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漢方外来について

 最近の臓器別専門科による医療では、まず診断名を付けることに重点が置かれます。西洋医学の世界では診断がつかなければ治療法を決めることができないのですから、これは当然のことです。しかし問題は、診断が決まるまでの間は患者さんが感じている症状や苦痛を和らげる事になかなか手がまわらないことです。検査自体が苦痛となることもあるでしょう。ましてや診断名が決定できないときには治すこと自体ができません。
 ばんたね病院脳神経外科の漢方外来では、東洋医学的診断に基づいた「治し」、「癒し」が最も大切な目標となります。もちろんその際には、最新の医学に基づいた検査所見・西洋医学的診断や、生理学的思考に基づいた考察を参考にしつつ、西洋医学的な病名がつかない、検査で異常のみられない症状に対しても、これを和らげる努力をいたします。
 経験豊富な漢方医による漢方治療は、多くの患者さんの症状改善に実績を上げています。

担当医紹介

宮澤 裕治(医学博士)
名古屋大学医学部 卒業名古屋大学医学部付属病院(肝臓研究室)等を経て
1992年~ 栄町クリニック
2018年~ 覚王山みやざわクリニックにて漢方診療を行う

担当医からのコメント

 人間の「体」の中には必ず「心」があり、「心」には「体」という容れものが必要です。また体は単に臓器が寄せ集まってできたものではなく、各臓器は体の中で影響し合って機能することにより体全体を動かしています。このため診療に当たっては、常に「全体」をみながら診断・治療を進めてゆきますが、正しい診断・治療は「細部」を丁寧に見ることから生まれます。時間の限られた外来診療では、この微妙かつ精妙な診断を短時間で行うために、医師の判断によっては問診・説明より診断を優先することがありますが、数回受診される間には、患者様に治療内容をご理解いただくために必ず診療に関する説明を行いますので、ご安心いただけますよう、お願い申し上げます。