2017年度進捗状況報告
2017年度の実施目標及び実施計画
①[研究推進部門の整備]:
1)Web of Science やScopusなどによる学園の研究レベルの分析、2) 大型予算の獲得状況、国際共同研究など
の分析、3)産学連携:知財の取得状況の分析、などの情報収集に取り組む。またRedCap電子情報カルテシス
テムの導入支援、他方、質の高い臨床研究・治験の実施できる体制を拡張することにより研究推進部門を効率
化する。
・ [画像・代謝ネットワークオミックス解析システムの整備]:
本学で稼働している定性型プロテオーム解析システムを拡張して、メタボロームの定性解析および分子レベル
の画像解析システムを構築する(藤田保健衛生大学病院 院長 湯澤由紀夫)。画像解析はCT装置を用いた低侵襲画
像解析、および浜松医科大学の質量分析イメージング共同研究施設と連携する(医学部 放射線医学 教授 外山宏)。
さらに微細な脳内メタボロームの量的変化を捉えるために定量用メタボローム解析システムを導入して、これら
の一連を統合して分子・細胞・組織・個体レベルからなる多次元的な解析システムを構築する(湯澤由紀夫)。
・ [精神神経変性疾患の発症・治療課程における電子情報付きバイオリソース・データベースの構築]:
精神神経疾患患者から経年的に収集された患者の脳画像データや臨床情報と、様々な病因に起因する患者
(disease control)から収集されたバイオリソースの統合化を進める。学内組織(低侵襲画像診断・治療センター
と藤田保健衛生大学病院)と学外組織(人間ドック[健康科学リソースセンター]、周産期健診[生育医療バイオデ
ーベース研究所])の連携を進める(医療科学部 先進診断システム 客員教授 鍋島俊隆・病態制御解析学 教授 齋藤
邦明)。具体的には、精神神経疾患患者から経年的に収集された患者の脳画像データ(外山 宏)や臨床情報(医学部
精神神経科学 教授 岩田仲生・脳神経内科学 教授 武藤多津郎)に加え、現在は非「精神神経疾患」で通院してい
る様々な病因に起因する患者から収集されたバイオリソースの統合化を進める(湯澤由紀夫)。
② [ブランディング戦略]:
ブランディング戦略の中心媒体として「大学改革の進行」「外部評価の獲得」「研究成果の発表」などについて
ホームページやプレスリリース・メデイア取材対応により情報を頻度高く発信する。ホームページへのアクセス
数は対前年度比110%、プレスリリースは年間50記事掲載することを目指す。また学園の認知度を高めるため広報
ターゲット圏を中学生年代・保護者層への世代拡大、地域・全国へエリアを拡大する。大学パンフレットやソー
シャルメディア、オープンキャンパスなどを通じて、大学のビジョン実現に向けたアクションプランの進捗を発信
する。
・ [各年度の目標の達成度の評価法]:
開始年度末に、キックオフとしての国際ミーティングを開催し、大学のブランディングの方向性の学内外への画
像・代謝ネットワークオミックス解析システム立の課題・最新技術についての情報交換を行う。自己点検評価に
ついては研究マネジメント委員会を設置し、上記の目標に対しての達成度を確認する。また名古屋大学、岐阜大
学、名城大学などの他大学や、大日本住友製薬㈱などの企業の外部評価員から意見を聴取し目標達成度を測定す
る。ブランディング戦略の進捗状況は月次会議でPDCAを確認する。公開シンポジウムを開催し研究成果の共有と
発信を進める。
1)Web of Science やScopusなどによる学園の研究レベルの分析、2) 大型予算の獲得状況、国際共同研究など
の分析、3)産学連携:知財の取得状況の分析、などの情報収集に取り組む。またRedCap電子情報カルテシス
テムの導入支援、他方、質の高い臨床研究・治験の実施できる体制を拡張することにより研究推進部門を効率
化する。
・ [画像・代謝ネットワークオミックス解析システムの整備]:
本学で稼働している定性型プロテオーム解析システムを拡張して、メタボロームの定性解析および分子レベル
の画像解析システムを構築する(藤田保健衛生大学病院 院長 湯澤由紀夫)。画像解析はCT装置を用いた低侵襲画
像解析、および浜松医科大学の質量分析イメージング共同研究施設と連携する(医学部 放射線医学 教授 外山宏)。
さらに微細な脳内メタボロームの量的変化を捉えるために定量用メタボローム解析システムを導入して、これら
の一連を統合して分子・細胞・組織・個体レベルからなる多次元的な解析システムを構築する(湯澤由紀夫)。
・ [精神神経変性疾患の発症・治療課程における電子情報付きバイオリソース・データベースの構築]:
精神神経疾患患者から経年的に収集された患者の脳画像データや臨床情報と、様々な病因に起因する患者
(disease control)から収集されたバイオリソースの統合化を進める。学内組織(低侵襲画像診断・治療センター
と藤田保健衛生大学病院)と学外組織(人間ドック[健康科学リソースセンター]、周産期健診[生育医療バイオデ
ーベース研究所])の連携を進める(医療科学部 先進診断システム 客員教授 鍋島俊隆・病態制御解析学 教授 齋藤
邦明)。具体的には、精神神経疾患患者から経年的に収集された患者の脳画像データ(外山 宏)や臨床情報(医学部
精神神経科学 教授 岩田仲生・脳神経内科学 教授 武藤多津郎)に加え、現在は非「精神神経疾患」で通院してい
る様々な病因に起因する患者から収集されたバイオリソースの統合化を進める(湯澤由紀夫)。
② [ブランディング戦略]:
ブランディング戦略の中心媒体として「大学改革の進行」「外部評価の獲得」「研究成果の発表」などについて
ホームページやプレスリリース・メデイア取材対応により情報を頻度高く発信する。ホームページへのアクセス
数は対前年度比110%、プレスリリースは年間50記事掲載することを目指す。また学園の認知度を高めるため広報
ターゲット圏を中学生年代・保護者層への世代拡大、地域・全国へエリアを拡大する。大学パンフレットやソー
シャルメディア、オープンキャンパスなどを通じて、大学のビジョン実現に向けたアクションプランの進捗を発信
する。
・ [各年度の目標の達成度の評価法]:
開始年度末に、キックオフとしての国際ミーティングを開催し、大学のブランディングの方向性の学内外への画
像・代謝ネットワークオミックス解析システム立の課題・最新技術についての情報交換を行う。自己点検評価に
ついては研究マネジメント委員会を設置し、上記の目標に対しての達成度を確認する。また名古屋大学、岐阜大
学、名城大学などの他大学や、大日本住友製薬㈱などの企業の外部評価員から意見を聴取し目標達成度を測定す
る。ブランディング戦略の進捗状況は月次会議でPDCAを確認する。公開シンポジウムを開催し研究成果の共有と
発信を進める。
事業成果
ブランディング事業実施に向けた大学内の組織改変
共同利用研究施設および疾患モデル教育研究施設(動物実験施設)を研究支援推進センターの直轄にすることで
運営を一本化、効率化を計ることができた。
本年度の事業における画像・代謝ネットワークオミックス解析システムの整備
メタボロミクスシステムを導入すると共に、すでに保有するプロテオミクスシステムを移設し、他の解析機器と
ともにオミックス解析室を設置することで集中管理できる設備を整えた。それら設備を効率的に運用するリサー
チ・アドミニストレーター(URA)と実験補助者の採用が決定し、ブランディング事業を推進できる基盤を整備
することができた。
精神神経変性疾患の発症・治療課程における電子情報付きバイオリソース・データベースの構築
については、藤田バイオバンク設備計画を立て、専門教員を配置し、バイオバンク用組織・血液サンプルの処理
・保存施設を設立するとともに、患者情報とサンプルを暦年的に管理できるバンキングシステムの構築を行って
いる。
本事業に関わる業績成果
欧文雑誌98報、国際学会発表32報、国内学会67報の報告をすることができた。
広報事業
私立大学研究ブランディング事業のホームページを開設することができた。私立大学Branding事業の開設記念講
演会において筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構 機構長の柳沢正史先生にご講演いただき、大体的に行うこと
ができた。
共同利用研究施設および疾患モデル教育研究施設(動物実験施設)を研究支援推進センターの直轄にすることで
運営を一本化、効率化を計ることができた。
本年度の事業における画像・代謝ネットワークオミックス解析システムの整備
メタボロミクスシステムを導入すると共に、すでに保有するプロテオミクスシステムを移設し、他の解析機器と
ともにオミックス解析室を設置することで集中管理できる設備を整えた。それら設備を効率的に運用するリサー
チ・アドミニストレーター(URA)と実験補助者の採用が決定し、ブランディング事業を推進できる基盤を整備
することができた。
精神神経変性疾患の発症・治療課程における電子情報付きバイオリソース・データベースの構築
については、藤田バイオバンク設備計画を立て、専門教員を配置し、バイオバンク用組織・血液サンプルの処理
・保存施設を設立するとともに、患者情報とサンプルを暦年的に管理できるバンキングシステムの構築を行って
いる。
本事業に関わる業績成果
欧文雑誌98報、国際学会発表32報、国内学会67報の報告をすることができた。
広報事業
私立大学研究ブランディング事業のホームページを開設することができた。私立大学Branding事業の開設記念講
演会において筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構 機構長の柳沢正史先生にご講演いただき、大体的に行うこと
ができた。
補助金の使用状況
本事業において、精神神経疾患および生活習慣病患者、それら疾患モデル動物のサンプルを対象とした代謝ネット
ワークオミックスシステムによる解析を行うメタボロミクスシステムを導入するとともに、その設置工事に使用し
た。精神神経疾患の病態に関わる機能分子およびその神経系を同定するとともに、同定された機能分子および神経
系の活性化あるいは抑制が創薬ターゲットになりうるか検討するためnVoke デュアルパッケージを購入した。国際
交流のある韓国・中国・台湾の大学が有する伝統薬成分、企業と開発する治療薬、フィトケミカル、および藤田学
園が伝統とするアロエなどの生薬成分を精神疾患モデル動物を用いた薬理作用を評価するため、薬理作用評価装置
一式を購入した。中国の伝統薬成分の抗うつ薬評価をするため、中国瀋陽薬科大学より2名の留学生が来日し、研
究を行う際の、日本での滞在費およびその研究費に使用した。また、研究ブランディングの広報戦略をするにあた
り、研究分析・論文業績管理等を行う情報ツールPUREをエルゼビアジャパンより購入し、大学ホームページと連携
して研究者情報を広く世界に発信していく予定である。
ワークオミックスシステムによる解析を行うメタボロミクスシステムを導入するとともに、その設置工事に使用し
た。精神神経疾患の病態に関わる機能分子およびその神経系を同定するとともに、同定された機能分子および神経
系の活性化あるいは抑制が創薬ターゲットになりうるか検討するためnVoke デュアルパッケージを購入した。国際
交流のある韓国・中国・台湾の大学が有する伝統薬成分、企業と開発する治療薬、フィトケミカル、および藤田学
園が伝統とするアロエなどの生薬成分を精神疾患モデル動物を用いた薬理作用を評価するため、薬理作用評価装置
一式を購入した。中国の伝統薬成分の抗うつ薬評価をするため、中国瀋陽薬科大学より2名の留学生が来日し、研
究を行う際の、日本での滞在費およびその研究費に使用した。また、研究ブランディングの広報戦略をするにあた
り、研究分析・論文業績管理等を行う情報ツールPUREをエルゼビアジャパンより購入し、大学ホームページと連携
して研究者情報を広く世界に発信していく予定である。