診療放射線技師試験問題
午後:放射線生物学,放射線物理学,電気電子工学,画像工学エックス線撮影技術学,放射線計測学,放射線管理学
問題 1. 核種の生産方法で誤っているのはどれか。 1. 202Hg(n,γ)203Hg 2. 10B(d,n)llC 3. 74Se(n,f)75Se 4. l4N(n,p)l4C 5. l4N(d,n)l50 問題 2. RIの分離に利用されないのはどれか。 1. 共沈法 2. 電気化学的方法 3. 溶媒抽出法 4. イオン交換法 5. 赤外分光法 問題 3. ネプツニウム系列に関して誤っている、のはどれか。 1. 237Npから始まり209Biで終わる。 2. 人工放射性崩壊系列である。 3. 質量は4n+2となる。 4. 237Npの半減期は2.14x10^6年である。 5. 原子炉によって生成される。 問題 4. 物理的半減期が6時間、生物学的半減期が12時問である放射性医薬品の有効半減期として正しいのはどれか。 1. 4時問 2. 6時間 3. 12時間 4. 18時間 5. 72時間 問題 5. 次の放射性核種のうち娘核種も放射性のものはどれか。 1. 45Ca 2. 63Ni 3. 60Co 4. l37CS 5. l25I 問題 6. 核種Aからミルキングで核種Bが得られない組合せはどれか。 核種A 核種B 1. 68Ge -------- 68Ga 2. 87Y --------- 87mSr 3. 226Ra ------- 220Rn 4. 99Mo -------- 99mTc 5. 90Sr -------- 90Y 問題 7. 放射性核種で標識した抗体を利用する検査はどれか。 a. IRMA (イムノラジオメトリックアッセイ) b. RIA (ラジオイムノアッセイ) c. RRA (ラジオレセプタアッセイ) d. CPBA (競合的蛋白結合測定法) e. RID (ラジオイムノディテクション) 問題 8. l3lI及びl23I標識に用いられる方法はどれか。 a. クロラミンT法 b. ヨードゲン法 c. 同位体希釈法 d. 放射化分析法 e. ラクトペルオキシダーゼ法 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 9. 関連の深い組合せはどれか a. l8F-デオキシグルコース ---------- 自動合成装置 b. llC-グルコース ------------------ 光合成 c. 99mTc-赤血球 -------------------- 塩化第一スズによるin vivo標識 d. 99mTc-大凝集アルブミン(MAA) ----- コロイド粒子形成 e. 201Tl-塩化タリウム -------------- 錯体形成 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 10. 正しいのはどれか。 a. 99mTcは核異性体転移によりγ線を放出する。 b. l3lIは陰電子崩壊によりl3lXeになる。 c. 陽電子は消滅するとき0.511MeVの陰電子を放出する。 d. 軌道電子捕獲では親核種と娘核種との原子番号に変化はない。 e. オージェ電子は軌道電子捕獲のとき放出される 放射線機器工学,最初に戻る 問題 11. 固定陽極エックス線管に関係のないのはどれか。 1. 真空度 2. フィラメント 3. ベアリング‐ 4. 集束電極 5. ターゲット角度 問題 12. 回転陽極エックス線管における短時間負荷が120kV、300m Aである3相6ピーク装置における短時間定格としてのエックス線管入力は約何kWとなるか。 1. 26 2. 28 3. 34 4. 36 5. 43 問題 13. 管電圧100kV、タングステンターゲット(原子番号74)のエックス線管におけるエックス線発生効率は何%か。ただし、比例定数K=1.1x10^-9とする。 1. 0.0081 2. 0.081 3. 0.81 4. 8.1 5. 81.0 問題 14. JISによれば三相エックス線装置の曝射時間は、管電圧波高値のある%値で計測するとされている。その値はどれか。 1. 75 % 2. 80 % 3. 85 % 4. 90 % 5. 95 % 問題 15. エックス線自動露出機構について誤っているのはどれか。 1. 線質依存性がある。 2. エックス線管電圧によって制御する方式がある。 3. エックス線管電流によって制御する方式がある。 4. 検出部の位置および形状はJISにより決められている。 5. 検出器として半導体や電離箱を利用するものがある。 問題 16. 診断用エックス線装置に関して正しいのはどれか。 1. 空間電荷補償回路は管電流が変化しても常に管電圧が一定になるように補償する。 2. 防電撃ケーブルが短い場合にはエックス線管電圧波形が平滑化される。 3. 撮影中mA計が振り切れる原因の一つにフィラメント加熱電圧の低下がある。 4. 高電圧整流用のシリコン整流器は整流管に比べて内部抵抗が小さく、電圧降下が少ない。 5. 3相6ピーク整流には3個の整流器が必要である。 問題 17. イメージインテンシファイアについて誤っているのはどれか。 1. 出力像径を一定とし有効な入力面の寸法を変える可変視野型がある。 2. 入力面の蛍光体を柱状結晶構造にしたものがある。 3. 出力面の像にひずみはあるが出力輝度分布は均一である。 4.変換係数は出力蛍光面輝度と入射面における入射エックス線量率との比で求められる。 5. 解像度は中心部と周辺部とで異なる 問題 18. エックス線テレビジョンに用いられる撮像管で光導電形でないのはどれか。 1. ビジコン 2. イメージオルシコン 3. プランビコン 4. カルニコン 5. サチコン 問題 19. コンデンサ式エックス線装置について正しいのはどれか。 a. 最大管電流は使用するエックス線管の許容負荷により決まる b. 充電方式にはコッククロフト回路を用いたものがある。 c. mAsと線量とは直線的に比例する。 d. 連続撮影、断層撮影に適している。 e. 電源変動の影響を受けにくい。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 20. エックス線CTの画像再生アルゴリズムに関係のないのはどれか。 1. 逐次近似法 2. モンテカルロ法 3. 重畳積分法 4. フーリエ変換法 5. 連立方程式法 問題 21. エックス線CTについて正しいのはどれか。 1. ニューテート/ローテート方式では検出器は固定されエックス線管のみが検出器の内側を回転する。 2. ステーショナリ/ローテート方式では連続エックス線が用いられている。 3. シンチレータを用いた検出器は撮像管と結合して使用される。 4. 高圧発生回路ではインバータ方式は使用されていない。 5. リングアーチファクトの主な原因はエックス線管焦点の荒れによる。 問題 22. 高速エックス線CTで誤っているのはどれか。 1. 消化管ガスの動きによるアーチファクトが軽減される。 2. 1回の息止めで数スライスのスキャンが可能である。 3. スキャンの間に休止がなくダイナミックな検査が可能である。 4. 乳幼児の検査に適している。 5. 消化管内バリウムによるアーチファクトが消失する 問題 23. MRI室入室前にチェックすべき物はどれか。 a. 磁気カード b. 腕時討 c. ライター d. 心臓ぺースメーカ 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 24. 光電子増倍管と関連のないのはどれか。 1. 光電陰極 2. 遮蔽板 3. ダイオード 4. 陽極 5. 格子(集束電極) 問題 25. シンチレータとして用いられないのはどれか。 1. NaI(Tl) 2. CsI(Tl) 3. Ge 4. Bi4Ge3Ol2 5. CaF2(Eu) 問題 26. シンチカメラの性能評価について正しいのはどれか。 a. 半値幅はγ線源をシンチレータ面に垂直に照射して線応答関数から求める。 b. 感度不均一性は計算機を用いたデータ処理法や写真法などにより確かめられる。 c. 固有分解能はコリメータを装着したときの本体の分解能である。 d. エネルギー分解能は点状線源をシンチレータ面に可能な限り近づけてエネルギースペクトルから求める。 e. 画像ひずみはコリメータを装着し点線源で測定する。 問題 27. SPECTについて誤っているのはどれか。 1. 単一光子放出体が検出される。 2. 平行多孔形コリメータが用いられる。 3. 検出器を回転させる架台、測定用寝台およびデータ処理装置から構成される。 4. 2台または3台の検出器を配置した装置がある。 5. 検出器の回転半径を小さくするほど解像力は低下する。 問題 28. 放射線治療に用いる照準用器具はどれか。 a. ロカライザ b. ピンアンドアーク c. イコライザ d. モデリングコンパウンド e. ウェッジフィルタ 問題 29. 医療用リニアックと関連のあるのはどれか。 a. クライストロン b. デカトロン c. サイラトロン d. マグネトロン 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 30. 個人被曝線量計としてエネルギー依存性の最も少ないのはどれか。 1. ポケット電離箱 2. フィルムバッジ 3. TLD 4. 蛍光ガラス線量計 5. GM菅式アラームメータ 放射線写真学,最初に戻る 問題 31. 医療用エックス線写真の現像液と定着液との組み合わせで適しているのはどれか。 現像液pH 定着液pH 1. 1.0〜 2.5---------------8.0〜 9.0 2. 4.0〜 4.5---------------9.5〜10.5 3. 6.5〜 7.5---------------2.0〜 3.5 4. 8.0〜 9.0---------------1.0〜 2.5 5. 9.5〜10.5---------------4.0〜 5.0 問題 32. 正しいのはどれか。 a. 平行光濃度は拡散光濃度よりも濃度が低い。 b. エックス線写真の濃度測定に通常使用される濃度計は拡散光濃度計である。 c. ミクロフォトメータでの濃度測定は平行光によりなされる。 d. 写真濃度とはベースの着色濃度と黒化銀濃度との合計である。 e. エックス線フィルムの最高濃度は約5.0である。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 33. 現像促進剤に使用されるのはどれか。 a. Na2CO3 b. Na2S2O3 c. Na2SO3 d. NaBO2 e. NaOH 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 34. 写真用のゼラチンについて誤っているのはどれか。 1. 動物の骨皮を原料とする。 2. ハロゲン化銀を均一に懸濁する。 3. 透明である。 4. ゲル化して調剤する。 5. 弾力性がある。 問題 35. 通常のエックス線撮影で画質を損なう原因として関係の少ないのはどれか。 1. 粒状性 2. 相反則不軌 3. イラジエーション 4. クロスオーバー 5. かぶり 放射性同位元素検査技術学,最初に戻る 問題 36. 核種と物理的半減期との組合せで正しいのはどれか 1. 11C-----------10分 2. 15O-----------22分 3. 18F---------110分 4. 125I--------60時間 5. 67Ga-------68時間 問題 37. 空間分解能と関係のないのはどれか。 1. コリメータ 2. FWHM (full width at half maximum) 3. LSF (line spread function) 4. MTF (moduration transfer function) 5. cpm/kBq 問題 38. シンチレーションカメラの基本性能として重要なのはどれか。 a. 空間分解能 b. 感度不均一生 c. エネルギー分解能 d. 有効視野 e. 画像ひずみ 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 39. 中エネルギー用コリメータの使用が必要な核種はどれか。 a. 201Tl b. 133Xe c. 131I d. 111In e. 67Ga 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 40. SPECT像の空間分解能に直接影響を与えない因子はどれか。 1. 画像再構成法 2. 検出器の回転中心のずれ 3. 吸収補正 4. 検出器位置による感度不均一生 5. 検出器位置による画像ひずみ 問題 41. 99mTc用ジェネレータの特性について誤っているのはどれか。 1. 親核種の崩壊定数は娘核種の崩壊定数より大きい。 2. 親核種の半減期は娘核種の半減期より長い。 3. 溶出された99mTcの化学形は99mTcO4-である。 4. 親核種と娘核種の原子番号は異なる。 5. 親核種はβ-崩壊する。 問題 42. 201Tlについて正しいのはどれか a. 物理学的半減期は67Gaより長い。 b. 主なγ線エネルギーは111Inより低い。 c. 塩化物は健常な甲状腺に集積する。 d. 塩化物は急性心筋梗塞部に集積する。 e. 検査時経口投与する。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 43. 核医学検査の前処置として必要ないのはどれか。 1. 甲状腺シンチグラフィ(99mTcO4-) : ヨウ素制限 2. 炎症シンチグラフィ(67Ga-クエン酸塩) : 下剤投与 3. 骨シンチグラフィ(99mTc-MDP) : 検査前排尿 4. 副腎シンチグラフィ(131I-アドステロール): ルゴール投与 5. 唾液腺シンチグラフィ(99mTcO4-) : 検査前絶食 問題 44. 放射性医薬品の投与量として誤っているのはどれか。 1. 99mTc-MDP : 555MBq 2. 201Tl-塩化タリウム : 111MBq 3. 67Ga-クエン酸塩 : 74MBq 4. 131I-アドステロール : 185MBq 5. 111In-塩化インジウム : 111MBq 問題 45. 静脈注射をして行う検査はどれか。 a. 51Cr-クロム酸ナトリウム標識赤血球による赤血球寿命測定 b. 59Fe-クエン酸鉄による鉄代謝 c. 99mTc-パーテクネテートによる甲状腺シンチグラフィ d. 57Co-シアノコバラミンによるビタミンB12吸収試験 e. 99mTc-アルブミンエアゾルによる肺シンチグラフィ 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 46. 臓器の正常組織に集積しないのはどれか 1. 99mTc-HMPAO : 脳 2. 99mTc-PYP : 心 筋 3. Na123I : 甲状腺 4. 99mTc-スズコロイド : 肝 臓 5. 99mTc-パーテクネテート : 胃 問題 47. 67Gaシンチグラフィについて正しいのはどれか。 a. 静脈注射後2〜3日で撮像する b. 正常腎は描出される c. 正常肝は描出されない。 d. 骨髄炎では異常集積を示す e. 悪性リンパ腫の診断に有用である。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 48. 脳血流シンチグラフィについて正しいのはどれか。 a. 99mTc-HNPAOでは遅延像を必要とする。 b. 123I-IMPでは再分布現象が認められる。 c. 脳梗塞巣は欠損像となる。 d. 脳出血巣は陽性像となる。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 49. ECGゲート法を必要とする検査はどれか。 1. 心左右短絡率測定 2. 平衡時法による左心室機能検査 3. 一回循環時法による左心室機能検査 4. 局所肺機能検査 5. 局所脳血流量測定 問題 50. 2日以上にわたって追跡を必要とする検査はどれか。 a. 131I-ヒト血清アルブミンによる循環血漿量測定 b. 99mTc-パーテクネテートによるメッケル憩室の診断 c. 51Cr-クロム酸ナトリウム標識赤血球による赤血球寿命測定 d. 111In-DTPAによる脳槽シンチグラフィ e. 123I-IMPによる脳血流シンチグラフィ 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 51. 病変部が陽性像として描出される組合せはどれか。 1. 骨 折--------99mTc-MDP 2. 肝 癌--------99mTc-スズコロイド 3. 肺塞栓--------99mTc-MAA 4. 脳梗塞--------99mTc-HMPAO 5. 腎嚢胞--------99mTc-DMSA 問題 52. 201Tl-塩化タリウム静脈注射によるシンチグラフィの適応疾患はどれか。 a. 甲状腺癌 b. 骨 腫 瘍 c. 肝 癌 d. 狭 心 症 e. 肺 癌 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 53. Na123Iカプセル2個を服用3時間後に下記の測定結果を得た。3時間甲状腺摂取率として正しいのはどれか。 頭部ファントムに入れたNa123Iカプセル1個のカウント : 110,077/1分 頭部ファントムだけのカウント : 385/5分 患者頚部のカウント : 132,768/2分 患者大腿部のカウント : 1,920/5分 1. 10 % 2. 20 % 3. 30 % 4. 40 % 5. 50 % 問題 54. Na131I内服療法について正しいのはどれか。 a. γ線の効果を利用する。 b. 正常甲状腺におけるNa131Iの有効半減期は8日以上となる。 c. 内服したNa131Iは尿中にも排泄される。 d. 分化型甲状腺癌の転移巣の治療に用いられる。 e. 甲状腺機能低下症のヨード補充療法としても用いられる。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 55. IRMA(イムノラジオメトリックアッセイ)の特徴で正しいのはどれか。 a. 抗体に125Iを標識している。 b. モノクローナル抗体の使用が多い。 c. 二つの抗原で目的抗体をサンドイッチ状にはさむ。 d. 標準曲線は不要である。 e. 測定感度が高い。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 放射線治療技術学,最初に戻る 問題 56. 脳転移の放射線治療について正しいのはどれか。 a. 麻痺のある症例には照射しない。 b. 脳内に2ヵ所以上転移のある症例は全脳照射する。 c. 総線量は30Gy/2週である。 d. 前後対向2門で照射する。 e. 照射後約3日で完全脱毛する。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 57. 乳癌の接線照射で認められる副作用はどれか。 1. 貧 血 2. 食道粘膜炎 3. 皮膚炎 4. 心筋炎 5. 脊髄炎 問題 58. 放射線皮膚炎について正しいのはどれか。 1. 電子線はエックス線より反応が弱い。 2. 手術創のある部位の反応は少ない。 3. 1門照射の場合、10MVエックス線は4MVエックス線より反応が強い 4. 照射後3〜4週から反応が現れる。 5. 急性の湿性皮膚炎は完治しない。 問題 59. 電子線治療が有効な疾患はどれか。 a. ケロイド b. 下垂体腫瘍 c. 食道癌 d. 子宮頚癌V期 e. 舌癌T期 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 60. 放射線治療による5年生存率が30%以下なのはどれか。 a. 肺 癌 b. 食道癌 c. 前立腺癌 d. 子宮頚癌 e. 悪性リンパ腫 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 61. 手術と放射線との併用療法で正しいのはどれか。 a. 術中照射では手術中に腫瘍を露出して照射する。 b. 術前照射では電子線による大量1回照射が実施される。 c. 術前照射の主な目的は腫瘍を縮小させ手術を容易にすることである。 d. 術後照射の主な目的は取り残された転移リンパ節の根絶である。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 62. 60Co遠隔照射装置について正しいのはどれか。 a. 線源の大きさは直径1cm程度である。 b. 減衰は1ケ月に0.8%程度である。 c. 二次電子濾過板は医療法で装着の義務が規定されている。 d. 二次電子濾過板はヘッド内発生の二次電子を除去する。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 63. リニアックについて誤っているのはどれか。 1. マイクロ波発振管を使用する。 2. 60Co遠隔照射装置より線量率を大きくとれる。 3. エックス線も電子線もパルス状である。 4. 60Co遠隔照射装置より照射野寸法が小さい。 5. 回転照射が可能である。 問題 64. リニアックエックス線治療において操作しなければならないのはどれか。 a. 上段コリメータと下段コリメータ b. 治療寝台の高さ c. ツーブス d. アプリケータ e. ガントリ回転角度 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 65. 腔内照射に用いられる密封小線源治療はどれか。 a. 198Au b. 137Cs c. 192Ir d. 60Co e. 125I 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 66. 子宮癌の腔内照射について正しいのはどれか。 a. 全骨盤外部照射と併用される。 b. 局所制御率は手術より劣る。 c. リモートアフターローンディング法では術者の被爆は少ない。 d. 低線量率照射では1回に約20時間照射する。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 67. 小さい食道癌の照射法に関して、全容積線量の中で標的に投与される線量の割合が多いのはどれか。 1. 200kVエックス線回転照射 2. テレコバルト4門照射 3. 60Coリモートアフターローディング腔内照射 4. リニアックエックス線対向2門照射 5. リニアックエックス線回転照射 問題 68. 正しい組合せはどれか。 a. マントル照射--------白血病 b. 全身照射------------肺 癌 c. 全中枢神経系照射----髄芽細胞腫 d. 全リンパ節照射------悪性リンパ腫 e. 全肺照射------------縦隔腫瘍 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 69. 線量分布計画において誤っているのはどれか。 a. MRIから不均質補正のための電子密度データを得る。 b. エックス線CT画像を利用して体輪郭データを得る。 c. TAR(組織空中線量比)を用いてエックス線吸収線量分布を計算する。 d. 多門照射の線量分布は各門の線量分布を重ね合わせて行う。 e. 振子照射の最大線量はアイソセンターの位置にある。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 70. 関連のない組み合わせはどれか。 1. 超高圧エックス線治療 ---- ボーラス 2. リニアック -------------- ウェッジフィルタ 3. 多分割コリメータ -------- 原体照射 4. 多門照射 ---------------- アイソセンター 5. 原体打ち抜きブッロク ---- 回転照射 問題 71. シャドートレイの必要条件で正しいのはどれか。 a. ライトビームを通すこと。 b. ビルドアップを消すことができる。 c. 鉛ブロックの重さに耐え得ること d. エックス線及びγ線の減弱が少ないこと。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 72. 誤っているのはどれか。 1. ホジキン病のマントル照射では肺を鉛ブロックで防護する。 2. 上顎癌での楔フィルタは偏在性腫瘍の線量分布をよくする。 3. 子宮癌での中央遮蔽は直腸障害を予防する。 4. 食道癌での回転照射は肺の障害を減少させる。 5. 急性白血病の全脳照射では両眼のレンズをブロックする。 問題 73. 治療精度を高める上で重要視されていないのはどれか。 1. SSD 2. ガントリ角度 3. 照射野 4. 臓器の生理的移動 5. 出力線量 問題 74. 誤っている組合せはどれか。 テレコバルトγ線 10MeV電子線 a. 骨と肺の吸収差 -------- 小 ---------------- 大 b. 容積線量 -------------- 大 ---------------- 小 c. 側方散乱(深部)--------- 小 ---------------- 大 d. 皮膚障害 -------------- 大 ---------------- 小 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 75. 6MVエックス線で乳房接線照射を行いたい。照射野7cm×18cm、深さ7cm、1回投与線量100cGyの場合、モニタ線量計のプリセット値は何ユニットか。ただし、照射野7cm×18cm、深さ7cmのTPR(組織ピーク線量比)を0.87、照射野係数を1.00、モニタ線量計の校正定数を0.98=100(ユニット)/102(cGy)、ウェッジ係数を0.68(15度)とする。 1. 169 2. 166 3. 115 4. 78 5. 58 要基礎医学大要,最初に戻る 問題 76. 誤っている組合せはどれか。 1. 甲状腺 ------- グルカゴン 2. 下垂体 ------- プロラクチン 3. 膵 ----------- インスリン 4. 卵巣 --------- エストロゲン 5. 副腎髄質 ----- アドレナリン 問題 77. MRIで無信号を示すのはどれか。 a. 空気 b. 脂肪 c. 水 d. 血腫 e. 骨皮質 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 78. 側頭骨にあるのはどれか。 a. 乳突洞 b. 上顎洞 c. 蝶形骨洞 d. 篩骨洞 e. 内耳道 問題 79. 超音波検査の適応の少ないのはどれか。 1. 肺 2. 乳房 3. 前立腺 4. 甲状腺 5. 肝 問題 80. 水溶性ヨード造影剤が用いられないのはどれか。 1. 排泄性尿路造影 2. 関節造影 3. 子宮卵管造影 4. リンパ管造影 5. 脊髄腔造影 問題 81. 正常例において胸部大動脈弓から分岐する動脈はどれか。 a. 腕頭動脈 b. 左鎖骨下動脈 c. 右鎖骨下動脈 d. 右総頸動脈 e. 左総頸動脈 問題 82. 正しい組合せはどれか。 a. 頸椎 ------ 7椎体 b. 胸椎 ------ 12椎体 c. 腰椎 ------ 5椎体 d. 仙骨 ------ 3椎体 e. 尾骨 ------ 6椎体 問題 83. デクビタス撮影が有効なのはどれか。 a. 水腎症 b. 胃癌 c. 心弁膜症 d. 胸水 e. 十二指腸潰瘍穿孔 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 84. 経カテーテル動脈塞栓術が有効なのはどれか。 a. 大量下血 b. 肝細胞癌 c. 腸閉塞 d. 肺膿瘍 e. 高安病 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 85. 腹部大動脈撮影に際して必要でないのはどれか。 1. 検査同意書 2. 出血傾向のチェック 3. アレルギー歴のチェック 4. 検査前絶食 5. 高圧浣腸 問題 86. ウイルスが原因とならないのはどれか。 1. 肺炎 2. 破傷風 3. 肝炎 4. 麻疹 5. 後天性免疫不全症候群(AIDS) 問題 87. 誤っている組合せはどれか。 1. ファーター乳頭 --------- 十二指腸 2. 顎下腺開口部 ----------- 頬部粘膜 3. バウヒン弁 ------------- 回盲部 4. ウィルヒョウリンパ節 --- 鎖骨上窩 5. ランゲルハンス島 ------- 膵 問題 88. CT値の最も低いのはどれか。 1. 甲状腺 2. 肺 3. 肝 4. 膀胱 5. 筋肉 問題 89. 秒間造影剤注入量が最も少ないのはどれか。 1. 逆行性尿路造影 2. 経静脈性尿路造影 3. リンパ管造影 4. 経静脈性DSAによる腹部大動脈造影 5. 下肢静脈造影 問題 90. 誤っている組合せはどれか。 1. B型肝炎 ------------ ウイルス感染 2. バセドウ病 --------- 内分泌異常 3. 心房中隔欠損 ------- 先天性奇形 4. AIDS --------------- 染色体異常 5. 慢性関節リウマチ --- 膠原病 問題 91. 大腿静脈から挿入したカテーテルが直接到達できないのはどれか。 1. 腎静脈 2. 肝静脈 3. 上腸間膜静脈 4. 下大静脈 5. 頸静脈 問題 92. 誤っている組合せはどれか。 1. 副甲状腺 -------- カルシウム代謝 2. 肝 -------------- 解毒 3. 腎 -------------- 血糖 4. 胸腺 ------------ 免疫 5. 下垂体 ---------- 成長 問題 93. 腹腔内臓器はどれか。 a. 肝 b. 脾 c. 腎 d. 膵 e. 胃 問題 94. 誤っている組合せはどれか。 1. 硝子体 --------- 眼球 2. 黄体 ----------- 卵巣 3. 滑液嚢 --------- 唾液腺 4. ダグラス窩 ----- 小骨盤腔 5. 網内系 --------- 肝臓 問題 95. 単純エックス線撮影の診断価値の高いのはどれか。 a. 胃癌 b. 腎結石 c. 腸閉塞 d. 虫垂炎 e. 胆嚢炎 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
第45回 放射線技師国家試験,午後
午前に戻る。
放射線生物学、最初に戻る問題 1. 図の細胞生残曲線のAはどれか。 1. n 2. G0 3. α 4. D0 5. β 問題 2. 放射線感受性が高いのはどれか。 1. 分化した細胞 2. 低酸素性細胞 3. 20゜Cにした細胞 4. 細胞周期の長い細胞 5. 分裂期の細胞 問題 3. 温熱療法について正しいのはどれか。 a. 40゜C加温でも効果がある b. DNA合成期の細胞は感受性が高い。 c. 温熱耐性が生じる。 d. 一回の治療時間は約10分である。 e. 併用する放射線投与線量を約半分に減らすことができる。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 4. 放射線照射1年後にみられるのはどれか。 1. 白血球数減少 2. 皮膚の発赤 3. 肺線維症 4. 発癌 5. 口内炎 問題 5. 成人がエックス線に全身被曝したとき、被曝集団でのすべてのがんに関する生涯リスクに最も近いのはどれか。ただし、10^4人・Gy当たりとする。 1. 0.1 2. 1 3. 10 4. 100 5. 500 問題 6. 1日2Gy、週5回連日照射で30Gy照射して生じる障害はどれか。 a. 永久去勢 b. 幼児骨成長阻止 c. 白内障 d. 心膜炎 e. 小腸潰瘍 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 7. 線量当量について誤っているのはどれか。 1. 単位はSvである。 2. 吸収線量の関数である。 3. 線質係数の関数である。 4. 他の条件を一定にするとLETが小さくなるほど大きくなる。 5. 線源の分布、線量率などに左右される。 問題 8. 放射線被曝について正しいのはどれか。 1. 放射線は線量が少ないとき身体に残ることがある。 2. 誘発される障害は他の原因による障害と区別できない。 3. 誘発される障害の種類は線量率に依存する。 4. 誘発される障害の種類は線質に依存する。 5. 被曝後15年経過して障害が生じなければその後に障害が現れることはない。 問題 9. 放射線感受性の最も高い臓器はどれか。 1. 肺 2. 胆嚢 3. 肝 4. 心 5. 膵 問題 10. 医療被爆の評価に関して正しいのはどれか。 1. ホールボディカウンターでは14Cの量は測れない。 2. フィルムバッジは経験年数に応じて使い分ける。 3. 患者被曝線量は鉄化学線量計で測ることが望ましい。 4. 患者としての被曝線量は職業性被曝線量に加算することがある。 5. 二つ以上の放射線に被曝したときは大きい方の値を被曝線量として採用 する。 放射線物理学、最初に戻る 問題 11. y=0.15sin100(x−10t)で表される波動について正しいのはどれか。但し、x,yは直交座標(単位はm)、tは時間(sec)である。 a. この波動は横波である b. 波長は100mである c. 波数は0.0628/mである d. 周波数は159Hzである 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 12. 原子の電子状態について正しいのはどれか。 a. 波動関数によって記述される。 b. 主量子数n、方位量子数l及び磁気量子数mによって決まる。 c. 方位量子数lは0,1,・・・・,nの値をとる。 d. パウリの排他律には従わない。 e.磁気量子数mは−l、−l+1・・・,0,・・・l−1,lの値をとる。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 13. 核力について正しいのはどれか。 a. クーロン力と同じ性質の力である。 b. 中性子間でも働く力である。 c. 原子の質量欠損と関連がある。 d. 中間子と関連がある。 e.核子1個あたりの結合エネルギーは原子番号によって変わらない。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 14. 誤っているのはどれか。 1. 原子核の全角運動量は核子の軌道角運動量とスピン角運動量との和である。 2. 陽子のスピン角運動量の量子数は1/2である。 3. 中性子のスピン角運動量の量子数は1/2である。 4. 陽子と中性子とは同じ磁気モーメントをもつ。 5. 全角運動量が0の核は磁気モーメントも0である。 問題 15. 核崩壊について正しいのはどれか。 a. α崩壊の娘核種とα粒子との運動エネルギーに分配される。 b. β崩壊のエネルギーの大部分はβ粒子と中性微子とに分配される。 c. 軌道電子捕獲では核内の陽子1個が中性子1個に変換する。 d. 核異性体は原子番号と核のエネルギー準位とは同じであるが質量数は異なる。 e.内部転換によりβ線が放出される。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 16. 電離放射線の種類と性質について正しいのはどれか。 a. 粒子放射線と電磁放射線の2つの呼び方がある。 b. 荷電粒子は直接電離性であり、中性の粒子は間接電離性である。 c. 粒子線は波動性と粒子性を持つ。 d. γ線は可視光線に比べて波長が長い。 e.γ線は粒子性を持たない。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 17. エックス線とγ線について誤っているのはどれか。 1. エックス線は核外現象により発生し、γ線は核内現象により発生する。 2. 両者の区別は波長の長短或いはエネルギーの大小による。 3. 両者はフォトンであるという共通点を持つ。 4. エックス線の発生する方向は電子がターゲットに衝突する方向に依存する。 5. γ線は放射性物質から等方向に放射される。 問題 18. 連続エックス線の発生について正しいのはどれか。 1. 発生する最大エネルギーはMoseleyの法則で与えられる。 2. 高速電子が原子核の近くを通るときに発生する。 3. 発生効率は高速電子の運動エネルギーの大小による。 4. モリブデンターゲットのエックス線管からは発生しない。 5. 管電流の増大で最短波長は短波長側に移動する 問題 19. 特性エックス線に関係ないものはどれか。 1. 光電効果 2. 内部転換 3. 線スペクトル 4. オージェ電子 5. 弾性散乱 問題 20. エックス線の線質を表現するものとして用いられないものはどれか。 a. 化学的効果の度合い b. エネルギースペクトル c. 半価層 d. 管電圧 e.生物学的効果の度合い 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 21. コンプトン散乱について正しいのはどれか。 a. 散乱されるフォトンの中に入射フォトンより波長の短いフォトンが含まれている。 b. エネルギー保存の法則と運動量保存の法則とにより説明ができる。 c. 入射フォトンのエネルギーが大きくなると反跳電子が得るエネルギーの割合が大きくなる。 d. 前方に散乱される光子ほどエネルギーが高い。 e.散乱されるフォトンの進行方向が入射フォトンの進行方向と同じになるに従って反跳電子の得るエネルギーも大きくなる。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 22. 電子の衝突阻止能で誤っているのはどれか。 1. 水中で電子のエネルギーが0.1keVから1MeVの範囲では、電子のエネルギーが大きくなるに従って大きくなる。 2. 衝突阻止能の中には放射損失の寄与が含まれる。 3. 物質の平均励起エネルギーに関係する。 4. 10MeV以上の電子では密度効果の補正が必要である。 5. 線阻止能の値は物質の密度に比例する。 問題 23. 中性子について正しいのはどれか。 a. 質量を持つ粒子線であるので吸収線量分布にはブラッグピークがある。 b. 中性子には寿命が存在する。 c. 原子核と弾性散乱、或いは非弾性散乱を起こす。 d. 速中性子の減速材として重水やグラファイトが用いられる。 e.速中性子は加速器で加速することにより直接得られる。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 24. 関連のない組み合わせはどれか。 a. 質量エネルギー吸収係数----- α線 b. 全質量阻止能--------------- 電子線 c. 質量減弱係数--------------- エックス線 d. 照射線量------------------- γ線 e.カーマ--------------------- 重イオン線 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 25. 直接に関係の無い組み合わせはどれか。 a. 比電離------------------------ブラッグ曲線 b. 高エネルギー電子線------------多重散乱 c. 中性子------------------------阻止能 d. 光電効果----------------------反跳電子 e.γ線--------------------------非弾性散乱 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 電気電子工学、最初に戻る 問題 26. 電磁誘導に直接関係するのはどれか。 a. ファラデーの法則 b. キルヒホッフの法則 c. クーロンの法則 d. オームの法則 e. フレミング右手の法則 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 27. 誤っているのはどれか。 1. 鉄は強磁性体である。 2. 強磁性体の磁化曲線は直線である。 3. 渦電流損は変圧器の鉄心中に生じる鉄損の一つである。 4. ヒステリシス損は変圧器の鉄心中に生じる鉄損の一つである。 5. 変圧器の鉄心中に生じる鉄損は熱として放出される。 問題 28. 抵抗率が1×10‐6Qmの金属導体がある。この金属でできた断面積2mm^2、長さ10mの線の両端の抵抗は何Ωか。 1. 0.1 2. 0.5 3. 1.0 4. 2.5 5. 5.0 問題 29. 図において抵抗Rを示す式はどれか。ただし、Vは電圧計の読み、Iは電流計の読み、r_vは電圧計の内部抵抗とする。 1. (V・r)/(I・r_v - V) 2. V/I - r_v 3. (V + I・r_v)/I 4. I - V/r_v 5. I/(I - r_v・V) 問題 30. 静電容量が1,000pFのコンヂンサに1,000Vの電圧をかけたとき、このコンデンサに蓄えられるエネルギーは何Jか。 1. 1×10^-2 2. 5×10^-3 3. 1×10^-4 4. 5×10^-4 5. 5×10^-5 問題 31. 図のように2個のコンデンサを直列に接続し、直流電圧Eを印加した。正しいのはどれか。ただし、C1に蓄えられる電荷は8μCとする。 a. C2にかかる電圧は8 Vである。 b. C2に蓄えられる電荷は32μCである。 c. 合成容量は0.8μFである。Fである。 d. Clにかかる電圧はC2より大きい。 e. Eは20 Vである。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 32. 高周波電流の測定で考慮しなければならないのはどれか。 a. 表皮効果 b. 導線の浮遊インダクタンス c. 絶縁体の誘電損失 d. 導線間の浮遊キャパシタンス 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 33. R、L及びCから構成される共振回路について,誤っているのはどれか。 1. 直列共振では共振時に電流が最大になる。 2. 直列共振では有効消費電力は抵抗が消費する分だけである。 3. 直列共振は共振周波数と等しい周波数の選択に使われる。 4. 並列共振では共振時にインビーダンスが最小になる。 5. 並列共振は共振周波数と等しい周波数の同調に使われる。 問題 34. 図に示すCR回路で誤っているのはどれか。ただし、Vlの角周波数をωとする。 1. 伝達特性はV2/V1=1/((1+(1/JωCR)) 2. 遮断周波数は1/CRである。 3. 遮断周波数ではl V1/V2 l = 0.707である。 4. 時定数はCRである。 5. 遮断周波数より高い周波数の正弦波は通過できる。 問題 35. 図の回路において変圧器の1次側に200Vの正弦波交流を加えた。ダイオードDにかかる逆電圧の最大値は何Vか。ただし、1次側と2次側との変圧器の巻数比は1:2とする。 1. 200 2. 200√2 3. 400 4. 400√2 5. 800√2 問題 36. 図のRLC回路について正しいのはどれか。 1. a b問のインピーダンスの大きさは1(Ω)である。 2. a b間のインビーダンスの位相は-45度である。 3. 力率は0.5である。 4. Lは容量リアクタンス-j3(Ω)である。 5. Cは誘導リアクタンスj4Ωである。 問題 37. 正弦波交流電圧をオシロスコープで観測した図である。誤っているのはどれか。ただし、垂直感度は10V/目盛、掃引時間は1ms/目盛とする。 1. 最大値は50Vである。 2. 平均値は100/π Vである。 3. 実効値は50/√2 Vである。 4. 周期は約6.3msである。 5. 周波数は17Hzである。 問題 38. 図のような電圧ベクトル・E(l・El =100V)の時間tでの瞬時値を示す式はどれか。ただし、周波数f=60Hzの正弦波交流とする。 1. √2 100 sin(60πt) 2. √2 100 sin(120πt+30°) 3. 100 sin(120πt+30°) 4. 100 sin(60πt-30°) 5. √2 100 sin(120πt-30°) 問題 39. トランジスタのJIS表示による型名"2SC733A"について誤っているのはどれか。 1. 最初の1文字目"2"はトランジスタであることを表している。 2. 2文字目"S"は半導体であることを表している。 3. 3文字目"C"は低周波用NPN型であることを表している。 4. 733”は登録番号を表している。 5. 最後の"A"は改良番号を衷している。 問題 40. トランジスタ増幅回路について正しいのはどれか。 a. エミッタ接地回路は電流利得、電圧利得ともに大きい。 b. エミッタ接地回路の入力電流と出力電流とは同相である。 c. コレクタ接地回路は入力インビーダンスが低い。 d. コレクタ接地回路はエミッタホロワ回路である。 e. べ一ス接地回路は電圧利得が大きいが電流利得は小さい。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 41. 図のように微小な電圧を発生するセンサ(内部抵抗10^9Ω)にオペレーションアンプからなる電圧ホロワ回路と増幅回路とが接続されている。誤っているのはどれか。 1. 増幅回路の電圧増幅度は1,000倍である。 2. 電圧ホロワ回路の増幅度はオペレーションアンプの電圧増幅率である。 3. aからみた電圧ホロワ回路の入力インビーダンスはオペレーションアンプの入力インピーダンスである。 4. cからみた増幅回路の入力インピーダンスは50Ωである。 5. この電圧ホロワ回路の主な役割はセンサと増幅回路とのインビーダンスマッチングである。 問題 42. 右図のようなゲ ト回路において入力端子A、Bにそれぞれ下図に示すような信号電圧が加えられたとき出力端子に発生する電圧波形はどれか。 ただし、信号源のインピーダンスは十分低いものとする。 1. 2. 3. 4. 5. 問題 43. フリップフロップ回路に関係するのはどれか。 1. 無安定マルチバイプレータ 2. 遅延回路 3. 単安定マルチバイプレータ 4. 波形成形回路 5. 計数回路 問題 44. 比例要素のス.テップ入力に対する応答はどれか。 1. 2. 3. 4. 5. 問題 45. 図に示す自動制御系で正しい組合せはどれか。 a. 基準値 -------- (1) b. 制御量 -------- (3) c. 操作量 -------- (5) c. 動作信号 ------ (2) d. 外乱 ---------- (4) 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 画像工学エックス線撮影技術学、最初に戻る 問題 46. 画像の評価法でフーリエ変換を必要とするのはどれか。 1. バーガーファントム法 2. 矩形波チャート法 3. Nitka法 4. 並列細線チャート法 5. スリット法 問題 47. 増感紙-フィルムシステムのMTFについて誤っているのはどれか。 a. スリット像のピーク部の幅が狭いほど高域特性がよい。 b. リット像のすそが広いほど低域特性は低下する。 c. チャート像の鉛箔部の濃度は総合カブリとするのが理想的である。 d. 増感紙-フィルムが密着不良のときMTFは上昇する。 e. 特性曲線が直線であれば強度変換は不要である。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 48. エックス線写真モトルについて正しいのはどれか。 a. 増感紙モトルは量子モトルとスクリーンの構造モトルとから構成される。 b. 量子モトルの影響が最も大きい。 c. 増感紙-フィルムシステムの感度が高いほど量子モトルの影響が大きい。 d. 構造モトルは蛍光体層の不均一性が原因である。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 49. イメージングプレート法CRの特徴について誤っているのはどれか。 1. 線量が少ないとノイズが目立つ。 2. 撮影できる範囲はイメージングプレートの大きさによる。 3. 入力に対する出力の直線性は増感紙-フィルム法より優れている。 4. MRI、RIのデジタル画像に比較して空間分解能が悪い。 5. 空間分解能は書き込み、読み取りのマトリックスサイズに左右される。 問題 50. 断層撮影で正しいのはどれか。 a. 大焦点の方が有利である。 b. 厚層断層の振角は大きい。 c. 頚部断層は円軌道で選択曝射を行う。 d. 円軌道のボケ像は円形となる。 e. 多層断層では各層の拡大率は等しい。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 51. 正しいのはどれか。 a. ステンバース(Stenvers)法は錐体の長軸をフィルム面と平行にする。 b. シュラー(Schuller)法では非検側の錐体部が足側に投影される。 c. マイヤー(Mayer)法では錐体の長軸をフィルム面と垂直にする。 d. タウン(Towne)法では両側錐体部の観察ができる。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 52. 外傷後右頬部がはれている。診断に役立つ撮影法はどれか。 a. シュラー(Schuller)法 b. 右側面撮影 c. ウォータース(Waters)法 d. 軸位撮影 e. ステンバース(Stenvers)法 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 53. 頭部単純エックス線写真で描出されないのはどれか。 a. トルコ鞍 b. 脳室 c. 中心溝 d. 血管溝 e. 石灰化 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 54. 誤っているのはどれか。 a. 頭蓋半軸位撮影では後頭部をフイルム面に付け眼窩耳孔線を垂直にする。 b. 肘関節側面撮影では座位で肘関節を90゚屈曲固定する。 c. 手関節側位撮影では肘関節を曲げ、尺骨をフイルム面に付けて手掌面をやや外旋する。 d. 股関節前後撮影では足を外転して固定する。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 55. 頚椎側面像で誤っているのはどれか。 1. 前弯を示す。 2. 軸椎には歯突起がある。 3. 椎間孔が描出される。 4. 後縦靭帯の骨化の診断に用いられる。 5. 圧迫骨折が分かる。 問題 56. 立位胸部正面エックス線像について誤っているのはどれか。 1. 右室の辺縁が分かる。 2. 大動脈弓は気管支部より頭側にある。 3. 気管支部は第5〜6胸椎の高さにある。 4. 心臓の左右辺縁は明瞭に見える。 5. 両上肺に鎖骨が重なる。 問題 57. 立位胸部正面エックス線撮影で正しいのはどれか。 a. 気胸の診断には呼気撮影が役立つ。 b. 吸気時には横隔膜は低位をとる。 c. 気管支異物の診断には呼気-吸気の撮影が役立つ。 d. 肝腫大では右横隔膜は挙上する。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 58. 撮影法と体位の組合せで正しいのはどれか。 1. 第1、第2頚椎撮影 ------------------ 開口位 2. 腰椎臥位正面撮影 ----------------- 膝を伸展 3. 股関節立位正面撮影 ---------------- 下肢を外転 4. マルチウス撮影 -------------------- 側臥位 5. 前腕正面撮影 ---------------------- 背掌位 問題 59. 胃の造影検査法で正しいのはどれか。 a. 立位充満正面像では前壁がよく描出される。 b. 圧迫撮影は穹窿部の描出に有効である。 c. 前壁薄層法の体位は腹臥位がよい。 d. 半臥位第二斜位二重造影法は噴門部から穹窿部がよく描出される。 e. 腹臥位充満正面像では十二指腸球部の描出ができない。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 60. 誤っている組合せはどれか。 1. 内耳道 --------------- 多軌道断層撮影 2. 両腎盂 -------------- パノラマ撮影 3. 関節腔 --------------- 二重造影 4. 甲状腺 --------------- 軟線撮影 5. 咽頭 ----------------- 高圧撮影 問題 61. 高速連続撮影を必要とする検査法はどれか。 a. 気管支動脈造影法 b. 経静脈性胆嚢造影法 c. 内視鏡的逆行性胆管膵管造影法 d. 静脈性腎盂造影法 e. 選択的肝動脈造影法 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 62. 乳房撮影で正しいのはどれか。 a. 低圧撮影が用いられる。 b. 脂肪組織の多い乳房では癌を診断しやすい。 c. 微小石灰化は乳癌の診断に役立つ。 d. 圧迫撮影が行われる。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 63. 正しいのはどれか。 a. ダイナミックCTは肝血管腫の診断に役立つ。 b. ダイナミックCTでは脳血流動態の観察ができる。 c. 経動脈性DSAは経静脈性DSAより低濃度の造影剤でよい。 d. 油性造影剤はTAEの栓塞物質として使用できない。 e. ボーラス注入法は少量の造影剤をゆっくりと注入する方法である。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 64. DSAについて誤っているのはどれか。 1. 造影剤の静脈内注入で動脈造影像が得られる。 2. サブトラクション処理を行うためハレーションを除去できる。 3. フィルム法血管造影より低濃度の造影剤を使用できる。 4. 骨陰影を除いた血管像が得られる。 5. 腸内ガスの移動が障害陰影をつくる。 問題 65. 誤っているのはどれか。 1. サブトラクションを行うとノイズが低下する。 2. アベレージングを行うとノイズは低下するが信号成分は同じである。 3. スムージングを行うと高域特性が劣化する。 4. 画像圧縮を行うと記録容量が増大する。 5. 2値化法は面積計算に利用できる。 問題 66. 頭部エックス線CTで最もアーチファクトの多いスライス面はどれか。 1. 側脳室上レベル 2. 脳梁レベル 3. 視床レベル 4. 視床下部レベル 5. 後頭蓋窩レベル 問題 67. エックス線CTと疾患名との組合せで正しいのはどれか。 a. バリウムによる胃透視直後のCT -- 膵癌 b. 胆嚢造影2日後のCT --------- 胆嚢結石 c. 経静脈性腎盂造影直後のCT ------- 腎結石 d. ミエログラフィ後のCT --------- 椎間板ヘルニア e. TAE 1週間後のCT ----------- 肝癌 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 68. ヨード造影剤で正しいのはどれか。 a. 副作用として便秘がある。 b. 陰性造影剤である。 c. 消化管造影剤としても用いられる。 d. イオン性と非イオン性とがある。 e. 過敏症テストをしなければならない。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 69. MRIで正しいのはどれか。 a. 任意の断面像が容易に得られる。 b. バリウム造影剤はアーチファクトの原因となる。 c. 血管走行は造影剤を使用しないと観察できない。 d. サーファイス-コイルは信号強度を変化させない。 e. 造影剤を使用して信号強度を変化させることができる。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 70. 血管造影検査中、被検者が心停止を起こした。診療放射線技師としてとるべき行動で正しいのはどれか。 a. 医師の指示に対処できるように待機する。 b. エックス線装置の電源を切る。 c. 酸素吸入を行う。 d. 患者の家族に心停止を伝える。 e. エックス線管とI.I.の保持装置とをテーブルから移動する。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 放射線計測学、最初に戻る 問題 71. 電離箱線量計と最も関係の少ないのはどれか。 1. 電位計 2. 分解時間 3. ガードリング 4. イオン再結合損失 5. 電流計 問題 72. 開放型の電離箱による測定の際に、温度および気圧の補正を行う理由として適切なのはどれか。 1. 空気の質量エネルギー吸収係数が変化するため。 2. 空気の単位質量当たりの電離量が変化するため。 3. 電離箱内の空気の質量が変化するため。 4. 電離イオンの再結合損失が変化するため。 5. 電離箱内の電界強度が変化するため。 問題 73. 自由空気電離箱を用いて照射線量の絶対測定をするための必要条件はどれか。 a. 一次線は集電極に衝突しない構造であること。 b. 電子平衡となるように絞りと実効二次電子源体積との距離を十分とること。 c. 飽和電圧を印加すること。 d. 実効二次電子源体積は正確であること。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 74. 空中のある点における照射線量を測定したところ10 C/kgであった。この点の空気1gに放出されたエネルギーは何Jか。ただし、空気のW値は33.7eVとし、この点では電子平衡が成立しているものとする。 1. 0.00337 2. 0.0337 3. 0.337 4. 3.37 5. 33.7 問題 75. GM計数管の特性と関係の少ないのはどれか。 a. 不感時間 b. 分解時間 c. 回復時間 d. 減衰時間 e. 放電時間 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 76. GM計数管で試料を20分問測定し、1,600カウントを得た。自然放射線が10分間で200カウントのとき正味の計数率は何cpmか。 1. 60 ± 0.2 2. 60 ± 1.41 3. 60 ± 2.45 4. 60 ± 3.16 5. 60 ± 10 問題 77. GM計数管による測定で30,000cpmの実測値を得た。真の計数率は何cpsか。ただし、この計数管の分解時間を100μsとする。 1. 505 2. 510 3. 526 4. 556 5. 625 問題 78. シンチレータの特性で測定系の分解時間と関係があるのはどれか。 1. 原子番号 2. 密度 3. 蛍光の減衰特性 4. 潮解性 5. 発光スペクトルと光電子増倍管の感度特性との整合性 問題 79. シンチレーション検出器における光電子増倍管について正しいのはどれか。 a. 光電子を放出する光電陰極、二次電子増倍を行うダイノード及び電流のパルスを取り出す陽極からなる。 b. シンチレータ中の光の強度を増幅する。 c. 電流を光エネルギーに変換する。 d. 外部磁場の影響を受けない。 e. 安定した直流高圧電源を必要とする。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 80. 誤っている組合せはどれか。 1. 電離箱 --------------------- 放射能の強さを直流電圧で測定 2. NaIシンチレーション検出器 -- 放射線のエネルギースペクトルを測定 3. 熱ルミネセンス線量計 ------- 吸収線量を熱の発生量で測定 4. GM計数管 ------------------- 放射能の強さをパルス数で測定 5. 半導体検出器 --------------- 放射線のエネルギースペクトルを測定 問題 81. 液体シンチレーション検出器について誤っているのはどれか。 1. 低エネルギーβ線の測定に適している。 2. 検出器の窓や容器による吸収が少ない。 3. 溶媒にはキシレン、トルエンなどが用いられる。 4. 幾何学的効率が悪い。 5. 2本の光電子増倍管を用いた測定が行われる。 問題 82. リニアック治療室出入ロドアからの漏洩中性子線の測定に用いられるのはどれか。 1. 電離箱サーベイメータ 2. BF3ガス入り比例計数管サーベイメータ 3. ハロゲンガス入りGM計数管サーベイメータ 4. NaI(Tl)サーベイメータ 5. Si半導体サーベイメータ 問題 83. ある核種より放出されるγ線の鉛の半価層は1.25cmである。 このγ線の鉛の質量減弱係数(cm2/g)はいくらか。ただし、鉛の密度は11.3g/cm3、1n 2=0.693とする。 1. 0.0491 2. 0.0613 3. 0.0767 4. 0.554 5. 2.036 問題 84. 関連のない組合せはどれか。 1. 電離箱 -------------------------- 照射線量測定 2. 比例計数管 ---------------------- ガス増幅 3. 液体シンチレーション検出器 ------ クエンチング 4. GM計数管 ------------------------ エネルギースペクトル測定 5. 熱ルミネセンス線量計 ------------ アニーリング 問題 85. 正しい組合せはどれか。 1. 照射線量 ---------- dps 2. 放射能 ------------ eV 3. 線量当量 ---------- Bq 4. 光子エネルギー ---- Sv 5. 吸収線量 ---------- Gy 放射線管理学、最初に戻る問題 86. 正しいのはどれか。 a. フイルムバッジは線質依存性が少ない。 b. ホールボディカウンタは全身微弱放射能計測装置である。 c. ポケット線量計はクーロン斥力の原理を用いている。 d. TLDの蛍光素子にはLiF、CaSO4などが用いられる。 e. 電離箱式サーベイメータは表面汚染の測定に用いられる。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 87. 購入時111 MBqあった201T1は111 時問経過すると約何MBqになる か。 1. 10 2. 28 3. 40 4. 56 5. 80 問題 88. 診療放射線技師法について正しいのはどれか a. 試験は厚生大臣が行う。 b. 免許証は都道府県知事が交付する。 c. 免許を取り消された者は30日以内に免許証を返納しなければならない。 d. 免許証の再交付は受けられない。 e. 診療放射線技師とは医師又は歯科医師の指示の下に放射線を人体に照射することを業とする者をいう。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 89. 設置に当たってあらかじめ都道府県知事に届出を必要としないのはどれか。 1. 定格出力の管電圧が10キロボルト以下の診療用エックス線装置 2. 1メガ電子ボルト以上のエネルギーを有する診療用高エネルギー放射線発生装置 3. 3.7ギガベクレルを超える診療用放射線照射装置 4. 3.7ギガベクレル以下で3.7メガベクレルを超える診療用放射線照射器具 5. 3.7メガベクレルを超える放射性同位元素装備診療機器 問題 90. ( )に入る語句の組合せで正しいのはどれか。 病院又は診療所の敷地の境界における線量当量限度は1センチメートル線量当量が(イ)につき(ロ)μSv以下である。 イ ロ 1. 1週間 100 2. 1週間 300 3. 1月間 100 4. 1月間 300 5. 3月間 250 問題 91. 診療用放射線照射器具の安全管理に関して記帳しなければならないのはどれか。 a. 入手、使用又は廃棄の年月日 b. 放射性同位元素の種類 c. 使用した者の氏名、廃棄の方法及び場所 d. 放射性同位元素を納入した者の氏名 e. 使用した患者の疾患名 問題 92. 診療用放射性同位元素を貯蔵する施設について法規上規定されていないのはどれか。 1. 貯蔵施設の外側における1センチメートル線量当量が1mSv/週以下である。 2. 人が常時出入りする出入口は1箇所とする。 3. 洗浄設備を設ける。 4. 貯蔵室の主要構造部を耐火構造とする。 5. 貯蔵箱等は耐火性の構造とする。 問題 93. 主要構造部等を耐火構造または不燃材料を用いた構造にしなければならない施設はどれか。 a. 診療用高エネルギー放射線発生装置使用室 b. 診療用放射性同位元素使用室 c. 診療用放射線照射装置使用室 d. エックス線診療室放射線治療病室 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 94. 放射線診療従事者等の内部被曝の測定法はどれか。 a. 体外計測法 b. 体内計測法 c. スミア法 d. ラジオイムノアッセイ法 e. バイオアッセイ法 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 95. 診療用放射性同位元素の取り扱いについて誤っているのはどれか。 1. 管理区域に立ち入る際に専用の作業衣および履物を着用した。 2. 検査時に患者と放射線診療従事者との間に鉛入り防護ついたてを置いた。 3. 体外測定室で注射部位の下にビニールろ紙を敷いて静脈注射をした。 4. 処置室で放射性医薬品の標識と注射器への分注とを行った。 5. 放射性医薬品注射後のシリンジと注射針とを別々に分けて保管廃棄した。
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