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診療放射線技師国家試験科目別問題

放射線治療技術学

34回(1985.3)35回(1985.9)36回(1986.3),37回(1986.9),38回(1987.3),39回(1987.9),40回(1988.3),41回(1989.3),42回(1990.3),43回(1991.3),44回(1992.3),45回(1993.3),46回(1994.3),47回(1995.3),48回(1996.3),49回(1997.3),50回(1998.3)


 これは、完全版ではありません。誤り等ありましたら鈴木昇一まで連絡願います。可能な限り訂正します。また、これは藤田保健衛生大学としてではなく、あくまでも鈴木の責任で行っています。

34回(S60.3,1985),最初に戻る
問題 61. 放射線治療が第一選択となるのはどれか。 a. 悪性黒色腫  b. 皮膚癌  c. 子宮頸癌 d. 早期胃癌   e. 肝癌   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 62. 放射線治療に必要なものはどれか。 a. シャドートレイ b. 鉛ブロック c. コバルトグラフィ又はリニアックグラフィ d. 治療計画装置 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 63. 誤っているのはどれか。 1. 深在臓器の放射線治療では頻回に照射野のチェックが必要である。 2. 遠隔腔内治療ではその都度、線量計算を行うことが望ましい。 3. 電子線治療ではツーブは皮膚面から十分離す必要がある。 4. 位置合わせの時間を節約してはならない。 5. 多門照射では隣接する照射野との重なりに注意する必要がある。 問題 64. 正しいのはどれか。 a. リニアック・エックス線はエネルギーが大きいほど側方散乱が増加する。 b. リニアックから放出されるエックス線および電子線はパルス状である。 c. 12MeV電子線の有効な深さは約4cmである。 d. 高エネルギー電子線による皮膚反応は高エネルギーエックス線によるものと同程度である。 e. 照射野係数はエネルギーが等しい場合にはすべての装置に共通である。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 65. 正しいのはどれか。 a. 重粒子線はリニアック・エックスに比べて高LETである。 b. 速中性子線は酸素効果が比較的小さいので低酸素腫瘍細胞の治療に有利である。 c. 速中性子線は線量分布の点でCo-60γ線より優れている。 d. ベータトロン電子線はリニアック・エックス線に比べて低LETである。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 66. 正しいのはどれか。 a. テレコバルト治療にはフィルタは不要である。 b. 高エネルギーエックス線治療では着衣のまま照射しても表面線量は変わらない。 c. ベータートロン治療では使用電子線による位置决め写真照射野の確認に重要である。 d. リニアック・エックス線照射時にはイコライザを用いる 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 67. 関連のある組合せはどれか。 a. 電子線振子照射   ------ 膀胱癌 b. 術中(開創)照射  ------ 甲状腺癌 c. 原体照射      ------ 皮膚癌 d. 対向二門照射    ------ 肺癌 e. 打ち抜き照射    ------ 上顎癌   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 68. SSD法によって食道癌の対向二門照射を行うため前後の等線量曲線を合成したところ、病巣を含む等線量域が160%であった。病巣に4Gy与えるとき一門の基準点吸収線量は何Gyになるか。   1. 1.5   2. 2.0   3. 2.5   4. 3.0   5. 3.5 問題 69. 密封小線源治療について正しいのはどれか。 a. Cf-252管による治療において、中性子線とγ線による治療効果の比はおおよそ3対2である。 b. Au-198グレインの治療効果は主としてα線によるものである。 c. 子宮頸癌治療において、A点は骨盤壁、B点は原発巣に対するそれぞれの線量の指標となる位置をいう。 d. Cs-137は半減期がCo-60よりも長く、γ線エネルギーがRa-226より低い点で密封小線源治療に適している。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 70. 原体照射法について正しいのはどれか。 a. 現在では主にCo-60γ線、リニアック・エックス線治療にこの照射方法が利用されている。 b. ホジキン病には放射線肺炎を防ぐ目的で用いられる。 c. 病巣の三次元的状態を把握する必要がある。 d. 病巣の形状に合わせた高線量域を作ることができる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 71. 10MVエックス線を用い、STD100cm、照射野15x15cm、深さ10cmの病巣に2.0Gy照射する場合のpre-set線量は何Gyか。  ただし、深部量百分率=74.8%、組織ピーク線量比=0.860、照射野係数=1.030とする。   1. 2.19   2. 2.26   3. 2.52   4. 2.60   5. 2.93 問題 72. 正しいのはどれか。 a. 深部量百分率は照射野の大きさに依存する。 b. 組織空中線量比は線源皮膚間距離に依存する。 c. 組織ピーク線量比は線源皮膚間距離に依存する。 d. 後方散乱係数は線源皮膚間距離に依存する。 e. 照射野係数は照射野の大きさに依存する。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 73. 子宮頸癌の腔内照射について誤っているものはどれか。 1. A点は外子宮口より子宮長軸上2cmで、頸管より外側2cmの点をいう。 2. B点はA点の前方3cmの点をいう。 3. 線源の配置には、Paris法、Manchester法などがある。 4. アフターローディング法を用いると術者の被曝を大幅に減少できる。 5. 遠隔照射と併用する場合が多い。 問題 74. 高線量率リモートアフターローディング治療について正しいのはどれか。 a. 線源位置を確認するために模擬線源を用いてエックス線写真を撮る。 b. タンデム線源は同時に2個使用することがある。 c. オボイド線源は同時に左右1個づつ使用する。 d. 線源は遠隔操作により案内管を経てアプリケータに送り込まれる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 75. ファントム物質として深部量百分率測定に用いられるのはどれか。 a. 水   b. テフロン   c. Mix-Dp   d. ポリスチレン 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 76. 誤っているのはどれか。 1. ベータートロンの利点は高エネルギー電子線が利用できることである。 2. テレコバルトの利点は操作が簡単で出力が安定していることである。 3. リニアックの欠点は大きな照射野がとれないことである。 4. 速中性子線の欠点はコリメーションの困難なことである。 5. 陽子線の利点はブラッグ曲線(Bragg curve)にみられる線量分布にある。 問題 77. 表面から2cm深部まで浸潤した皮膚癌の治療にもっとも適切なのはどれか。 1. テレコバルトγ線 2. 10MVエックス線 3. 80kVエックス線 4. P-32β線 5. 6MeV電子線 問題 78. 誤っているのはどれか。 a. 白血病にはマントル照射がよく行われる。 b. 中部食道の治療には回転照射がよく行われる。 c. 上顎癌の治療には楔フィルタ直角二方向照射がよく行われる。 d. 皮膚癌の治療には電子線がよく行われる。 e. 子宮頸癌の治療にはラジウム針の組織内照射がよく行われる。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 79. 密封小線源が用いられないのはどれか。 1. 肺癌   2. 上顎癌   3. 子宮癌   4. 舌癌   5. 皮膚癌 問題 80. 正しいのはどれか。 a. 速中性子線は悪性黒色腫の治療に有効である。 b. 乳癌の術後照射では接線照射がよく用いられる。 c. リニアック・エックス線の出力は一般にベータトロンのそれよりも少ない。 d. エックス線深部治療には一般に管電圧300kV以上のエックス線を用いる。 e. 高エネルギー電子線治療には一般にツーブスが用いられる。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e
35回(S60.9,1985),最初に戻る
問題 61. 放射線治療可能比が通常、1より高いのはどれか。 a. 精上皮腫   b. 扁平上皮癌   c. 悪性黒色腫 d. 肝細胞癌   e. 悪性リンパ腫 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 62. 病巣線量を表す単位として正しいのはどれか。 a. rem   b. TDF   c. Bq   d. rad   e. Gy 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 63. 外部照射の等線量曲線に影響を与える因子として正しいのはどれか。 a. 半価層   b. 線量率   c. 放射線のエネルギー   d. 線源表面間距離 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 64. 200kVエックス線と比較した超高圧エックス線の特徴について誤っているのはどれか。 a. 深部量百分率が大きい   b. 皮膚反応が軽度である c. 骨における吸収が少ない   d. 側方散乱が多い 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 65. 表面から10cmの深さで中心軸上の深部量百分率について誤っている組み合わせはどれか。 a. 200kVエックス線(半価層2.0mmCu,SSD50cm) ------ 30〜40% b. Co-60γ線(SSD80cm)            ------ 50〜60% c. 4MVエックス線(SSD80cm)          ------ 80〜90% d. 22MVエックス線(SSD100cm)         ------ 90〜100% e. 12MeV電子線(SSD90cm)           ------ 20〜30% 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 66. 正しいのはどれか。 a. 6MVエックス線の後方散乱係数は200kVエックス線に比て大きい。 b. 後方散乱係数は線源表面間距離に依存しない。 c. 深部線量は照射野の大きさに依存する。 d. 深部線量は線源表面間距離に依存する。 e. 深部線量は照射野の面積が同じであれば照射野の形に依存しない。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 67. 電子線照射が選択される疾患はどれか。 a. 頬粘膜癌 b. 白血病骨髄浸潤 c. 子宮頸癌3期 d. 食道癌 e. 皮膚癌 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 68. 速中性子線の効果がリニアック・エックス線より優れているのほどれか。 a. 悪性黒色腫 b. 骨肉腫 c. 悪性リンパ腫 d. 精上皮腫 e. 下垂体線腫 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 69. 関連のない組み合わせはどれか。 1. 膀胱癌 −−−−−−−− 術中照射 2. 肺癌 −−−−−−−−− 接線照射 3. 精上皮腫 −−−−−−− リンパ節照射 4. 白血病骨髄浸潤 −−−− 全脳照射 5. 脳腫瘍 −−−−−−−− 原体照射 問題 70. 楔フィルタについて誤っているものはどれか。 a. 楔フィルタは鉛、銅などの金属で作る。 b. 照射の際は患者の皮膚の上に置く。 c. 術中照射に用いる。 d. 50%等線量曲線が中心軸となす角度を楔角度と規定する。 e. 目的の照射範囲の線量分布を均等にするために用いる。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 71. 次の照射法で楔フィルタが使用されるのはどれか。 a. 乳癌接線照射 b. 子宮癌対向二門照射 c. 肺癌対向二門照射 d. 上顎癌直交二門照射 e. 脳腫瘍三門照射 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 72. 正しいのはどれか。 a. 食道癌の放射線治療で注意すべき副作用は食道穿孔である。 b. 食道癌で放射線脊髄炎を避けるために前方一門、斜後方二門の三門照射が行われることがある。 c. 肺癌の根治照射では放射線肺炎が避けられない。 d. 子宮癌の腔内照射でA点線量とは原発巣に対する線量の指標である。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 73. 正しいのはどれか。 a. 198Auグレインは組織内照射に用いられる。 b. 組織内照射と外部照射は併用されない。 c. 252Cfは中性子線源として用いられる。 d. 192Irはアフターローディング法の線源として用いられる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 74. 密封小線源で半減期が短いものから並んでいるのはどれか。 1. 192Ir−−60Co−−137Cs−−198Au−−226Ra 2. 60Co−−198Au−−192Ir−−226Ra−−137Cs 3. 198Au−−192Ir−−60Co−−137Cs−−226Ra 4. 192Ir−−137Cs−−198Au−−60Co−−226Ra 5. 198Au−−137Cs−−229Ra−−192Ir−−60Co 問題 75. 永久刺入線源に用いられる密封小線源はどれか。 1. 192Ir 2. 137Cs 3. 125I 4. 198Au 5. 226Ra 問題 76. 運動照射法が選択される疾患はどれか。 a. 肺癌 b. 皮膚癌 c. 下垂体腫瘍 d. 食道癌 e. 悪性リンパ腫 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 77. 正しいのはどれか。 a. テレコバルト治療にはシミュレータは不要である。 b. リニアックには電子線エネルギーの切り替えができるものもある。 c. ベータートロンでのエックス線治療は、出力や照射野の大きさでリニアックに劣る。 d. リモートアフターローディング装置によって、患者および術者の被曝を大幅に減少できる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 78. 放射線治療との併用療法について正しいのはどれか。 a. 放射線と抗がん剤を併用すると正常組織の障害が増強されることがある。 b. 放射線防護剤の投与時期は照射開始時間と関係が深い。 c. 手術を行った部位の皮膚は耐用線量が低下していることが多い。 d. 温熱療法と放射線の併用は抗腫瘍効果が高くなる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 79. 悪性腫瘍の放射線治療効果に関係のあるのはどれか。 a. 腫瘍の大きさ b. 腫瘍の酸素圧 c. 照射容積 d. 放射線の線質 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 80. 線源から1mの距離における照射線量率が毎分70Rのコバルト遠隔照射装置 、線源から80cmの距離での線量率としてもっとも近いものはどれか。 1. 60   2. 90   3. 110   4. 160   5. 220
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問題 61. 放射線治療で治癒率の低いものはどれか a. 喉頭癌 b. 上咽頭癌 c. 食道癌 d. 膵癌 e. 子宮頸癌 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 62. ボーラスを使用する目的で正しいのはどれか。 a. 患者を固定するため b. 線質を均等にするため c. 皮膚反応を少なくするため d. 照射表面を平たんにするため 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 63. 関連のない組み合わせはどれか。 1. エックス線深部治療装置フィルタ −−−−− アルミニウム、銅、亜鉛 2. コバルト装置2次電子除去フィルタ −−−− 銅、カドミウム、黄銅 3. リニアックエックス線 −−−−−−−−−− 半影除去装置 4. リニアックエックス線 −−−−−−−−−− フラットニングフィルタ 5. リニアック電子線 −−−−−−−−−−−− スキャッタリングホイル 問題 64. 等線量曲線について正しいのはどれか。 a. 深部量百分率の等しい点をつなぎ合わせて作った曲線のことである。 b. 線質が変わると等線量曲線の形は変化する。 c. 線源表面間距離は等線量曲線の形に影響を及ぼさない。 d. 線量率が大きいほど等線量曲線の形は平たんになる。 e. 照射野の面積が同じならば、照射野の形が変わっても等線量曲線は変わらない。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 65. 皮膚表面から3cmまでの深さにある腫瘍の治療に最も適した放射線はどれか。 1. 3MeV電子線 2. 10MeV電子線 3. 90Srβ線 4. 60Coγ線 5. 6MVエックス線 問題 66. 正しいのはどれか。 a. 術中照射には高エネルギーエックス線が用いられる。 b. 良性疾患にも放射線治療の適応となるものがある。 c. 原体照射は腫瘍周辺の正常組織の被曝軽減を目的としたものである。 d. 運動照射では線束の中心は必ずアイソセンタを通る e. 深部臓器の放射線治療には300kVエックス線治療装置がテレコバルトよりも有利である。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 67. 術中照射が行われる疾患はどれか。 1. 上顎癌 2. 食道癌 3. 卵巣癌 4. 睾丸腫瘍 5. 膵癌 問題 68. 放射線治療計画と直接関係のないのはどれか。 1. 等線量曲線 2. エックス線CT 3. シミュレータ 4. TAR 5. 自由空気電離箱 問題 69. テレコバルトによる運動照射について正しいのはどれか。 a. 全回転照射の線量最大点は回転中心にある。 b. 回転中心の線量計算にはTARを用いる。 c. 全回転照射は中心性腫瘍に、部分回転照射は偏在性腫瘍に用いられる。 d. TARを用いたときの照射野は表面の大きさで表す。 e. 部分回転(振子)照射の線量最大点は回転中心にある。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 70. 関係の少ない組み合わせはどれか。 1. 脳腫瘍 −−−−− 3門照射 2. 子宮癌 −−−−− 対向二門照射 3. 乳癌 −−−−−− 対向二門照射 4. 下垂体腫瘍 −−− 回転照射 5. 舌癌 −−−−−− 組織内照射 問題 71. 密封小線源治療について正しいのはどれか。 a. 病巣に限局して高線量を与え得る利点がある。 b. 137Csは226Raよりエネルギーが低く防護がしやすい。 c. 192Irの組織内照射が有効なのはそのβ線を利用しているからである。 d. 198Auの半減期は125Iよりも長い。 e. 中性子を発生する密封小線源もある。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 72. 密封小線源による組織内照射について正しいのはどれか。 a. 線量率が高い。 b. 均一な線量分布が得られる。 c. 照射容積が限局される。 d. 治療日数が短い。 e. 治療適応が広い。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 73. 密封小線源による治療の行われないのはどれか。 1. 上顎癌 2. 食道癌 3. 胆管癌 4. 卵巣癌 5. 陰茎癌 問題 74. 正しいのはどれか。 a. 125Iはエネルギーが低く放射線防護の点では有利である。 b. 198Auグレインは永久刺入の線源として用いられる。 c. 組織内照射にはアフターローディング法は使えない。 d. 192Irの照射線量率定数は226Raのものより大きい。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 75. 上顎癌に用いられる照射法はどれか。 a. 楔フィルタ使用左右対向二門照射法 b. 回転照射法 c. 楔フィルタ使用接線照射法 d. 打ち抜き照射法 e. 楔フィルタ使用直交二門照射法 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 76. 子宮頸癌の腔内照射法について正しいのはどれか。 a. 低線量率照射でも高線量率照射でもA点には等しい線量を照射する。 b. オボイド線源は直腸線量を減らすためにできるだけ線源間隔をあける。 c. タンデム線源の先端はできるだけ子宮底に到達させる。 d. アフターローディング法を用いれば遠隔操作式でなくとも術者の被曝はゼロになる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 77. 基準点の空中吸収線量率が1.0Gy/分、後方散乱係数が1.2で、ある病巣の深部量百分率を75%とする。この場合、一門照射で2分照射すると病巣線量は何Gyになるか。 1. 1.5   2. 1.8   3. 2.0   4. 2.2   5. 2.4 問題 78. 姑息照射について誤っているのはどれか。 a. 直接症状の原因になっている部位を照射する。 b. 肺癌の上大静脈症候群に効果が高い。 c. 1回線量は多く、照射期間は短くする短期スケジュールが好まれる。 d. 総線量として根治照射の場合と同じ量が投与される。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 79. 全身照射について正しいのはどれか。 a. 白血病や悪性リンパ腫の治療に用いられる。 b. 距離を十分にとって全身が照射野内に入れば、線量分布の補償は必要ない。 c. 骨髄移植を行う場合にはヒトのLD50/30を超える線量が照射される。 d. 致命的な副作用の一つは放射線肺炎である。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 80. NSDとは次のどれを表す指標か。 1. 正常組織の放射線感受性 2. 腫瘍の放射線感受性 3. 患者の年齢による放射線耐用の補正 4. 骨髄の放射線耐用性 5. 皮膚の放射線耐用性
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問題 61. 小児の悪性疾患で放射線治療の役割が大きいのはどれか。 a. 悪性リンパ腫 b. 骨髄腫 c. 急性リンパ性白血病 d. 髄芽腫 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 62. 深部量百分率に影響を与えないのはどれか。 1. 照射野 2. 線源表面間距離 3. 放射線のエネルギー 4. 半価層 5. 線量率 問題 63. 図の等線量曲線のうち誤っているのはどれか。 a. 200kVエックス線 b. テレコバルトγ線 c. 6MVエックス線 d. 18MeV電子線 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 64. 深部治療エックス線により皮下3cmの病巣に1.8Gy照射する場合、皮膚線量は何Gyか。  ただし、深部量百分率を75%、後方散乱係数を120%とする。   1. 2.0   2. 2.2   3. 2.4   4. 2.6   5. 2.8 問題 65. テレコバルト治療について正しいのはどれか。 a. 3,000Ciの線源の大きさは直径5mmである。 b. コバルトグラフィは骨と軟部組織の区別は明瞭であるが、空気と軟部組織のコントラストはほとんどない。 c. 厚さ2.0cmの鉛板で照射野のトリミングを行うと遮蔽部の線量は非遮蔽部の10%以下となる。 d. 4mm厚のアクリル板を皮膚の上にのせて照射すると皮膚表面が最大線量点となる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 66. リニアック・エックス線による斜入射照射で用いられるのはどれか。 a. 補償フィルタ b. ボーラス c. フラットニングフィルタ d. スキャッタリングホイル e. 等線量曲線移動法 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 67. リニアック・エックス線治療について正しいのはどれか。 a. 10MVエックス線の水中での深部量百分率50%になる深さは約18cmである。(FSD100cm、照射野10x10cm)。 b. 10MVエックス線ではターゲット付近から中性子が発生する。 c. 電子ビームが所定の位置からわずかにずれても線量分布は変化する。 d. 6MVエックス線の最大線量点は水中で約1.5cmである。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 68. 高エネルギー電子線治療について誤っているのはどれか。 a. 骨の存在による深部線量の減少は無視できる。 b. ビルドアップのピーク深は、エネルギーに関係なく一定である。 c. 線量分布はエネルギーが一定でもスキャッタリングホイルの材質や厚さによって変化する。 d. 吸収線量変換係数は表面から深部になるにつれて大きくなる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 69. 正しいのはどれか。 a. 深部量百分率表に示される照射野とは腫瘍の深さでの大きさをいう。 b. STD60cmと80cmの組織空中線量比には10%以上の差がある。 c. 振子照射では振子軸の線量が最大である。 d. 浅在性病巣に対する一門照射では60Coγ線より電子線の方が積分線量が小さい。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 70. 正しいのはどれか。 a. 回転照射では照射面の患者断面の各半径の平均値からTARを求めてよい。 b. 標的容積(ターゲットボリウム)は通常、治療容積より大きい。 c. 治療計画用CT装置の利点は組織間の密度の相違を補正できることである。 d. 腹部照射で腎の線量を耐用量以下に抑えるべきである。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 71. 関連の少ない組み合わせはどれか。 a. シミュレータ −−−−− 電子線治療 b. シャドートレイ −−−− 鉛ブロック c. シェル −−−−−−−− 患者固定用器具 d. ボーラス −−−−−−− 米袋 e. ピンアンドアーク −−− 192Ir刺入器具 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 72. 放射線治療で比較的大きい照射野が用いられるのはどれか。 a. ホジキン病 b. 喉頭癌 c. ケロイド d. 前立腺癌 e. 精上皮腫 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 73. 関連の少ない組み合わせはどれか。 1. 上顎癌 −−−−− 楔フィルタ直交二門照射 2. 急性白血病 −−− 全身照射 3. 悪性黒色腫 −−− 速中性子線照射 4. 子宮体癌 −−−− 組織内照射 5. 乳癌 −−−−−− 接線照射 問題 74. 正しい組み合わせはどれか。 a. 三門照射 −−−−− 膀胱癌 b. 対向二門照射 −−− 子宮頸癌 c. 接線振子照射 −−− 肺癌 d. 原体照射 −−−−− 皮膚癌 e. 回転照射 −−−−− 下垂体腫瘍 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 75. 密封小線源治療について正しいのはどれか。 a. 192Irは永久刺入に用いる線源として開発された。 b. 198Auグレインが有効なのはそのα線を利用するためである。 c. 125Iシードは防護の点で組織内照射に適した線源である。 d. 222Rnシードは現在我が国では用いられていない。 e. 60Coはアフターローディング法の線源として用いられている。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 76. 高線量率リモートアフターローディング腔内照射で正しいのはどれか。 a. 1個100mCi程度のγ線源を用いる。 b. 1回の照射時間は数時間である。 c. 総線量は低線量率の場合と同じである。 d. 子宮頸癌の治療成績は低線量率腔内照射の場合と同程度である。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 77. 非密封放射性同位元素治療に用いられる核種はどれか。 a. 32P b. 67Ga c. 125I d. 131I e. 198AU   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 78. 放射線と抗癌剤を併用することが多いのはどれか。 a. 喉頭癌 b. 上顎癌 c. 悪性リンパ腫 d. 子宮頸癌 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 79. 手術と放射線の併用療法で正しいのはどれか。 a. 術中照射では手術中に腫瘍を露出して照射する。 b. 術前照射には電子線による1回照射が実施される。 c. 術前照射の主な目的は腫瘍を縮小させ手術を容易にすることである。 d. 術後照射の主な目的は取り残された転移リンパ節の根絶である。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 80. 骨盤部に放射線治療を行った場合、照射期間中に起こり得る副作用はどれか。 a. 下痢 b. 嘔吐 c. 白血球減少 d. 直腸潰瘍 e. 骨障害   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e
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問題 61. 放射線治療が通常、根治治療となり得るのはどれか。 a. 声門癌 b. 耳下腺癌 c. 胆管癌 d. 卵巣癌 e. 子宮頸癌   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 62. 誤っているのはどれか。 l.吸収線量の等しい点を結んだ曲線を等線量曲線という。 2.照射によって生体に付与される全エネルギーを積分線量という。 3.後方散乱係数は線源表面間距離に依存する。 4.MixDPの成分はパラフィン、ポリエチレン、酸化マグネシウム、酸化チタン、松ヤニである。 5.上顎癌の治療計画では眼球が要注意臓器である。 問題 63. 外部照射の線量分布上、皮膚表面線量が最も高いのはどれか。 1. 200kVエックス線 2. 6Me電子線 3. テレコバルトγ線 4. 4MVエックス線 5. l4MeV速中性子線 問題 64. ボーラスについて正しいのはどれか。 a. 照射野表面の凹凸を埋めるために用いられる。 b. 管電圧200〜400kVのエックス線ではボーラスを使用しない。 c. 高エネルギーエックス線ではボーラスを使用すると皮膚を保護する利点がある。 d. 高エネルギーエックス線ではボーラスとほぼ同じ目的で補償フィルタを使用する。 e. 高エネルギーエックス線で最大線量を表面にもってきたい場合、ボーラスの厚さは電子平衡の厚さに等しくする。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 65. 関連の深い組合せはどれか。 a. シャドートレイ ---------- 患者固定具 b. シミュレーター ---------- 軟エックス線装置 c. エックス線CT ------------ 体輪郭データの取得 d. バックポインタ ---------- 放射線射出側の中心を指示する器具 e. ウエッジフィルタ -------- 2次電子除去   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 66. 放射線治療におけるエックス線CTの利用で誤っているのはどれか。 a. 組織の電子密度や実効原子番号の計測ができるので、不均質部を考慮した線量計算が可能になる。 b. 運動照射の治療計画に有用である。 c. 腫瘍の検出と病期の決定が容易になり治療計画に役立つ。 d. 腹臥位の治療計画では仰臥位のCT輪郭をそのまま利用できる。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 67. 正しいのはどれか。 a.TPRは放射線のエネルギーによって変化しない。 b.リニアック10MVエックス線照射で、l0x10cmの照射野係数をl.0とすると5x5cmの照射野係数は0.8以下である。 c.回転照射の線量分布の計算にはTPRより深部量百分率が用いられる。 d.TPRは照射野の大きさによって変化する。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 68. 電子線治療が選択される疾患はどれか。 a. 転移性皮膚癌 b. 口唇癌 c. 乳癌 d. 縦隔腫瘍 e. 上咽頭癌   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 69. 高エネルギー電子線治療について誤っているのはどれか。 a.照射時には照射筒を用いる。 b.スキャタリングフォイルを厚くするとエネルギーが単色化され高くなる。 c.皮膚線量はエネルギーに関係なく一定で最大線量点の約50%である。 d.下顎骨での吸収は1.5倍の厚さの筋肉のそれに相当する。 e.肺組織での吸収は0.3〜0.5倍の厚さの筋肉のそれに相当する。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 70. 関連のない組合せはどれか。 l. 対向2門照射法 -------- 肺癌 2. 接線照射法 ----------- 乳癌 3. 逆Y字照射法 ---------- 膀胱癌 4. moving strip照射法 --- 卵巣癖 5. 術中照射法 ----------- 膵癌 問題 71. 楔フィルタについて正しいのはどれか。 a. MixDPを用いて作ることが多い。 b. 等線量曲線が中心軸となす角を楔等線量角という。 c. 標的容積内の線量分布を均等にするために用いる。 d. 身体の中心よりも偏在性の病巣の照射に適している。 e. 照射の際、患者の皮膚面の近くに置く。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 72. リニアックグラフィについて正いのはどれか。 a. 肺、空気層と軟組織の コントラストは明瞭である。 b. 骨と軟組織のコントラストが小さい。 c. 診断用エックス線フイルムは使用しない。 d. 撮影必要線量は1Gy以上を要する。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 73. 密封小線源の物理的半減期で誤っているのはどれか。 1. 226Ra --------- 1,600年 2. l37Cs --------- 30.17年 3. 60Co ---------- 5.27年 4. 192Ir --------- 74.2日 5. 125I ---------- 8.3日 問題 74. 正しいのはどれか。 a. l98Auグレインは主に永久刺入に用いられる。 b. l92Irはワイヤ形線源として用いられる。 c. 中性子を発生する密封小線源がある。 d. 25Iシードはエネルギーが低く防護が容易である。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 75. 密封小線源治療が通常行われない疾患はどれか。 1. 肛門癌 2. 舌癌 3. 子宮癌 4. 甲状腺癌 5. 食道癌 問題 76. 子宮頸癌の腔内照射で誤っているのはどれか。 1.線源配置は一般にマンチエスタ 法が使われる。 2.A点の定義は外子宮口を基準とし、前額面上、子宮腔長軸に沿って上方2cmの高さを通る垂線上で側方2cmの点である。 3.B点とは骨盤腔内にて、前額面上、左右A点の中間の高さで正中線より側方5cmの点である。 4.A点は腔内照射の病巣線量の基準点である。 5.B点線量は膀胱直腸線量の指標となる。 問題 77. 厚さ18cmの腹部の中心にある病巣に対して、6MVエックス線を前後対向2門で照射したい。病巣線量2Gy照射する場合、1門当たりの照射時間は何分か。ただし、STD100cmにおける照射野10x10cmでのピーク深の線量率は2Gy/分、深さ9cmのTPRを0.82とする。 l. 0.6 2. 0.8 3. 1.0 4. 1.2 5. 2.0 問題 78. 速中性子線の効果がテレコバルトγ線やリニアックエックス線より優れているのはどれか。 a. 皮膚癌 b. 食道癌 c. 悪性リンパ腫 d. 骨肉腫 e. 悪性黒色腫   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 79. 放射線低感受性の癌の治療に考えられる方法はどれか。 a. 酸素効果を利用する。 b. 放射線増感剤を用いる。 c. OERが大きくなる放射線を用いる。 d. 外部照射で線量率を高くする。 e. LETの高い放射線を用いる。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 80. 縦隔に照射した場合、照射期間中に起こり得る副作用はどれか。 a. 放射線食道炎 b. 白血球減少 c. 放射線肺線維症 d. 放射線脊髄症   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
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問題 61. 放射線の発生装置によって用いられる放射線について誤っているのはどれか。 l. ベータトロン −−−−− 電子線 2. リニアック −−−−−− エックス線 3. マイクロトロン −−−− 中性子線 4. サイクロトロン −−−− 中性子線 5. シンクロトロン −−−− 重粒子線 問題 62. 病巣の吸収線量を表わす単位はどれか。 l.rem 2.Bq 3.Gy 4.R 5.Sv 問題 63. 外部照射法において線量分布と関係ないのはどれか。 1.線源の大きさ 2.線量率 3.放射線のエネルギー 4.照射野の大きさ 5.線源表面間距離 問題 64. 小さい食道癌の照射法に関して、全容積線量の中で標的に投与される線量の割合が多いのはどれか。 l.200kVエックス線回転照射 2.テレコバルト4門照射 3. 60Coリモートアフターローディング腔内照射 4.リニアックエックス線対向2門照射 5.リニアックエックス線回転照射 問題 65. 放射線治療と直接関係のないのはどれか。 1.TAR 2.STD 3.TPR 4.DSA 5.TDF 問題 66. エックス線CTを用いた放射線治療計画の利点はどれか。 a.腫瘍の解剖学的位置の決定 b.照射法と外照射ピームの配置選定 c.不均質組織の吸収を考慮した線量計算 d.治療中における腫瘍の変化観察 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 67. 図の深部と百分率曲線のうち、誤っているのはどれか。 a.18MVエックス線 b.6MVエックス線 c.テレコバルトγ線 d.l2MeV電子線 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 68. テレコバルト60γ線治療について正しいのはどれか。 a.γ線の透過力は4MVリニアックエックス線にほぼ近い。 b.照射野が同じ面積の場合、長方形より正方形の方が線量率が大きい。 c.コリメータには多段球面絞りが多く用いられる。 d.200kV深部治療用エックス線より側方散乱が少ない。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 69. 等線量曲線について正しいのはどれか。 a.深部量百分率の等しい点を結んだ曲線である。 b.線量率が高くなると等線量曲線の形は平坦になる。 c.照射野の形が変わっても面積が同じであれば等線量曲線は変化しない。 d.放射線のエネルギーが変われば等線量曲線の形は変化する。 e.線源表面間距離が変われば等線量曲線の形は変化する。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 70. 高エネルギー電子線による治療について正しいのはどれか。 a.ピルドアップのピーク深はエネルギーによって変化する。 b.ある点での吸収線量は途中に骨があると変化する。 c.肺内の線量分布はエネルギーによって変化する。 d.身体の中での電子線の到達距難(cm)は、そのエネルギー(MeV)の約1/2である。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 71. 関係の少ない組合せはどれか。 a.シャドウトレイ −−− 鉛ブロック b.Mix-Dp −−−−−−− ファントム物質 c.シミュレータ −−−− 表在治療 d.サイドポインタ −−− 絞り装置 e. ウエッジフィルタ −− 線量分布の連続的変化 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 72. 関係の少ない組合せはどれか。 l.左右対向2門照射 −−−−−−−−−− 喉頭癌 2.直交2門照射(楔フィルタ使用) −−− 上顎癌 3.3門照射 −−−−−−−−−−−−−− 膀胱癌 4.切線照射 −−−−−−−−−−−−−− 乳癌 5.回転照射 −−−−−−−−−−−−−− 悪性リンパ腫 問題 73. 最も小さい照射野が用いられるのはどれか。 1.下垂体腺腫 2.ホジキン病 3.肺癌(小細胞未分化癌) 4.子宮頸癌 5.精上皮腫 問題 74. 密封小線源について正しいのはどれか。 a.l98Auの治療効果はγ線による。 b.l92Irは永久刺入線源として適している。 c.125Iはエネルギーが低く防護の点では有利である。 d.l37Csはリモートアフターローディング法の線源として用いられる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 75. 正しいのはどれか。 a.137Cs管30mCiの線量率は226Ra管l0mgのそれにほぽ等しい。 b.252Cf管からはγ線は放出されない。 c.60Coと137Cs密封小線源のWARは線源から数cmの距難ではほぼ同じである。 d.90Sr線源を壁厚5mmの鉛容器に直接収納すると制動放射線が外部へ漏洩する。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 76. 高線量率リモートアフターローディング腔内照射で正しいのはどれか。 a.線源はl個l0mg程度の226Raが用いられる。 b.照射時間は約20時間を要するので患者は放射線治療病室に収容する。 c.模擬線源による線量計算のための位置決めエックス線撮影は正面像のみで十分である。 d.術者の被曝を避けることができる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 77. 放射線治療でリモートアフターローディング腔内照射が行われるのはどれか。 a.喉頭癌 b.腎癌 c.食道癌 d. 子宮癌 e. 膀胱癌 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 78. 治療効果に関係するのはどれか。 a.放射線の種類 b.線量分割 c.線量率 d.容積線量 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 79. 放射線感受性の低い癌に用いられる放射線治療法または併用療法はどれか。 a.高圧酸素チェンパー内照射法 b.中性子治療 c.抗癌剤 d.温熱療法 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 80. 腹部に放射線治療を行った場合、照射期間中にしばしぱみられる副作用はどれか。 a.下痢 b.水腎症 c.腸管狭窄 d.放射線脊髄症 e. 白血球減少 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e
40回(S63.3,1988),最初に戻る
問題 56. 治療可能比が、通常1より大きいのはどれか。 1. 扁平上皮癌 2. 精上皮腫 3. 悪性黒色種 4. 骨肉腫 5. 腺 癌, 問題 57. エックス線やγ線の外部照射について正しいのはどれか。 a. 深部量百分率は照射野により変わる。 b. 深部量百分率はSSDにより変わらない。 c. 組織ピーク線量比は線源標的間距離により変わる。 d. 組織ピーク線量比は照射野により変わる e. 組織ピーク線量比はエネルギーにより変わる。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 58. 線量分布を変えるための材質として誤っているのはどれか。 1. コバルトの2次電子フィルタには,原子番号が中位の物質を用いる。 2. 高エネルギーエックス線のビーム平垣化フィルタには,山形をしたCu,Pbを用いる。 3. 高エネルギ電子線のビム拡大には,薄い金属箔を用いる。 4. 人体組織の不均質性の補償には,グラファイトを用いる。 5. 直交2門照射の線量分布を均等にするためには,ミックスDを用いる。 問題 59. 放射線治療計画と関係の深いのはどれか。 a. シミュレータ b. シャドートレイ c. ボーラス d. ピンアンドアーク 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 60. 高エネルギ電子線治療にこついて正しいのはどれか。 a. エネルギーが高くなるとピルドアップが大きくなり表面線量が減少する。 b. エネルギーが一定の場合,照射野の大きさに関係なく出力は一定である。 c. スキャッタリングホイルを厚くすると出力が増大する。 d. 照射野内に肺や空洞が存在すると,その背後の電子線飛程は延長する。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 61. 表面から3cm深部までの病巣の治療に最も適切なのはどれか。 1. 3MeV電子線 2. 10MeV電子線 3. 10MeVエックス線 4. テレコバルトγ線 5. 60kVエックス線 問題 62. 密封小線源治療について正しいのはどれか。 a. 線量分布は外部照射のそれと同じになる。 b. 任意の線量率が選択できる利点がある。 c. 外部照射よりも全身的影響が強い欠点がある。 d. 治療期間が外部照射よりも短くてすむ。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 63. アフターローディング法について正しいのはどれか。 a. 子宮頸癌の治療にもっとも多く用いられている。 b. 組織内照射法には用いることができない。 c. マニュアルで行う場合は低線量率照射法が用いられる。 d. 遠隔操作式では高線量率照射法が普及している。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 64. 治療用小線源について誤っている組み合わせはどれか。 1. 192Ir −−−−−−− 一時装着線源 2. 125I  −−−−−−− 永久刺入線源 3. 90Sr  −−−−−−− β線源 4. 182Ta −−−−−−− 中性子線源 5. 137Cs −−−−−−− アフターローディング用線源 問題 65. 楔フィルタが用いられるのはどれか。 a. 肺癌(小細胞癌) b. 上顎癌 c. 頸部食道癌 d. 子宮頸癌 e. 前立腺癌 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 66. 回転照射が選択される疾患はどれか。 a. 上顎癌 b. 下垂体線腫 c. 食道癌 d. 前立腺癌 e. 悪性リンパ腫 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 67. テレコバルト装置に関連して正しいのはどれか。 a. 5,000Ci装填した装置の線源の大きさは直径約1.5cmである。 b. 半影には幾何学的なものと、γ線が絞りを透過するために生じるものがある。 c. 照射野の一部を厚さ5cmの鉛ブロックで遮蔽すると線量は非遮蔽部の10%以下に減弱する。 d. 60Coからのβ線は線源封入金属カプセルで吸収され外部へは放出されない。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 68. 関連の少ない組み合わせはどれか。 1. マントル照射 −−−−−− ホジキン病 2. 接線振子照射 −−−−−− 卵巣癌 3. 全身照射 −−−−−−−− 白血病 4. 組織内照射 −−−−−−− 舌癌 5. 原体照射 −−−−−−−− 食道癌 問題 69. 術中照射が適応となる疾患はどれか。 a. 喉頭癌 b. 食道癌 c. 膵癌 d. 胃癌 e. 卵巣癌 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 70. 婦人生殖器癌の放射線治療で誤っているものはどれか。 1. 子宮頸癌の根治照射は原則として外部照射と腔内照射を併用する。 2. 子宮癌の外部照射は骨盤腔リンパ節を含めた前後対向二門で行う。 3. マンチェスタ方式によるB点線量は直腸・膀胱線量の指標となる。 4. 卵巣癌では術後照射として用いることが多い。 5. 外陰癌は電子線治療の適応となる。 問題 71. NSDを計算するときに用いるのはどれか。 a. 線質 b. 線量率 c. 照射容積 d. 分割回数 e. 全照射期間 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 72. 誤っているのはどれか。 a. 術前照射には電子線による大量一回照射が行われる。 b. 放射線と温熱療法との併用は抗腫瘍効果が大となる。 c. 放射線防護剤の効果は照射直後に投与すると最大となる。 d. 多分割照射では毎日一回の照射よりも毎回の線量が多くなる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 73. 速中性子線が光子線より照射効果の優れているのはどれか。 a. 口腔癌 b. 子宮頸癌 c. 悪性黒色腫 d. 骨肉腫 e. 悪性リンパ腫 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 74. 8MVエックス線を用いて厚さ20cmの腹部の中心にある病巣に対して照射する場合、前後対向二門で病巣線量2Gy与えるのに一門あたりの照射時間は何分か。  ただし、STD100cm、照射野10 x 10cmのピーク深の線量率は3.0Gy/分、深さ10cmのTPRを0.83とする。   1. 0.4   2. 0.7   3. 1.0   4. 1.3   5. 1.8 問題 75. 放射線治療の晩発性障害と関連の少ない組み合わせはどれか。 1. 皮膚 −−−−− 潰瘍 2. 骨 −−−−−− 壊死 3. 造血臓器 −−− 白血球減少 4. 眼 −−−−−− 白内障 5. 腸 −−−−−− 穿孔
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問題 56. 放射線治療で治癒率の高いのはどれか。 a. 声門癌 b. 下咽頭癌 c. 食道癌 d. 直腸癌 e. 子宮頚癌 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 57. 放射線治療に直接関係のない単位はどれか。 1. Gy 2. mg・h 3. rad 4. rem 5. mCi 問題 58. 200kVエックス線と比較した超高圧エックス線の特徴について誤っているのはどれか。 a. 深部量百分率が大きい。 b. 皮膚反応が軽度である。 c. 骨による吸収が少ない。 d. 側方散乱が多い。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 59. 正しいのはどれか。 a. 治療計画用CT装置は組織間の密度の違いを補正できる利点がある。 b. 高エネルギーエックス線でボーラスを用いると皮膚反応が強くなる。 c. リニアックグラフィの方がコバルトグラフィよりも鮮鋭な像が得られる。 d. 振子照射で線量の最も高い部分はアイソセンターに一致する。 e. 対向2門照射は回転照射に比べ容積線量が増す欠点がある。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 60. リニアック・エックス線治療について誤っているのはどれか。 a. 深部量百分率を作成する際、深さによって異なる吸収線量変換係数を用いた。 b. STD(線源標的間距離)が変わっても、同じTPR(組織ピーク線量比)の表を用いた。 c. 投与する線量の基準となる吸収線量の測定を水ファントム中で行った。 d. エックス線CTを用いて体輪郭データを求めた。 e. 矩形照射野の照射野係数として、等しい面積の正方形照射野のものを用いた。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 61. 楔フィルタを用いた照射について誤っているのはどれか。 a. 標的容積の線量分布を均等にするのが目的である。 b. 楔フィルタを付けるとビームの中心軸の出力が減少する。 c. 人体の中心よりも偏在性の病巣に適している。 d. 皮膚面の近くに楔フィルタを装着する。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 62. 適切でない組合せはどれか。 a. 食道癌----------腔内照射 b. 外陰癌----------組織内照射 c. 上顎癌----------アフターローディング法 d. 陰茎癌----------β線照射 e. 肺 癌----------熱中性子捕捉療法 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 63. 高エネルギーエックス線による外部放射線治療に関係のないのはどれか。 1. 深部量百分率 2. 校正点吸収線量 3. 基準点吸収線量 4. A点およびB点線量 5. 空中組織吸収線量 問題 64. 関係のない組合せはどれか。 a. ボーラス----------電子線治療 b. シミュレータ------術中照射 c. 遮蔽ベッド--------外部照射 d. シェル------------頭頚部腫瘍 e. 中央遮蔽----------子宮頚癌 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 65. 高エネルギー電子線治療について正しいのはどれか。 a. 人体での治療域の深さ(cm)はエネルギー(MeV)を示す数値の約1/2である。 b. ピーク深はエネルギーの大小にかかわらず一定である。 c. 骨による吸収はほとんど無視できる。 d. 肺内の線量分布はエネルギーにより変化する。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 66. リニアック・エックス線の性質として誤っているのはどれか。 a. エネルギーが10MVならば、水中のビルドアップはおよそ2.5cmである。 b. 放射線治療に用いるには、スキャッタリングホイルが必要である。 c. 皮膚表面線量は200kVエックス線とほぼ同じである。 d. コバルトのγ線に比べ半影が小さい。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 67. 原体照射法が適当と考えられるのはどれか。 1. 子宮癌 2. 乳 癌 3. 甲状腺癌 4. 舌 癌 5. 皮膚癌 問題 68. 放射線治療の効果を増強する方法で正しいのはどれか。 a. 低酸素性放射線増感剤 b. 温熱療法 c. 多分割照射法 d. 抗癌剤動注法 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 69. 密封小線源治療について誤っているのはどれか。 a. 226Raの使用は減ってきている。 b. 192Irの線源形状は、226Raの管状線源とほぼ同じである。 c. 198Auグレインは、125Iと置き換えるための永久刺入線源として開発された。 d. 137Csの遮蔽は226Raより困難である。 e. 60Coはリモートアフターローディング装置に用いられる。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 70. 密封小線源による組織内刺入治療の線量計算に関係のあるのはどれか。 a. 線源から放出される放射線の強度 b. 線源皮膚表面間距離 c. アフターローディング法 d. WAR(水空気照射線量比) e. 線源位置確認用の照準写真 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 71. 最も大きな照射野が必要となるのはどれか。 1. 下垂体腺腫 2. 喉頭癌 3. ウイルムス腫瘍 4. 子宮頚癌 5. セミノーマ 問題 72. アフターローディング法について誤っているのはどれか。 1. 遠隔操作方式とマニュアル操作方式とがある。 2. 線源として137Cs、60Co、192Irなどが用いられる。 3. 高線量率照射は遠隔操作方式で行われる。 4. 子宮頚癌の治療では12Gy/時以下を低線量率照射という。 5. 食道癌の治療にも用いられている。 問題 73. 高LET放射線について正しいのはどれか。 a. 高LET放射線はすべて荷電粒子線である。 b. 陽子線は高LET放射線の一つである。 c. 中性子線は高LET放射線に含まれない。 d. 生物学的効果比(RBE)が大きい。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 74. リニアックエックス線治療において、照射野10x10cmの基準点吸収線量率が2Gy/分であった。照射野が12x12cmで組織中の深さ10cmの点の線量率(Gy/分)はいくらか。 1. 1.59 2. 1.69 3. 1.82 4. 2.36 5. 2.51 問題 75. 等線量曲線について正しいのはどれか。 a. 深部量百分率の等しい点をつなぎ合わせて作った曲線のことである。 b. 線質が変わると等線量曲線の形は変化する。 c. 線源表面間距離は等線量曲線の形に影響を及ぼさない。 d. 線量率が大きいほど等線量曲線の形は平坦になる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
42回(H2.3,1990),最初に戻る
問題 56. 良性疾患で放射線治療が行われる可能性があるのはどれか。 a. 脳腫瘍 b. 翼状片 c. ケロイド d. 血管腫 e. 大腸ポリープ 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 57. 放射線治療が第一選択となるのはどれか a. 乳 癌 b. 胃 癌 c. 上咽頭癌 d. 松果体腫瘍 e. 骨肉腫 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 58. 放射線治療時の照準で関係のないのはどれは。 a. 皮膚マーク b. リニアックグラフィ c. 体位固定用シェル d. ウェッジフィルタ 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 59. 照射野整形用具として正しいのはどれか。 a. 照射筒 b. ボーラス c. シャドートレイ d. 金属ブロック 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 60. テレコバルト60γ線治療について誤っているのはどれか。 a. ビルドアップのピーク深は約2cmである。 b. 減衰があるため1年1回線量率を変えて照射線量を計算する。 c. 線源を交換する必要がある。 d. 深部量百分率は4MVリニアックエックス線にほぼ近い。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 61. リニアックについて誤っているのはどれか 1. エネルギーの変換は不能である。 2. 出力線量はコバルト60遠隔治療装置より大きい。 3. 半影はコバルト60遠隔治療装置より小さい。 4. 加速にマイクロ波を用いる。 5. 10MeV以上のエネルギーが得られる。 問題 62. 外部照射の等線量分布計算に用いられる補正法で正しいのはどれか。 a. 不均質の補正 b. 気温と気圧の補正 c. ウェッジフィルタの補正 d. 斜入射の補正 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 63. 適切な組合せはどれか。 a. 電子線照射----------------肺 癌 b. 腔内照射------------------食道癌 c. 熱中性子捕獲療法----------脳腫瘍 d. アフターローディング法----子宮頚癌 e. 組織内照射----------------肝 癌 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 64. 関連の深い組合せはどれか。 a. 術中(開創)照射法--------膵 癌 b. 切線照射法--------------乳 癌 c. 腔内照射法--------------上顎癌 d. マントル照射法----------悪性リンパ腫 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 65. 高エネルギー電子線治療について誤っているのはどれか。 a. 骨の存在による深部線量の減少は無視できる。 b. ビルドアップのピーク深は、エネルギーに関係なく一定である。 c. 線量分布はエネルギーが一定でもスキャッタリングホイルの材質や厚さによって変化する。 d. 吸収線量変換係数は表面から深部になるにつれて大きくなる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 66. 高エネルギー電子線の照射に用いられるのはどれか。 a. バックアップモニタ b. 照射筒 c. 補償フィルタ d. サイドポインター e. フラットニングフィルタ 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 67. 高エネルギー電子線を発生させる装置はどれか。 a. コバルト60遠隔治療装置 b. セシウム137遠隔治療装置 c. ベータトロン d. リニアック e. サイクロトロン 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 69. 校正点の吸収線量Dcから基準点吸収線量Drを求める式で正しいのはどれか。ただし、PDDc(A0)、TPRc(A)は照射野A0、Aのときの、校正点の深,部量百分率および組織ピーク線量比である。 1. Dr(A)=Dc(A)・TPRc(A) 2. Dr(A)=100・Dc(A)/TPRc(A) 3. Dr(A)=Dc(A)/100・TPRc(A) 4. Dr(A0)=100・Dc(A0)/PDDc(A0) 5. Dr(A0)=Dc(A0)・PDD(A0)/100 問題 70. 密封小線源治療に用いられる核種で永久刺入に使用されるのはどれか。 a. 192Ir b. 198Au c. 125I d. 137Cs   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 71. 密封小線源治療について正しいのはどれか。 a. 252Cf管による治療において、中性子線とγ線による治療効果は同じである。 b. 198Auグレインの治療効果は主としてα線によるものである。 c. 子宮頚癌治療に置いて、A点は骨盤壁、B点は原発巣に対するそれぞれの線量の指標となる位置をいう。 d. 137Csは半減期が60Coより長く、γ線エネルギーが226Raより低い点で密封小線源治療に適している。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 72. 遠隔操作式アフターローディング法について正しいのはどれか。 a. 放射線生物学的な理由により癌治療に適している。 b. 高線量率照射が可能である。 c. 術者の被爆を避けることができる。 d. アプリケータを必要としない。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 73. 骨髄移植のための全身照射について正しいのはどれか。 a. 肺の線量を減らすための肺の部位を鉛で遮蔽する。 b. 分割照射も行われている。 c. 全身照射でも脳には照射しない。 d. 照射直後に痙攣が起こる。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 74. 温熱療法について正しいのはどれか。 a. 50C゜で10分間加温する。 b. RF波やマイクロ波が用いられている。 c. 放射線治療と併用することが多い。 d. 通常1回だけ治療する e. 加温温度はマイクロ波で測定する。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 75. 放射線治療に置いて陽子線が高エネルギーエックス線より優れているのはどれか。 1. 線量分布 2. 生物学的効果比 3. 線量率 4. 半価層 5. 照射野の大きさ
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問題 56. 放射線治療で50%以上の局所制御率が得られるのはどれか。 a. 悪性リンパ腫 b. 子宮頚癌 c. 下咽頭癌 d. 卵巣癌 e. 肺 癌   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 57. 緊急放射線治療を行わないのはどれか 1. 脳転移による麻痺 2. 骨転移による疼痛 3. 上大静脈症候群 4. 胸水貯留による呼吸困難 5. 脊椎骨転移による麻痺 問題 58. 放射線治療に直接関係ない単位はどれか 1. Bq 2. Gy 3. Sv 4. C/kg 5. J/kg 問題 59. 放射線治療の範囲を示す用語で容積の大きい順に並んでいるのはどれか。 1. 標的容積>照射容積>治療容積 2. 治療容積>標的容積>照射容積 3. 照射容積>治療容積>標的容積 4. 治療容積>照射容積>標的容積 5. 照射容積>標的容積>治療容積 問題 60. 治療計画線量を与えるとき誤差原因になるのはどれか。 a. 放射線治療装置の出力線量 b. 線量計算 c. 患者設定の再現性 d. 光学的照射野と放射線の線束とのずれ   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 61. 照射野確認のためのリニアックグラフィについて誤っているのはどれか。 a. 診断用フィルムを用いる。 b. 2回曝射で撮影する。 c. 側面像も撮影できる。 d. 1Gyの照射が必要である。 e. 画面上、骨の影響が大きい。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 62. 日常の放射線治療照射記録で必要のないのはどれか。 1. 照射法 2. SSD 3. 照射野 4. 照射線量 5. 気圧 問題 63. 関連の少ない組合せはどれか。 1. マイクロトロン----------高エネルギーエックス線 2. デルモパン--------------低エネルギー電子線 3. ベータトロン------------高エネルギー電子線 4. サイクロトロン----------速中性子線 5. シンクロトロン----------重粒子線 問題 64. 関連の少ない組合せはどれか。 1. 全身照射----------白血病 2. 原体照射----------子宮癌 3. 打ち抜き照射------脳腫瘍 4. 組織内照射--------甲状腺癌 5. moving strip法----卵巣癌 問題 65. 放射線感受性の低い癌に用いられる放射線治療法または併用療法はどれか。 a. 中性子線治療法 b. マントル照射法 c. 温熱療法 d. 抗癌剤動注法   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 66. テレコバルト治療について正しいのはどれか。 a. 電子線治療はできない。 b. 線源交換を5年毎に行わなければならない。 c. 回転照射はできない。 d. 照射時間は線源減弱とともに長くなる。 e. 深部量百分率は水中10cmで約50%である。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 67. 45度楔形フィルタの代わりに60度楔形フィルタを使用した場合に変化するのはどれか。 a. STD b. TAR c. 照射野 d. 線量分布 e. 病巣線量   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 68. リニアックエックス線による斜入射照射で用いられるのはどれか。 a. 楔形フィルタ b. ボーラス c. フラットニングフィルタ d. スキャッタリングホイル e. 等線量曲線移動法   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 69. 高エネルギー電子線治療について正しいのはどれか。 a. 人体での電子線の実効飛程(cm)はエネルギー(MeV)を示す数値の約1/2である。 b. スキャッタリングホイルを使用する。 c. 骨による吸収は、ほとんど無視できる。 d. 皮膚障害は少ない。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 70. 外部照射における線量−時間関係について正しいのはどれか。 a. 週1回照射でも週5回照射でも週間線量が同じなら正常組織に対する効果は同じである。 b. 1日2回照射の多分割照射では照射間隔を3時間以上空ける必要はない。 c. 照射中に2カ月程度の休止期間があっても正常組織に対する効果は変わらない。 d. 短期間に照射した方が腫瘍縮小効果は早期に現れる。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 71. 10MVエックス線でSTD 100cm、照射野7cm×9cmとして深さ5cmの病巣に45度楔形フィルタを用い、2Gy照射する場合、Pre-set線量は何Gyか。ただし、TPR=0.952、照射野係数=0.95、楔形フィルタ係数=0.6とする。 1. 1.2 2. 1.8 3. 2.7 4. 3.7 5. 4.2 問題 72. 密封小線源用の核種について正しいのはどれか。 a. 192Irの線源形状には、ヘアピン、シングルピンなどである。 b. 198Auの線源形状は細長いワイヤ状である。 c. 137Csにより従来の226Ra線源と同様の治療が行える。 d. 60Coは高線量率腔内照射に用いられている。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 73. 密封小線源の線量計算に関係のないのはどれか。 1. WAR(水空気照射線量比) 2. 線源容器による減衰の補正 3. TAR 4. 線源から放出される放射線の強度 5. 線源と線量計算点の距離 問題 74. 遠隔操作式腔内照射について誤っているのはどれか 1. 標的に応じた線量分布を構成することが容易である。 2. 放射線診療従事者等の被爆線量を少なくできる。 3. 治療はアフタローディング法により行われる。 4. 我が国では高線量率照射が一般的である。 5. 使用線源は60Co、137Cs、226Raである。 問題 75. 高線量率リモートアフターローディング治療について誤っているのはどれか。 1. 線源位置を確認するために模擬線源を用いてエックス線写真を撮る。 2. 食道癌にも用いられている。 3. オボイド線源は同時に左右一個ずつ使用する。 4. 線源は遠隔操作により案内管を経てアプリケータに送り込まれる。 5. 子宮頚癌のタンデム線源は同時に2個使用することがある。
44回(H4.3,1992),最初に戻る
問題 56. 骨転移の放射線治療について正しいのはどれか。 1. 照射により骨折が増える。 2. 80%以上に疼痛の軽減が得られる。 3. 手術不能症例が適応となる。 4. 脊髄への照射は禁忌である。 5. 60Gy/6週間が一般的である。 問題 57. 胸部食道癌外部照射中に認められる副作用はどれか。 a. 白血球減少 b. 食道粘膜炎 c. 皮膚炎 d. 心筋炎 e. 放射線脊髄炎 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 58. 治療効果に関係するのはどれか。 a. 放射線の種類 b. 線量分割 c. 線量率 d. 容積線量   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 59. 60Co遠隔照射装置について正しいのはどれか。 1. 185TBq(5000Ci)の線源の直径は2〜3mmである。 2. 線源のエネルギーは0.66MeVである。 3. ビルドアップは5mmである。 4. コリメータの多くは平面絞りである。 5. 線束を広げるためにスキャッタリングホイルを使用する。 問題 60. リニアックについて正しいのはどれか。 a.エックス線の吸収線量変換係数は体内の深さにより変化する。 b.側方散乱は60Co遠隔照射装置より多い。 c.エネルギーは60Coγ線より低い。 d.電子を加速する。 e.最大照射野は60Co遠隔照射装置より大きい。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 61. 高エネルギー電子線治療について正しいのはどれか。 1. 高エネルギー電子線による皮膚反応は高エネルギーエックス線によるものと同程度である。 2. 14MeV電子線の治療に有効な深さは約7cmである。 3. ビルドアップのピーク深はエネルギーに関係なく一定である。 4. スキャッタリングホイルを厚くするとエネルギーは高くなる。 5. 線量分布はツーブスにより変化する。 問題 62. 粒子線治療について正しいのはどれか。 a. 多門照射は行えない。 b. 中性子線にはブラッグピークがない。 c. 陽子線は中性子線より線量分布上の利点がある。 d. 肺癌や肝臓癌にも用いられている。 e. 我が国で一般に行われている治療法である。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 63. 半減期の最も短い密封小線源はどれか 1. 198Au 2. 60Co 3. 137Cs 4. 192Ir 5. 125I 問題 64. 密封小線源治療について正しいのはどれか。 a. 125I、198Auは永久刺入線源として使われる。 b. 舌癌、甲状腺癌、子宮癌などが適応である。 c. 外部照射と比較して治療期間が長い。 d. 外部照射と比較して線量率が小さい。 e. 線源から離れるにしたがって急激に線量率が落ちる。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 65. 関連の少ない組合せはどれか。 a. 高エネルギーエックス線治療------シャドートレイ b. 電子線治療----------------------側視鏡 c. 術中(開創)照射------------------シミュレータ d. 密封小線源治療------------------ピンアンドアーク e. 切線照射------------------------楔状フィルタ   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 66. 術中照射について正しいのはどれか。 1. エックス線で照射する。 2. 分割照射する。 3. 25Gy程度照射する。 4. ボーラスを置いて照射する。 5. 手術で切除した部分には照射しない。 問題 67. 関連の少ない組合せはどれか。 a. Bergonie-Tribondeauの法則----組織の放射線感受性 b. Bragg曲線--------------------重荷電粒子線治療 c. moving strip法 --------------電子線治療 d. Paterson-Parker方式----------γ線遠隔照射装置 e. Quimby方式 ------------------密封小線源治療   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 68. 関連の少ない組合せはどれか。 1. 原体照射−−−−−−腹部食道癌 2. 術中(開創)照射−−肝 癌 3. 腔内照射−−−−−−胆道癌 4. 切線照射−−−−−−乳 癌 5. 組織内照射−−−−−舌 癌 問題 69. 誤っている組合せはどれか。 1. シェル------------------患者固定用器具 2. 補償フィルタ------------斜入射の補正 3. フラットニングフィルタ--不均質組織の補正 4. 鉛ブロック--------------不整形照射野 5. バックポインタ----------エックス線射出側の中心の指示 問題 70. コンピュータを用いた治療計画装置で正しいのはどれか。 a. 線量分布計算にはテーブル参照法がよく用いられる。 b. CT像に線量計算を重ね合わせることができる。 c. 不均質補正を行った線量分布計算ができる。 d. ディジタイザによる体輪郭入力ができる。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 71. 放射線治療で照準に用いられるのはどれか。 a. サイドポインタ b. ボーラス c. フラットニングフィルタ d. レーザービーム e. リニアックグラフィ 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 72. 楔状フィルタについて正しいのはどれか。 a. 金属を楔状にしたもので薄い端の角度を楔角度という。 b. 病巣内の線量分布を均等にするために用いる。 c. 上顎癌、頚部食道癌など偏在性の腫瘍に用いる。 d. 照射する線量の損失を防ぐために楔状フィルタの薄い端を線束の端に一致させる。 e. 照射口と皮膚のほぼ真ん中に装着する。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 73. 外部照射治療に関係のないのはどれか。 1. 深部量百分率 2. 校正点吸収線量 3. 基準点吸収線量 4. A点およびB点線量 5. 空中組織吸収線量 問題 74. TPR(組織ピーク線量比)を用いて人体の標的に与える吸収線量を計算する場合、必要のないのはどれか。, a. 基準点吸収線量 b. 皮膚表面における照射野の大きさ c. 線源と皮膚間の距離 d. 線源と標的間の距離 e. 皮膚表面と標的間の距離 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 75. リニアック・エックス線治療において照射野が10cm×10cmの場合の基準点吸収線量は、モニタ1ユニット(単位)当たり0.008Gyであった。照射野20cm×20cm、,深さ5cmの点に2Gy照射するときのモニタのプリセット値は何ユニットか。ただし、照射野20cm×20cm、深さ5cmのTPR(組織ピーク線量比)を0.8、照射野10cm×10cmに対する照射野係数を1.1、STD(線源腫瘍間距離)を一定として計算を行うものとする。 1. 110 2. 182 3. 222 4. 250 5. 284
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問題 56. 脳転移の放射線治療について正しいのはどれか。 a. 麻痺のある症例には照射しない。 b. 脳内に2ヵ所以上転移のある症例は全脳照射する。 c. 総線量は30Gy/2週である。 d. 前後対向2門で照射する。 e. 照射後約3日で完全脱毛する。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 57. 乳癌の接線照射で認められる副作用はどれか。 1. 貧 血 2. 食道粘膜炎 3. 皮膚炎 4. 心筋炎 5. 脊髄炎 問題 58. 放射線皮膚炎について正しいのはどれか。 1. 電子線はエックス線より反応が弱い。 2. 手術創のある部位の反応は少ない。 3. 1門照射の場合、10MVエックス線は4MVエックス線より反応が強い 4. 照射後3〜4週から反応が現れる。 5. 急性の湿性皮膚炎は完治しない。 問題 59. 電子線治療が有効な疾患はどれか。 a. ケロイド b. 下垂体腫瘍 c. 食道癌 d. 子宮頚癌V期 e. 舌癌T期   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 60. 放射線治療による5年生存率が30%以下なのはどれか。 a. 肺 癌 b. 食道癌 c. 前立腺癌 d. 子宮頚癌 e. 悪性リンパ腫   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 61. 手術と放射線との併用療法で正しいのはどれか。 a. 術中照射では手術中に腫瘍を露出して照射する。 b. 術前照射では電子線による大量1回照射が実施される。 c. 術前照射の主な目的は腫瘍を縮小させ手術を容易にすることである。 d. 術後照射の主な目的は取り残された転移リンパ節の根絶である。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 62. 60Co遠隔照射装置について正しいのはどれか。 a. 線源の大きさは直径1cm程度である。 b. 減衰は1ケ月に0.8%程度である。 c. 二次電子濾過板は医療法で装着の義務が規定されている。 d. 二次電子濾過板はヘッド内発生の二次電子を除去する。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 63. リニアックについて誤っているのはどれか。 1. マイクロ波発振管を使用する。 2. 60Co遠隔照射装置より線量率を大きくとれる。 3. エックス線も電子線もパルス状である。 4. 60Co遠隔照射装置より照射野寸法が小さい。 5. 回転照射が可能である。 問題 64. リニアックエックス線治療において操作しなければならないのはどれか。 a. 上段コリメータと下段コリメータ b. 治療寝台の高さ c. ツーブス d. アプリケータ e. ガントリ回転角度 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 65. 腔内照射に用いられる密封小線源治療はどれか。 a. 198Au b. 137Cs c. 192Ir d. 60Co e. 125I 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 66. 子宮癌の腔内照射について正しいのはどれか。 a. 全骨盤外部照射と併用される。 b. 局所制御率は手術より劣る。 c. リモートアフターローンディング法では術者の被爆は少ない。 d. 低線量率照射では1回に約20時間照射する。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 67. 小さい食道癌の照射法に関して、全容積線量の中で標的に投与される線量の割合が多いのはどれか。 1. 200kVエックス線回転照射 2. テレコバルト4門照射 3. 60Coリモートアフターローディング腔内照射 4. リニアックエックス線対向2門照射 5. リニアックエックス線回転照射 問題 68. 正しい組合せはどれか。 a. マントル照射--------白血病 b. 全身照射------------肺 癌 c. 全中枢神経系照射----髄芽細胞腫 d. 全リンパ節照射------悪性リンパ腫 e. 全肺照射------------縦隔腫瘍   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 69. 線量分布計画において誤っているのはどれか。 a. MRIから不均質補正のための電子密度データを得る。 b. エックス線CT画像を利用して体輪郭データを得る。 c. TAR(組織空中線量比)を用いてエックス線吸収線量分布を計算する。 d. 多門照射の線量分布は各門の線量分布を重ね合わせて行う。 e. 振子照射の最大線量はアイソセンターの位置にある。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 70. 関連のない組み合わせはどれか。 1. 超高圧エックス線治療 ---- ボーラス 2. リニアック -------------- ウェッジフィルタ 3. 多分割コリメータ -------- 原体照射 4. 多門照射 ---------------- アイソセンター 5. 原体打ち抜きブッロク ---- 回転照射 問題 71. シャドートレイの必要条件で正しいのはどれか。 a. ライトビームを通すこと。 b. ビルドアップを消すことができる。 c. 鉛ブロックの重さに耐え得ること d. エックス線及びγ線の減弱が少ないこと。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 72. 誤っているのはどれか。 1. ホジキン病のマントル照射では肺を鉛ブロックで防護する。 2. 上顎癌での楔フィルタは偏在性腫瘍の線量分布をよくする。 3. 子宮癌での中央遮蔽は直腸障害を予防する。 4. 食道癌での回転照射は肺の障害を減少させる。 5. 急性白血病の全脳照射では両眼のレンズをブロックする。 問題 73. 治療精度を高める上で重要視されていないのはどれか。 1. SSD 2. ガントリ角度 3. 照射野 4. 臓器の生理的移動 5. 出力線量 問題 74. 誤っている組合せはどれか。   テレコバルトγ線   10MeV電子線 a. 骨と肺の吸収差 -------- 小 ---------------- 大 b. 容積線量 -------------- 大 ---------------- 小 c. 側方散乱(深部)--------- 小 ---------------- 大 d. 皮膚障害 -------------- 大 ---------------- 小   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 75. 6MVエックス線で乳房接線照射を行いたい。照射野7cm×18cm、深さ7cm、1回投与線量100cGyの場合、モニタ線量計のプリセット値は何ユニットか。ただし、照射野7cm×18cm、深さ7cmのTPR(組織ピーク線量比)を0.87、照射野係数を1.00、モニタ線量計の校正定数を0.98=100(ユニット)/102(cGy)、ウェッジ係数を0.68(15度)とする。 1. 169 2. 166 3. 115 4. 78 5. 58
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問題 56. ファントム物質として深部量百分率測定に用いられるのはどれか。 a. 水 b. テフロン c. Mix DP d. ポリスチレン   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 57. 放射線治療の範囲を示す用語で容積の大きい順に並んでいるのはどれか。 1. 標的容積>照射容積>治療容積 2. 標的容積>治療容積>照射容積 3. 照射容積>治療容積>標的容積 4. 治療容積>照射容積>標的容積 5. 照射容積>標的容積>治療容積 問題 58. 組織ピーク線量比(TPR)について誤っているのはどれか。 1. 空中組織吸収線量を測定しなくても求められる。 2. 水ファントムを用いて測定できる。 3. 基準点吸収線量を使用して求める 4. ビーム中心軸上で定義されている。 5. 電子線の吸収線量計算に用いられる。 問題 59. 治療計算上の基準点について誤っている組み合わせはどれか。 1. 胸部対向二門照射--------ビーム中心軸と体厚の中間点との交点 2. 上顎直交二門照射--------ビーム中心軸の交点 3. 食道逆Y字三門照射------各ビーム中心軸の交点 4. 下垂体回転照射----------回転中心 5. 2対1胸部対向二門照射----ビーム中心軸と体厚の中間点との交点 問題 60. 外部照射の線量分布計画において必要なのはどれか。 a. 照射門数 b. 半影領域 c. 患者の呼吸運動 d. 線量率の変化 e. CT画像と線量分布との重ね合わせ表示   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 61. 60Co遠隔照射装置の線源の形状はどれか。 1. ウエハータイプ 2. コインタイプ 3. ペレットタイプ 4. タンデムタイプ 5. オボイドタイプ 問題 62. 60Co遠隔照射装置について誤っているのはどれか。 1. 照射中の線量率は一定と考えて良い。 2. 振子照射に使用できる。 3. 半影領域がリニアックに比べて大きい。 4. 線源の回転半径はリニアックに比べて大きい。 5. 照射方向の可変性がリニアックより優れている。 問題 63. エネルギーと水中基準深さとの組み合わせで誤っているのはどれか。 1. 60Co−γ線---------------1.0cm 2. 4MV−エックス線----------1.0cm 3. 6MV−エックス線----------1.5cm 4. 8MV−エックス線----------2.0cm 5. 10MV−エックス線---------2.5cm 64,エックス線治療で線量計算に必要ないのはどれか。 1. コバルト校正定数 2. TPR 3. 等価照射野 4. 照射深さ 5. 照射野係数 問題 65. リニアック電子線治療について正しいのはどれか。 a. 同じエネルギーのエックス線に比べて深部到達度が小さい。 b. ツーブスを選択すれば照射野が決まる。 c. 吸収線量の線量分布計算はエックス線の場合と同じ方法である。 d. 吸収線量変換係数はエネルギーにかかわらず一定である。 e. 全回転照射を利用することができる。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 66. 関連の無い組み合わせはどれか。 1. 組織内照射----------------線源位置の同定 2. 回転照射------------------アイソセンタ 3. CTナンバ------------------不均質補正計算 4. フィルムドシメトリ--------イオンチェンバ 5. 水ファントム--------------線量分布測定 問題 68. 小線源リモートアフターローディング腔内照射について正しいのはどれか a. 模擬線源カプセルの直角2方向撮影により位置を確認する。 b. 直角2方向撮影写真をもとにして線量・時間を決定する。 c. 術者の被曝はない。 d. 通常4〜8回程度の分割照射をする。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 67. わが国で治療用小線源として用いられている核種はどれか。 a. 222Ra b. 125I c. 192Ir d. 60Co e. 137Cs 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 69. 子宮頚癌の高線量率密封小線源治療について正しいのはどれか。 a. 直腸内線量計で直腸の被曝線量を測定する。 b. 1回の治療時間は約20時間である。 c. 小線源治療のみで十分な治療成績が得られる。 d. 線源交換の必要はない。 e. 低線量率照射に比べて同じ線量では効果が大きい。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 70. 放射線治療の効果に影響するのはどれか。 a.腫瘍の大きさ b.腫瘍の発生母地 c.腫瘍の酸素分圧 d.腫瘍細胞の分化度   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 71. 関連の少ない組み合わせはどれか。 a. 腔内照射------------食道癌 b. 術中照射------------膀胱癌  c. 直交2門照射---------胃癌 d. 組織内照射----------上顎癌 e. 振子照射------------脳動静脈瘻   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 72. 放射線治療で60%以上の局所制御が得られないのはどれか。 1. 神経膠芽腫の外照射 2. 子宮頚癌の腔内照射 3. ホジキン病のマントル照射 4. 舌癌の電子線腔内照射 5. 乳癌の乳房温存接線照射 問題 73. 乳癌の放射線治療で正しいのはどれか。 a. 乳房温存治療での外部照射線量は50Gy/5週である。 b. 接線照射での副作用として貧血に注意する。 c. 接線照射では肺が照射野にはいることはない。 d. 接線照射では10MV以上のエックス線で行う。 e. 温存治療での腫瘍部のブーストは電子線で行う。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 74. 子宮頚癌の放射線治療中に認められる副作用はどれか。 a. 白血球減少 b. 下腹部皮膚発赤 c. 便秘 d. 頭痛 e. 頭髪脱毛   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 75. 4MVエックス線で厚さ20cmの腹部の中心にある病巣へ前後対向2門で照射したい。病巣線量2.2Gyを照射する場合,1門あたりの照射時間は約何分か。ただし,ピーク深の線量率は2.2Gy/分,深さ10cmの組織ピーク線量比を0.73とする。 1. 2.8 2. 1.4 3. 0.85 4. 0.68 5. 0.37
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問題 56. 治療可能比が最も大きいのはどれか。 1. 扁平上皮癌 2. 精上皮腫 3. 悪性黒色腫 4. 骨肉腫 5. 腺癌 問題 57. 全身照射について誤っているのはどれか。 1. 1回照射にて行う。 2. 免疫抑制を目的とする。 3. LD50/30以上の線量を投与する。 4. 合併症に放射線肺炎がある。 5. 線量率は10cGy/分程度である。 問題 58. 我が国で発生率の増加傾向が著しいのはどれか。 a. 肺癌 b. 肝癌 c. 子宮癌 d. 胃癌 e. 前立腺癌 問題 59. 前立腺癌の根治的放射線治療で正しいのはどれか。 1. 排尿後に照射する。 2. 所属リンパ節にも広く照射野に含める。 3. 通常分割照射では40Gy/4週照射する。 4. 原発巣には回転照射する。 5. 5年生存率は約30%である。 問題 60. 乳房切線照射中に認められる副作用はどれか。 1. 皮膚発赤 2. 肺線維症 3. 頭痛 4. 心筋障害 5. 頭髪の脱毛 問題 61. 正しい組み合わせはどれか。 1. 腔内照射------------尿管癌 2. 術中照射------------喉頭癌 3. 組織内照射----------腎癌 4. 回転照射------------食道癌 5. 原体照射------------乳癌 問題 62. 関連のある組み合わせはどれか。 a. 組織内照射--------------食道癌 b. 全身照射----------------骨髄移植 c. 中央遮蔽----------------子宮頚癌 d. 熱中性子補足------------悪性脳腫瘍 e. 術中照射----------------皮膚癌 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 63. リニアック放射線治療計画の順序で誤っているのはどれか。 1. シミュレータによる位置決め---------->照射 2. 治療計画---------------------------->患者セットアップ 3. 線量分布測定------------------------>シェル作成 4. CT画像の取得------------------------>ターゲットボリュームの決定 5. 病理組織診断------------------------>治療戦略の決定 問題 64. エックス線位置決め装置について誤っているのはどれか。 1. 照射野は治療装置の照射野に一致する。 2. 照射野は透視下において遠隔操作で決定される。 3. 決めた照射野は治療装置で撮影して再確認する。 4. 任意の角度でエックス線撮影ができる。 5. 治療装置と同一の遮蔽が必要である。 問題 65. コバルト治療装置で誤っているのはどれか。 a. STDはリニアックに比べて小さい。 b. 焦点はリニアックに比べて大きい。 c. 出力線量は安定している。 d. 平坦度曲線は変動する。 e. ビルドアップ深は10mmである。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 66. 関連のない組み合わせはどれか。 a. 電子線照射-----------------------半影除去装置 b. リニアックエックス線照射---------レーザーポインタ c. 原体照射-------------------------多分割コリメータ d. 不整形照射野---------------------ブロックフィルタ e. リニアックエックス線回転照射-----ウエッジフィルタ   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 67. エックス線CTの放射線治療への寄与について誤っているのはどれか。 1. 治療後の再発のチェックを行う。 2. 線量分布計算における不均質補正に用いる。 3. 標的容積の決定の精度を向上させる。 4. 吸収線量はCT値に比例する。 5. CT画像に等線量曲線を重ね合わせて表示する。 問題 68. コンピュータ利用の線量分布計画でパラメータにならないのはどれか。 1. ターゲットボリューム 2. 照射野の寸法 3. 照射角度 4. 体内のおける小線源位置 5. 患者の体動 問題 69. 深部量百分率曲線の図を示す。正しいのはどれか。 a. A:6MeV電子線 b. B:4MVエックス線 c. C:陽子線 d. D:テレコバルト e. E:20MeV電子線   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 70. 深部量百分率について正しいのはどれか。 a. 組織等価ファントムを用いて測定する。 b. 深部にある密封小線源による線量分布の計算に用いる。 c. ビーム中心軸とそれに平行な直線上で定義される。 d. 空中組織吸収線量を測定しなくても求められる。 e. 照射野寸法が大きくなると深部で大きくなる。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 71. 加速で円軌道をもたないのはどれか。 1. リニアック 2. ベータトロン 3. マイクロトロン 4. サイクロトロン 5. シンクロトロン 問題 72. 高エネルギー電子線治療について正しいのはどれか。 1. 皮膚反応は高エネルギーエックス線によるものと同程度である。 2. 14MeV電子線の治療に有効な深さは約10cmである。 3. ビルドアップのピーク深はエネルギーに関係なく一定である。 4. スッキャッタリングホイルを厚くするとエネルギーは高くなる。 5. 吸収線量変換係数は深さにより変化する。 問題 73. リモートアフターローディング腔内照射について正しいのはどれか。 a. 腔内に線源を装填した後で線量分布を計画する。 b. アプリケータの挿入を遠隔操作で行う。 c. 直角2方向からのエックス線撮影により線源位置を予測する。 d. オーバーライド方式ではタンデム中の線源位置を計画できる。 e. アプリケータをあらかじめ挿入した後で線源を装填する。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 74. 高線量率腔内照射に現在用いられている核種はどれか。 a. Ra-226 b. Ir-192 c. Co-60 d. Au-198 e. Cs-137   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 75. 6MVエックス線を用いて、体厚20cmの腹部の中心にある病巣に対向2門照射により等しいウエイト比で治療するとき、病巣に2.4Gyを一門当たり0.6分以内で与えるには線量率を何Gy/分以上にセットすべきか。ただし、組織ピーク線量比は0.8とする。 1. 5.00 2. 2.50 3. 1.20 4. 0.90 5. 0.45
48回(H8.3,1996),最初に戻る
問題 56. 男女間で発生頻度差が最も大きいのはどれか。 1. 喉頭癌 2. 胃癌 3. 舌癌 4. 肺癌 5. 大腸癌 問題 57. 小児の全身照射で認められない副作用はどれか。 1. 湿性落屑 2. 白内障 3. 嘔吐 4. 肺炎 5. 不妊 問題 58. 局所照射が適切なのはどれか。 a. 多発性脳転移 b. 聴神経腫瘍 c. 脳動静脈奇形 d. 多形性神経膠芽腫 e. 中枢神経悪性リンパ腫 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 59. 壊変で気体の娘核種を発生するのはどれか。 1. 60Co 2. 137Cs 3. 192Ir 4. 198Au 5. 226Ra 問題 60. 組織学的に悪性なのはどれか。 1. 翼状片 2. 多発性骨髄腫 3. ケロイド 4. 下垂体腺腫 5. 悪性貧血 問題 61. 関連ない組合せはどれか。 1. 腔内照射 --- 直腸線量計 2. マントル照射 --- 低融点合金 3. 接線照射 --- 楔状フィルタ 4. 電子線照射 --- ブラッグピーク 5. 術中照射 --- 照射ツーブス 問題 62. 線源から80cmの距離における照射線量率が毎分100Rとなるように リニアックのエックス線治療装置をセットした。このとき線源から100cmの距離での線量率(R/分)はどれか。 1. 64 2. 80 3. 110 4. 125 5. 156 問題 63. 電子線による吸収線量の線量分布の計算に必要でないのはどれか。 1. 体内の電子密度分布 2. 照射ツーブスの直径 3. 体輪郭データ 4. 加速器の最大線量率 5. 中心軸上の吸収線量分布の曲線 問題 64. 組織空中線量比に関係ないのはどれか。 1. 線源の焦点直径 2. 散乱係数 3. 皮膚面からの深さ 4. 照射野面積 5. 深部量百分率 問題 65. 関係のない組合せはどれか。 1. 電子線照射 --- 飛程 2. 回転照射 --- アイソセンター 3. 重粒子線治療 --- ポータルグラフィ 4. 3次元線量分布計画 --- 多スライスCT画像 5. 基準点線量 --- ビルドアップ 問題 66. 正しい組合せはどれか。 テレコバルト 10MVリニアックエックス線装置 1. 焦点 小さい 大きい 2. 出力の安定性 低い 高 3. 透過力 小さい 大きい 4. 半影 小さい 大きい 5. ピーク深 深い 浅い 問題 67. 保守点検項目で加速器に関係のないのはどれか。 1. 出力線量の測定 2. 非照射時の漏えい線量測定 3. サイドポインタのずれ 4. 光照射野とエックス線照射野との一致 5. 照射野目盛とエックス線照射野との一致 問題 68. 吸収線量変換係数で誤っているのはどれか。 1. エックス線では体内のどの深さでも等しい。 2. 電子線では体内の深さによって変化する。 3. エックス線ではエネルギーが高くなると小さくなる。 4. 電子線ではエネルギーが高くなると小さくなる。 5. エックス線では照射野が広くなると大きくなる。 問題 69. 深部量百分率について誤っているのはどれか。 1. 線源皮膚間距離により変化する。 2. エネルギーにより変化する。 3. 照射野の大きさにより変化する。 4. 深さにより変化する。 5. 焦点の大きさにより変化する。 問題 70. 放射線治療法で適切でない組合せはどれか。 a. 膵癌 --- 術中照射 b. 皮膚癌 --- 10MVエックス線照射 c. 食道癌 --- 組織内照射 d. 上顎癌 --- 直交二門照射 e. 子宮頸癌 --- 腔内照射 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 71. 乳癌の放射線治療について正しいのはどれか。 a. 早期では腫瘍摘出術と放射線照射とを併用する。 b. 温存乳房には接線照射を行う。 c. 骨転移のあるものには放射線治療の適応とならない。 d. 乳房温存治療での根治線量は7週で70Gyである。 e. 根治手術後の照射部位には傍胸骨リンパ節を含める。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 72. 早期だと放射線治療で50%以上の5年生存率が期待できるのはどれか。 a. 肺癌 b. 胃癌 c. 喉頭癌 d. 舌癌 e. 子宮頸癌 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 73. 術中照射が適応となるのはどれか。 a. 胃癌 b. 喉頭癌 c. 乳癌 d. 卵巣癌 e. 前立腺癌 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 74. 図の等線量曲線のうち誤っているのはどれか。 a. 200kVエックス線 b. テレコバルトγ線 c. 6MVエックス線 d. 18MeV電子線 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 75. 10MVエックス線でSTD 100cm、照射野 7cm×9cmとして深さ5cmの病巣に45度楔状フィルタを用い、2Gy照射する場合、プリセット線量は何Gyか。ただし、TPRは0.952、照射野係数は0.95、楔状フィルタ係数は0.6とする。 1. 1.2 2. 1.8 3. 2.7 4. 3.7 5. 4.2
49回(H9.3,1997),最初に戻る
問題 56. ベータ線を治療に用いる核種はどれか。 a. 192Ir b. 137Cs c. 131I d. 90Sr e. 60Co 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 57. 原体照射法が適応されるのはどれか。 a. 食道癌 b. 乳癌 c. 咽頭癌 d. 甲状腺癌 e. 前立腺癌 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 58. 放射線治療におけるエックス線CTの役割について関係ないのはどれか。 1. 生物学的効果比の把握 2. 治療後の再発の診断 3. 電子密度分布の取得 4. 体表面の輪郭の描出 5. 計画標的体積の決定 問題 59. コンピュータ利用治療計画システムでできないのはどれか。 a. MRIからの不均質補正データの採取 b. 任意方向からのビームの選択 c. 線量・体積ヒストグラム(DVH)の作成 d. エックス線CT像と線量分布図との重ね合わせ。 e. 画像診断所見からの癌再発頻度の予測。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 60. リモートアフターローディングによる治療で誤っているのはどれか。 1. 高線量率照射法である。 2. 術者の被爆を避けることができる。 3. 通院での治療が可能である。 4. 1回照射が適当である。 5. 舌癌の根治治療に利用できる。 問題 61. NSDを計算するとき用いるのはどれか。 a. 線質 b. 線量率 c. 照射体積 d. 分割回数 e. 全照射期間 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 62. TDFに関係あるのはどれか。 a. 照射日数 b. 1回線量 c. 照射回数 d. 積分線量 e. 急性障害 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 63. 放射線治療で大きい照射野が用いられるのはどれか。 a. ホジキン病 b. 咽頭癌 c. ケロイド d. 前立腺癌 e. 精上皮腫 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 64. 正しい組合せはどれか。 1. 膵癌 ----- 術中(開創)照射 2. 食道癌 --- 組織内照射 3. 胃癌 ----- 腔内照射 4. 上顎癌 --- 前後対向2門照射 5. 乳癌 ----- 直交2門照射 問題 65. 腺癌はどれか。 a. 舌癌 b. 咽頭癌 c. 乳癌 d. 前立腺癌 e. 食道癌 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 66. 咽頭癌について誤っているのはどれか。 1. 男性が90%を占める。 2. 喫煙と関係がある。 3. 発声機能温存のため第一選択として放射線治療を行う。 4. 2週間で60Gyを外照射する。 5. I期の咽頭癌は外照射で90%治癒する。 問題 67. 乳癌について正しいのはどれか。 a. 我が国では患者数が減少傾向にある。 b. 乳房温存療法では放射線治療が併用される。 c. 疼痛のある骨転移は放射線治療の適応である。 d. 腋窩リンパ節への転移は少ない。 e. 5年以降の再発頻度は咽頭癌に比べ少ない。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 68. 前立腺癌の原発巣治療に用いない照射法はどれか。 1. 術中(開創)照射 2. 振子照射 3. 3門照射 4. 4門照射 5. 接線照射 問題 69. TPRについて正しいのはどれか。 1. 線源 - 表面間距離に依存する。 2. 深さの線量を基準点線量で除したものである。 3. 水中における減弱率である。 4. STD 40cm以上で大きく変化する。 5. 照射野の大きさに依存しない。 問題 70. 吸収線量の測定・計算に関係ないのはどれか。 1. 電子平衡の成立に関する理論 2. 分割照射の効果を反映させる理論 3. ブラッグ・グレイの空洞理論 4. 照射線量から吸収線量に変換するための理論 5. 電子線の軌道を確率論的に求める理論 問題 71. エックス線シミュレータについて誤っているのはどれか。 1. 治療装置と同じ幾何学的条件を有する。 2. 任意の架台角度を設定できる。 3. 任意の照射野を設定できる。 4. 任意のヘッド回転角度を設定できる。 5. 縦断面の臓器の位置関係が分かる。 問題 72. 円軌道加速に関係ないのはどれか。 1. ベータトロン 2. マイクロトロン 3. サイクロトロン 4. マグネトロン 5. シンクロトロン 問題 73. テレコバルト治療装置で誤っているのはどれか。 1. 基準深は0.5cmである。 2. 半減期が約5.3年である。 3. 線源直径は1〜2cmである。 4. 照射時には銅フィルタを装着する。 5. β線とγ線とが混在する照射である。 問題 74. 放射線治療装置の保守管理項目でないのはどれか。 1. モニタ線量計の精度 2. エックス線照射野と光照射野との一致性 3. サイドポインタのずれ 4. 線量分布平坦度 5. 冷却水の水質 問題 75. 直交2門照射で一つの線巣に1回2Gyの照射をするときのモニタユニットはどれか。 ただし、深さは5cm、TPRは0.95、ウェッジファクタは0.5、フィールドファクタは0.96、モニタ較正値は1とする。 1. 55 2. 105 3. 202 4. 211 5. 219
50回(H10.3,1998),最初に戻る
問題 56 高線量率小線源治療に用いられる核種はどれか。 a. 60Co b. 192Ir c. 198Au d. 222Rn e. 226Ra 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 57 耐容線量がもっとも低い器官はどれか。 1. 口腔粘膜 2. 甲状軟骨 3. 網膜 4. 中耳 5. 脊髄 問題 58 放射線治療で小さい照射野が用いられるのはどれか。 a. ホジキン病 b. 咽頭癌 c. 下垂体腫瘍 d. 子宮癌 e. 精上皮腫 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 59 組織内照射について正しいのはどれか。 a. 外照射より全身的影響は少ない。 b. 均一な線量分布が得られる。 c. 適応疾患が多い。 d. 治療体積と照射体積との比が小さい。 e. 治療日数が短い。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 60 回転照射が選択される疾患はどれか。 a. 上顎癌 b. 下垂体腺腫 c. 食道癌 d. 前立腺癌 e. 悪性リンパ腫 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 61 乳癌の原発巣治療に用いる照射法はどれか。 a. 組織内照射 b. 接線照射 c. 4門照射 d. 回転照射 e. 腔内照射 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 62 疾患とその照射法との組合せで正しいのはどれか。 1. 咽頭癌 ――― 前後対向2門照射 2. 上顎癌 ――― 組織内照射 3. 中咽頭癌 ――― 腔内照射 4. 甲状腺癌 ――― 回転照射 5. 聴神経腫瘍 ――― ラジオサージャリ 問題 63 根治的放射線治療の適応となる疾患はどれか。 1. 平滑筋肉腫 2. 骨肉腫 3. 腎癌 4. 子宮頚癌 5. 胃癌 問題 64 TNM分類について正しいのはどれか。 1. 組織像による分類 2. 放射線感受性による分類 3. 細胞の分化度分類 4. 腫瘍の悪性度分類 5. 腫瘍の進行度分類 問題 65 腔内照射と外部照射とを併用したときの線量分布計画において必要がない のはどれか。 1. 両者を行う際の臓器の位置の変化に注意する。 2. 両者の線質の違いに注意する。 3. 線量分布計算の原点の位置を明確にする。 4. 両者による吸収線量を等しくするようにする。 5. 両者の線量分布の重ね合わせは3次元的に行う。 問題 66 放射線治療のQA(Quality Assurance)で誤っているのはどれか。 1. 小線源治療における線原位置の計算精度を保つ。 2. 超高圧エックス線照射ではアイソセンタの位置再現性を保つ。 3. 超高圧電子線照射では線源寸法を小さくするよう努力する。 4. 外部照射では出力線量の校正を定期的に行う。 5. リニアックのマグネトロン交換時にはエックス線エネルギー再現性を保つ。 問題 67 コンピュータを用いた線量分布計画で誤っているのはどれか。 1. 線量分布計算にはCT値を用いて不均質補正する。 2. 当線量曲線はCT画像に重ねあわせて表示する。 3. 計算アルゴリズムの特徴を把握したうえで計画する。 4. 線量分布の測定結果を正確に反映させる。 5. CT撮影は線量分布計画を立てた後に行う。 問題 68 治療装置の照準器具でないのはどれか。 1. フロントポインタ 2. サイラトロン 3. サイドポインタ 4. バックポインタ 5. 光学距離計 問題 69 治療用エックス線位置決め装置で正しいのはどれか。 a. 照射野は治療装置の照射野に一致する。 b. 任意の角度でエックス線撮影ができる。 c. エックス線焦点の寸法は治療装置と同じである。 d. 寝台は消化器撮影テーブルと同じ規格である。 e. 照射野はリニアックグラフィで再確認する。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 70 テレコバルト治療装置について正しいのはどれか。 1. 線源の形状はコイン形が主流である。 2. 線源の大きさは直径5cmである。 3. 60Coはβ線とγ線との放出核種である。 4. γ線エネルギーは1.25MeVで単一である。 5. 線量率は不安定であり補正が困難である。 問題 71 深さに依存しないのはどれか。 1. Cλ 2. CE 3. TPR 4. TAR 5. PDD 問題 72 PDDの測定に不向きなのはどれか。 1. 水ファントム 2. テフロン 3. Mix DP 4. ポリスチレン 5. アクリル 問題 73 電子線治療に関係のないのはどれか。 1. スキャタリングフォイル 2. 照射筒 3. 側視鏡 4. 原体照射 5. 術中照射 問題 74 下図のように断面がトラック状で密度1.0のファントム中の点Pに吸収線量2Gyを照射したい。第1門は上方より、第2門は側面より照射野4cm×4cmで照射するとき第1門でリニアックにセットすべき線量はいくらか。  ただし、4MVリニアックを用いるものとし、この照射野におけるTPRを深さ8cmと6cmではそれぞれ0.73と0.80とする。[fig] 1. 1.25 2. 1.37 3. 1.46 4. 1.60 5. 4.74 問題 75 厚さ18cmの腹部の中心にある病巣に対して6MVエックス線を前後対向2門で照射したい。  病巣線量2Gy照射する場合、1門あたりの照射時間は何分か。  ただし、STD 100cmにおける照射野10cm×10cmでのピーク深の線量率は2Gy/分、深さ9cmのTPRを0.82とする。 1. 0.6 2. 0.8 3. 1.0 4. 1.2 5. 2.0
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