医療関係者の方へ

患者さんの紹介について

当科では膵臓移植,腎臓移植を希望される患者様のご紹介を全国より受け付けております.
移植手術を受けるためには以下の基準のほか,悪性腫瘍や活動性の感染症がないことが必要です.
ご不明な点は当院の移植医療支援室にご相談ください.

膵臓移植の適応基準(膵臓移植に関する実施要綱より抜粋)

  • 腎不全に陥った糖尿病患者であること 臨床的に腎臓移植の適応がありかつ内因性インスリン分泌が著しく低下しており,移植医療の十分な効能を得る上では膵腎両臓器の移植が望ましいもの.患者はすでに腎臓移植を受けていてもよいし,腎臓移植と同時に膵臓移植を受けるものでもよい.
  • 1型糖尿病患者で,日本糖尿病学会専門医によるインスリンを用いたあらゆる治療手段によっても血糖値が不安定であり,代謝コントロールが極めて困難な状態が長期にわたり持続しているもの

膵島移植の適応基準(日本糖尿病学会/日本膵・膵島移植研究会による膵島移植適応基準より抜粋)

当院では膵島移植の実施に向けて準備を進めています.膵島移植を希望される患者様の紹介も受け付けています.

内因性インスリン分泌能が廃絶した糖尿病患者で,専門的治療によっても血糖変動の不安定性が大きく,重症低血糖(第3者の介助を必要とする低血糖)のため良好な血糖管理を達成できないもの

腎臓移植の適応基準

生体移植,献腎移植により異なります.

生体腎臓移植

保存期慢性腎不全以降の方で,ドナーを希望される親族などがいる場合

  • ドナーとなる方は,腎機能が正常であり,悪性腫瘍や活動性の感染症がないことが必要です.

献腎移植

eGFR 15ml/min/1.73m2以下(小児と腎移植後は20ml/min/1.73m2以下)の方,もしくは透析を受けている方.

  • 当科では可能な限り予約での来院をお願いしております.
  • インターネットもしくはFAXでの予約申し込みが可能となっておりますのでご活用ください.
  • 詳細は当院のホームページの医療関係者の方へのページをご覧ください.
  • 生体移植を希望される場合は,ドナーを希望される方とご一緒に来院してください.
  • 診療の流れなどご不明な点がありましたら移植医療支援室までお問い合わせください.

診療フローチャート

  • 患者さんの診療情報を基に予約申し込み(FAXもしくはインターネット)
  • FAX申し込みの場合は当院にて予約の調整を行います
  • 予約票をFAXいたします.患者様に予約日をお伝えください
  • 予約日に受診をしてください

移植までの流れ

  • 腎臓移植の適応は当科で判断いたします.
    膵臓移植,膵島移植はぞれぞれ定められた適応判定委員会があり,その委員会で適応が検討されます.

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