樹先生から、一次内省と二次内省についての講義頂きました。その後、モヤっと研究会の皆様から、二次内省を実感するワークを行なって頂きました。アセンブリ教育センター員、活動推進室員、活動運営委員の教職員 52名、愛知学院大学、名城大学の教員6名、活動推進室員の学生3名、参加希望学生2名の総勢63名が、アセンブリ教育に対する活発な議論を行い、また普段行った事のないワークに取り組み、新たな知見を得ていました。 WSの冒頭に湯澤由紀夫学長、アセンブリ教育センター長の大槻眞嗣先生からご挨拶を頂きました。 |
日 時: | 2023年7月6日(土曜日) 9:00~16:00 |
場 所: | 大学3号館4階アクティブラーニング室 |
対 象: | アセンブリ教育センター員 活動推進室員 学生委員(学生代表) アセンブリ教育センターおよび学生支援課事務職員 愛知学院大学教員 名城大学教員 |
テーマ: | professional identityとinterprofessional identityの理解とその活用 |
講 師: | 春田 淳志 先生(慶應義塾大学 医学部) 佐野 樹 先生(三重県立こころの医療センター) 多職種連携モヤっと研究会 |
湯澤由紀夫 学長
大槻眞嗣
アセンブリ教育センター長
ワークショップ参加者集合写真
Briefing
Briefingでは、アセンブリ教育センター長の大槻眞嗣先生に「なぜ、多職種連携教育を行う必要があるのでしょうか?」と題して、アセンブリ教育の考え方とその必要性について改めてご講演いただき、目標を明確化していただきました。 |
レクチャー1
春田 淳志 先生
レクチャー1では、慶應義塾大学 春田淳志教授に「professional identityとinterprofessional identity」というテーマでご講演いただきました。良い医療人となるために、professional identity だけではなく、他学部や多職種と一緒に動く価値を内在するinterprofessional identity形成の重要性を理論的にご講演頂きました。 |
レクチャー2
レクチャー2の様子
レクチャー2ではアセンブリⅠ〜Ⅳのアセンブリ副センター長らより活動や評価方法などの詳細について紹介いただき、参加者全員がその活動内容の理解に努めました。 |
グループワーク 1
グループワーク1の様子
グループワークIでは、「professional identityとinterprofessional identityの両者が必要であることを意識して、アセンブリ教育を行うにはどうすれば良いか?」をテーマに、「professional identityとinterprofessional identityが意識されているか」、 「2つのidentityを意識してアセンブリ教育を行うにはどうすれば良いか」という問いに対して各グループで議論がなされました。 |
レクチャー3
佐野樹 先生
レクチャー3では、三重県立心の医療センター精神科医長の佐野樹先生に「一次内省と二次内省」についてご講演をいただきました。専門職種間で生じる思いのすれ違いを内省と対話を通じて医療や教育現場に活かすことを教えていただきました。 |
グループワーク2
グループワーク2の様子
グループワーク2では、モヤっと研究会の皆様にファシリテートを実施いただきながら、フィシュボウル形式のグループワークをとおして二次内省を体験しました。モヤっと体験を共有することで自分では気づくことができない多角的な意見に対しての気づきを得ることができました。また、内省について気がついたことをメンチメーターにより全体で共有しました。普段行う事がなかった初めてのワークでしたが、参加者は意欲的に取り組んでいました。 |
グループワーク3
グループワーク3の様子
グループワーク3では、「アセンブリ教育における学修者の「振返り」について考える」をテーマに、各アセンブリ教育でprofessional identityとinterprofessional identity、一次内省と二次内省を意識した振返りができているかどうか、また、その必要性はあるのかどうかについて議論を行いました。 |
参加学生に対しての修了証授与